久しぶりに練馬で開催されている昔昔亭桃太郎師匠がプロデュースする、この会に来た。
調べてみたら昨年の7月以来だった。この練馬の小ホールは好きなホールなのだが、
いかんせん遠い!往復四時間掛かるので、平日は本当に辛い。
それでも、毎回トークショーを聞きたさに来てしまう会、さて今回は、こんな内容です。
1.英会話家族/吉好
柳好さんのお弟子さんで、聴いたのは二回目。
若いのか?年なのか?師匠に似て、年齢不詳です。
通る声で、滑舌も良く、教育学部卒業で、先生を目指した片鱗を感じます。
基本はできているので、前座を卒業したら、注目してみます。
2.死神/桃太郎
マクラで亡くなった師匠の話や、伸治の文治、春日三球・照代師匠など、
死んだ先輩たちの思い出を語るので、?、と思ったら、演目が『死神』でした。
桃太郎師匠も、やるとは聞いていましたが、桃太郎版『死神』を聴くのは初めて。
聴き取り難い、桃太郎節なので、全般的にゆっくり語ってくれますが、
それでも、ところどころ早口が出ます。何を言っているのか分かりません。
ただ、『死神』は、セリフを全部知っているので、察しは付きます。
サゲにゴルゴ13が登場するのは、桃太郎師匠らしいと思いました。
3.締め込み/三三
最近定番のマクラになっている、昔、談志・小三治・歌丸の三人で九州巡業していた話をフリました。
この三人巡業は、談志師匠が落語協会を抜けて、五代目の圓楽さんに代わり、
圓楽師匠が具合悪くなった後は、歌丸・小三治+ゲストで巡業するように成った。
そのゲストも、だいたい大御所は呼び尽くしたので、今年は三三くんだったのです。
それで、巡業初日、長崎の楽屋で、小三治師匠がいきなり、歌丸師匠に対して、
「歌丸師匠、我々二人はそれぞれ協会の会長公務で疲れているから、
このツアーは、若い三三に花を持たせてトリを取って貰いましょう」と提案。
歌丸師匠も、軽く「いいですねぇー」と受け入れるもんだから、1週間ずーーーとトリだったそうです。
露骨に、九州のファンが童謡する落語会だったそうです。
一方、久しぶりに聴いた三三くんの『締め込み』、三年ぶりでした。
女房のお福さんのオトボケぶりが以前より際立っていて笑いがアップしました。
市馬師匠の『締め込み』との違いが出た感じがしましたね。
以前は、よく似ていたのに、三三らしさが強調されて良かったです。
4.幾代餅/白酒
一昨年の根多卸しから彼の『幾代餅』は、四回聴いています。今年は最初。
安定感が出て、突き米屋の夫婦が、職人夫婦らしいのは当たり前ですけど、
特に、奥さんの演じ方がいいですね、彼らしい滑稽な女性で。
あと、お得意のクスグリに、久蔵が恋患いに掛かった場面で、
「もう塩だか砂糖だか、もうマナだかカナだか、区別が付かない状態なんです!」
というのがありますが、そこに「もう、バカボンだか桃太郎だか、区別が付かない状態なんです!」
これをやりました。受けました!ドッカンと。
一方、マクラでは、練馬に一番近い東京の大都市・池袋の話でした。
東口は、あんなに洗練されているのに、西口、北口は、なぜかんなにも…
東武デパートを、これでもか!と貶すのですが、“こじゃれたコンビニ”は笑いました。
勿論、池袋演芸場の話にもなり、新しいけど、何処にあるか分からない!!
西口交番のお巡りさんですら、10人に1・2人しか所在をしらない!と毒突きました。
5.トークショー/桃太郎・白酒・三三
既に、桃太郎師匠と三三くんは私服、白酒くんだけ着物姿でした。
そして、桃太郎師匠が、いきなり、このトークショーは、1回止めた事があると話始めます。
確か、権太楼&喬太郎&桃太郎の回に、権太楼師匠が急病で休演、
代演が喜多八師匠で、当日代演だったこともあり、トークが中止に。
その次からも、トークはもう止めていいか?と思っていたら、アンケートに、
止めないで下さい!! と、いう意見が多かったので、復活したんだそうです。
そんなトークから、小三治師匠は、本当に具合悪いのか?
あれは、ポーズに違いないと言い出す桃太郎師匠。
だいたい、25年くらい前から言っている「調子が悪い!調子が悪い!」と。
その割りに、バイクに乗ってツーリングには行くし、スキーはする。
海外旅行も必ず毎年行くし、半端ないお土産を買って帰って来る。
三三の弁によると、リュウマチで箸も持てないと言いながら、
ベトナムから40kgもの塩を買って来て、成田の手荷物受け取り所では、
元気に40kgの塩の入ったバックを手に提げて歩いてきたそうです。
そんな話をあんまりするもんだから、三三くんはマイクをOFFに。
そこから、協会の事務長は、協会の会費を横領している!!って話へ。
落語協会だろうと、芸術協会だろうと、必ず、事務員は家を建てて、
愛人を囲って、その女にマンションを買ってやっていると言うのです。
会長、副会長に負けない贅沢をしているというのです。
流石に、実名は出しませんでしたけどね。
更に、一之輔21人抜き抜擢の共同記者会見で、
朝日の記者が、歌丸会長に「芸協さんは抜擢真打は出さないんですか?」
と、訊いたもんだから、歌丸会長の顔色が変わって、ムッとした表情で、
「落語協会は落語協会、芸術協会は芸術協会ですから!!」と声を荒げたそうです。
その場の空気が凍りついたので、桃太郎師匠が代わりに、
なぜ、抜擢はダメかを説明したそうです。
また、言ってましたね、36人抜きなんてしたから、小朝は周囲に嫌われて、
それで、寄席にも出なくなったし、会長なんて夢のまた夢になったと。
ここから、三三くんも白酒くんも、お茶子さんを女房にしているので、
寄席のお茶子さんの話になり、末廣亭に桃太郎師匠お気に入りのお茶子さんが居て、
その子は、東京農業大出身で、目が可愛いんだよぉーとデレデレ。
しかし、数年前に、その子が鬼丸くんと結婚して凄くショックだったと言っておりました。
そして、最後は、弟子は師匠に似るという話から、
柳昇師匠は、70代後半になっても若い女性の尻を追いかけていた!という話に。
なんでも、昇太師匠のファンが昇太師匠の周囲に集まってくるけど、
昇太師匠が、あんなに“ヨタロウー”で人気であっても、
ファンの女性には一切興味を示さないし、冷たくあしらうので、
その傷心の女の子に優しくしては、柳昇ギャルズに加えていたそうです。
桃太郎師匠の弁によると、柳昇ギャルズとかいうけど、
あれは全員、昇太に振られた女の子を師匠柳昇が側女にしたんだとか。
最後に、権太楼師匠の文部大臣賞受賞に触れて、
さん喬さんは抜かれて、さぞ恨んでいるだろうねぇー
仲良さそうだけど、内心は分からないぞー
文部省も空気読めよ、順番が逆だろう!などと毒を吐いて鼎談は終了しました。