|
主任が柳家喬太郎師匠である事と、次回が三遊亭白鳥師匠なので、eプラスからチケットを買っての参加でした。
今年、一番最初の「JAL名人会」でした。喬太郎人気で出足が早そうだったので、14時に会社を出て16時に到着。
二番目だったので、次回分の整理件も手に入り思惑通りだったのですが、入場が二番目だったから、
間違いなく狙っていた席に付けるものだと思ったら、私が席に着く前に、鞄が置かれている席がありました。
これまで、20回以上、この会には参加しているけど、席が主催者によって確保されているのは初めてでした。
JALの大株主なのか?政府関係者なのか?
女性二人連れでした。下手のテーブル付きのLA列を狙っていたんだけど、仕方なくRA列上手を取りました。
そんな人気者、柳家喬太郎師匠が登場する二月JAL名人会、こんな内容でした。
・弥次郎 … 一猿
・転失気 … 志の太郎
・二人癖 … 丈二
・錦の袈裟 … 金遊
お仲入り
・漫才 … ハマカーン
・死神 … 喬太郎
1.弥次郎/一猿
この会の前座さんは、「○○の弟子の××です。」と名乗りを上げません。禁止されているのか?
前座さんが今のように沢山居ると、前座四年目と言えども名前が覚えられません!!名乗れよ。
噺自身はちゃんとやれる前座さんです。機内放送で使わないので、「名乗るんじゃねぇ〜」と、
JALの技術の人に釘を刺されているのか?不思議です。以前は名乗っていたと思うんです。
権太楼一門の、現在はさん光になっている“おじさん”が前座していた頃は・・・
2.転失気/志の太郎
二つ目になり、カウントダウン寄席で二年、三年に一度聴く程度の志の太郎さん。普通にできる二つ目さんです。
この日も、寄席としての流れ、前座の後の二つ目の役目を十分理解していて、お寺の落語会の様子を面白く伝えて、
そこから和尚さん繋がりで『転失気』へと入り、十分笑いを取って、客席をいい感じに温めて下がりました。
3.二人癖/丈二
名前が“丈二”の前は、“小田原丈”だった、いつものマクラから入り、人間の癖のマクラを振って本編へ。
実に貴重です、2014年に『禁酒番屋』、2016年に『牛ほめ』を聴いていらいの10年で三回目でした。
ただ、この『二人癖』は、三人のキャラクターが丈二師匠らしい演出でしっかりでき上がっていました。
軽くて、丈二さんらしい一席でした。寄席の出番などではやっているんでしょうねぇ。
4.錦の袈裟/金遊
マクラで、「数字の5に拘る知人」の話をされました。五月五日の五時五分に生れたので、
自身のラッキーNo.は“5”だ!と、硬く決めている男性の話。これはそれなりに面白かったのですが!!
本編が実に笑いが少ないのです。奇を衒うようなくすぐりは一切入れませんが、素にやっても最っと面白いはずなのに…
これ、JALの機内に流すのかな?笑いを増して。そんな感じでした。
5.漫才/ハマカーン
Twitterにも書いたけど、二人の間が漫才としては少し変でした。たまに喰い気味な喋りになっていて、
喰われた方が、びっくりして喋りを止める感じになり、暫く間が取れるんだけど、また興奮すると喰い気味になる。
独りの科白は、それなりに面白いんだから、ネタとしては悪くないのですが、劇場やテレビ・ラジオでやってない感じ?
明らかに、サンドイッチマン、ナイツ、ロケット団、ホンキートンクとは違いました。
6.死神/喬太郎
以前はよく聴いていた喬太郎師匠の『死神』。過去十年に6回聴いていました。しかも2009〜12年に。
2009
・横浜にぎわい座
・練馬文化センター
2010
・恵比寿ガーデンルーム
・成城ホール
2012
・銀座ブロッサム
・社ホールはしもと
2011年は東日本大震災があったから『死神』自身を聴いていなくて、年に3〜4回聴く『死神』の二回が喬太郎さん。
この日の死神も、基本的には、この頃に聞いた『死神』と同じです。甘井羊羹、稚内終点などの医師の名前が登場します。
そして、この日の呪文は、「アジャラカモクレン、JALカード、マイルが貯まります。パン!パン!」でした。
あと、細かいところで変わっていたのは、以前は死神の容姿を、細かく描写していたのが無くて80、90になろうかという老人。
そう表現するだけで、サラッと過ぎてしまいました。また、蝋燭が沢山ある部屋に連れて行かれた時に、
主人公が、別れた息子と女房の蝋燭にコメントする前に、必ず、その時に、他界した有名人を蝋燭に喩えて弄っていましたが、
これも尺の関係か?長年、ここで弄っていた歌丸師匠が死んでしまったからか?無くなっておりました。
尚、サゲは実にオーソドックスに六代目圓生と同じパターンで、火が死神に貰った蝋燭に移らないパターンのサゲでした。
まぁ、オーソドックスと申しましたが、近年はサゲを新しく考えるのが『死神』になっていて。。。
圓生のサゲを継承している方が珍しいと感じるかもしれません。
そうそう、今思い出しましたが、必ず、死神が主人公に言う「医者に成れ!儲かるぞ、医者は。」の後に、
喬太郎師匠は、主人公が「この会場に、医者が居たら気分を悪くするよ!」と返します。そして、更に続けて死神が、
「仕方がないだろう、本当の事なんだから…」とも、続けて云う。
次回は、三月二十六日(火)です。主任は三遊亭白鳥師匠、おそらく、自作の『初めてのフライト』をやると思います。
主人公をちゃんと小沢一郎でやってくれるか?また、それをまんまJALが機内に放送できるか?楽しみです。
昔、JAL名人会で、談志師匠が石原新太郎を『権兵衛狸』の中で、弄ったんですよね。しかも、石原さんが運輸大臣の時代に。
ちょうど、動脈瘤で裕次郎が倒れて、自衛隊が出動して、慶応病院まで緊急搬送して、石原さんが野党から公私混同!!
と、攻撃されて、それに石原さんが、「警察(西部警察放送中)を自衛隊が助けるのは当然だ!」と答弁し、問題になった時。
談志師匠が、狸の毛を刈る場面で、「このタヌ公、こうしてやる慎太郎カットだ!」
「自衛隊が警察を助けて何が悪い!とか言うが、西部警察は警察じゃねぇ〜」とか言いながら狸の毛を刈ったらしい。
すると、この『権兵衛狸』を運輸大臣をdisったまんまノーカットで飛行機では放送したそうなんですよ。
すると、飛行機に乗った石原運輸大臣が、これを聞いて激怒!監督省庁の大臣がdisられている落語をタレ流すとは!何事だ!と、即刻、放送を中止しろ!と、クレームになる。
勿論、JALは泣く泣く?放送を差し替えて、放送を中止します。しかし、この一部始終を談志師匠に、ご注進!と、チンコロする奴が居て、今度は談志師匠がJALに抗議したんだそうです。
JALは、大臣に言われたら、表現の自由を曲げてしまうのか!!絶対に俺は認めない、JALに強く抗議する!説明責任を果たせ!と、やられたそうです。
以来、暫く、立川流はJAL名人会には、呼ばれなかったと、談春師匠が、JAL名人会のマクラで言っていました。
さて、白鳥師匠が、談志師匠に負けないくらいに、小沢一郎をどのくらい弄るか?今から楽しみです。
|
全体表示
[ リスト ]





こんばんはぁぁ〜
明日うちのばぁ〜ちゃんが落語を聞きになんとかホールへ行くんですよ。
車で一人で行くとかで、昨日ナビ使って前もって1回そのホールへ予行走行してましたねぇ。
2019/2/22(金) 午後 7:34 [ 小美(チビ)ちゃん ]
ちょっと緊急で話題が違ってすいません。
1925年生まれの松之助さんが今日亡くなったようです。同い年だった笑三さんが去年亡くなって、三平さんや三島由紀夫と同い年の噺家は、米朝さんも数年前に亡くなっちゃったから、米丸さんだけになりました。今年94歳。
五代目の沼津の正蔵は、百歳正蔵と云われ、数え年で百歳まで存命だったのですが、亡くなる十年以上前に東京からやってきた、弟子でもない柳派の噺家に正蔵名跡を現金で譲渡したので、初代 可楽十哲の一人だった初代 正蔵名跡は五代目で途絶えて、林家本家は大阪に移りました。
今の東京の林家一門は、まったく根拠のないインチキなんです。それを理解していたのは八代目 正蔵だけでした。だからこそ照蔵が真打になる時に、林家の屋号ではなくて柳橋に頼んで名跡を借りて春風亭柳朝を名乗らせたんです。
2019/2/22(金) 午後 11:15
*長くなってすいません。。
残念ながらそんな事をとやかく云うのは藪さんくらいしかいなくなっちゃった。桂米丸さんの桂の屋号にしても、本来は大阪の屋号ですが、止め名の文治名跡を東京でも名乗るようになって、現在文治名跡の11代目を東京で名乗っている以上、大阪にいっぱいある桂の屋号の本家は東京にあるんですねぇ(^ω^)
2019/2/22(金) 午後 11:16
> 小美(チビ)ちゃんさん
まるで、志の輔師匠の弟子みたいですね。志の輔師匠のお弟子さんは、ホール迄の都内の道を、弟子がチンタラ運転すると、
物凄く不機嫌になるから、道順の下調べを原付バイクで、前日夜に下調べして地図を作ります。
特に、師匠が「この辺に、ラーメン屋無かったか?」と、突然言い出すから、道中のラーメン屋、寿司屋、焼肉屋を必ずチェックします。
また、車がマンホールの上を通るのを、極端に嫌う志の輔師匠の為に、マンホールの位置は必ずチェックするし、
万一、渋滞した場合の抜け道を、最悪、一方通行を逆走しても、渋滞を回避できる抜け道をマップに描き込んでおきます。
そんな、事前チェックの鬼だった総領弟子・晴の輔師匠は、志の輔さんから、お前は咄家クビになっても、運転手で十分食っていけると言われたという、伝説を持っています。
2019/2/23(土) 午前 0:02 [ Mars_jj_boy ]
> 藪井竹庵さん
六代目の兄弟弟子だった、明石家さんまの師匠である松之助師匠、ご冥福をお祈りします。
「次は、CMです。」のADさんのフリップを見て、「次は、センチメートルって何んですか?」と言ったという伝説で有名です。
さて、稲荷町系の林家一門。確かに、林家でやっているのは、木久扇になった木久蔵師匠の一門と、正雀師匠の一門だけですね。
沼津の正蔵には全く縁のない、現在の林家一門なんだから、三遊亭に移籍した俺の弟子が三遊亭の中で、林家名乗ってもいいじゃないか!と、やったら物議を醸しました。
2019/2/23(土) 午前 0:17 [ Mars_jj_boy ]
> 藪井竹庵さん
春風亭も、芸協の柳橋一門が本流なのに、小朝師匠が売れてからだと思いますが、稲荷町一門の春風亭の方が本流と思っている落語ファンも少なくありません。
名跡って、調べてみると不思議です。桂で言うと、文治と三木助が捻れておりますなぁ。もう、西には戻せないでしょう。
講釈は、ようやく松之丞さんが百年ぶりに、ブームを起こして、観に行くファンが増えましたが、大名跡が今は講釈師じゃない人達に握られていて、復活し難い土壌のまんまですよね。
貞丈、芦州、芦山、伯山、伯龍といった名跡は、今後、どうなるんだろう?
2019/2/23(土) 午前 0:29 [ Mars_jj_boy ]
噺家の高座名と云うのは、かつては徒弟制度だった噺家社会では、師匠から承認を受けていると云う、血統書のようなものだったと思います。
かつては三遊本家だった六代目 圓生に入門を許可されたら、その弟子は三遊亭の亭号と師匠名の圓生の「圓」か「生」の字を入れた高座名をもらうのが普通でした。
残念ながら現代の落語界ではそう云うものが失われてしまって、高座名を聞いても誰の弟子でどう云う一門なのかが判らない人がいます。
確かに噺家の数が増えると高座名を付けるのに苦労しますが、お相撲さんや競馬馬だって、ちゃんとしたものはそのルーツが判る名前になってるんですけどね。
2019/2/23(土) 午前 9:37
> 藪井竹庵さん
歌舞伎ですら、福助のように、東西に存在してしまうんですから、落語や講談は当然なのかもしれません。
関西の講談会は、江戸から流れた「旭堂」だけになり、暫くの間、旭堂南陵先生ひとりだけの時代を経て、
なんの因果か南陵の名跡問題で、20数にしか居ないのに、3つに分かれています。山口組より、ワシらが先に3つに割れたと、自慢してたりします。
そんな時代です。
2019/2/23(土) 午前 10:11 [ Mars_jj_boy ]
初めまして。私も久しぶりにこの会に行っておりました。ブログ記事にも書かれておられましたが、仲入りの錦の袈裟がつまらなくて、仲入りで帰りたくなりました。実際に隣の席の方は帰られていました。丈二師の珍しい古典と喬太郎師の死神が聴けたのでまぁ、よしとするかなというなが感想です。
2019/2/26(火) 午前 8:08 [ pat*ri*o_8 ]
> pat*ri*o_8さん
漫才目当てのお客さんが、多い回、ナイツ・サンドウィッチマンが出る回は、膝が終わると、トリを見ずに10人以上帰ってしまう事が有りますね。
2019/2/26(火) 午後 0:18 [ Mars_jj_boy ]