Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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今年はご無沙汰してしまった湯島天神の「ぎやまん寄席」。昨年12月以来でした。
MAXでも200席。通常120席程度で全て椅子席。(200席近いと座布団席出現!!)
そんな空間で、喬太郎・三三・白酒・一之輔が観られる貴重な会だと思います。
さて、今回は兼好師匠のひとり会、っと言いながらも弟子を含む前座二人が登場!!
兼好師匠は、もっと聴きたいけど、横浜にぎわい座の会が他と重なり取れてません。
つい最近「兼好∞」も開催されたが、これも用事があり行けずでした。
そんな五月GW中に「大日本橋亭落語祭」で聴いて以来の今年三回目、こんな内容でした。
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1.手紙無筆/門朗
高座に上がる寸前、兼好師匠に呼びとめられて、「門朗くん、凄く元気が出る塗り薬があるのよ、試してみる?」
と、言われたそうで、「ハイ、お願いします。」と答えたら、首筋にその薬を塗り付けられた。
数秒後…首筋に火が付いたようにヒリヒリして、落語に集中できません!!と言いながら高座で首筋を摩すりました。
そんなマクラを振って、無筆の小咄から『手紙無筆』へ。実にオーソドックス。もう少し元気が欲しいです。


2.千両みかん/兼好
マクラでは、この公演があった8/9に、都内某所で「桂雀々芸能生活40周年記念パーティー」が開催された。
発起人が明石家さんまさんと桑田圭祐氏。兼好さんは、人生で殆ど憧れの人を持たない人だったが、
唯一の例外と言っていい存在が、この桑田圭祐さんらしい。兼好さんが唯一憧れの人。
パーティーに出ていれば、間違いなく生で桑田さんに逢えたのに… と、悔やんでおられました。
話題は、桑田さんとサザンの印税が凄い!!て方に展開し、兼好さんもCDの印税が振り込まれるが…

月とスッポン

片や何百億と稼いでいるのに対し、自分は情けない事に、千円越えて初めて振り込まれるシステムだとか?
以前、毎月振込契約でやっていたら、拾五円振り込むと手数料の方が高い!!とレコード会社に叱られて、
それ以来振込は、累積金額が千円を超えた場合になったらしい。十年くらい振り込まれないでしょうね。

更に金持ちは、意外と無駄使いしないって話へ。桑田夫人の原坊が国立の雀々独演会で、
師匠の手拭を買おうとした時、十色近い同じデザインの手拭に、物凄く時間を掛けて選んでいた。
販売している店員が心の中で『金持ちなんだから、千円で悩むな!大人買いしろ!』と念じるくらいに。
また、博多天神落語祭での事。夥しい数の色紙に皆さんサインをするので、途中で筆ペンが書けなくなる事もある。
そこで、気配りの人六代圓楽師匠は、コンビニに自ら筆ペンを買いに… 流石に師匠独りではと兼好さんが後を追う。
そして、コンビニの文房具売場で、筆ペン発見!!

250円

「高っけ!兼好、楽屋の切れたら前座を買いに走らそう」と、言って買わずに戻ったそうです。
欲しいモノは高いものでも平気で買うのに、日ごろは結構渋チンの金持ちである。
そんなマクラから、『千両みかん』へ。2013年に、宝幢院と山野楽器でほぼ一月に二回聴いて以来。
実に4年ぶりの兼好さんの『千両みかん』でした。二十分ちょっとで実にコンパクトな『千両みかん』
最後に若旦那がみかんを食べる仕草が実に面白くて、兼好さんらしい拘りを感じる『千両みかん』です。


3.運廻し/けん玉
けん玉さん、本当は出る予定ではなかったらしいけど、急遽高座へ。益々、師匠に似て来ました。
勿論、元気になる薬、塗られての高座です。


4.井戸の茶碗/兼好
意外にも兼好さんではお初の『井戸の茶碗』。マクラはこの根多に絡めて“正直”についてでした。
ちょうど改造されたばかりの安倍新内閣の北海道・沖縄開発庁長官に成った大臣をいじりました。
人としては正直で良いが、大臣・政治家としては、あんなに正直者は失格だと言って笑いに。
そこから屑や・正直清兵衛さんの正直ぶりを紹介して、本編の『井戸の茶碗』へ。

もっと清兵衛さん中心に演じるかと思ったけど、千代田、高木と清兵衛さんの存在感が均等に演じられました。
侍が極端に上からではなく、清兵衛さんの苦労にもそれなに気を使って展開されます。
勿論前半は、切れて最後は刀を抜いて清兵衛さんを困らせるんですけどね。


「ぎやまん寄席」、既に二月までスケジュールが出てチケットは先行発売されております。

柳家三三師匠が、三遊亭白鳥作「流れの豚次傳」を演じる会も、4回目を迎えました。
ここで、客席に異変が… この公演は月1回の10回連続公演。公演座席の約半数を、
前半五回、後半5回の通し券として販売し完売しています。(抽選するらいの応募あり)
更に、2ヶ月前売出の残りの座席も毎回完売しているのに、パラパラと空席が目に付くのです。

つまり、「流れの豚次傳」を3回聴いてみたけど… もっと魅力的に感じる会があるからと、
こちらには来ず、他の会をチョイスした三三ファンの皆さんが現れたのでは?と思います。
私は、白鳥師匠の根多卸しの会で、「流れの豚次傳」を全話聴いているし、
白鳥師匠以外の真打の皆さんが演じる「流れの豚次傳」も比較的多く聴いております。
そんな「流れの豚次傳」。この一番の山場が、第三話「流山の決闘」第四話「雨のベルダイユ」
そして、第五話「天王寺代官斬り」の三話だと思うのに…
あるお方も仰っておりました。「ナンセンスの極み=白鳥ギャグを活き活きと演じる三三師匠」
この面白さを理解できない三三ファンは、私も真の三三ファンではないと感じてしまいます。

そんな三三づくし、今回は、このような内容でした。
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1.幇間腹/緑君
偶然、緑君さんを二日連続で聴きました。しかも、幇間根多の連続。マクラは全く同じ。
幇間はお壇には逆らえない!!という定番のマクラだったので、また『鰻の幇間』?と思ったのだが…
この日は、『幇間腹』でした。この日も幇間・一八は、普通モードから幇間モードにスイッチが入ります。
茶屋の女将の前では普通の一八ですが、一度、若旦那の面前に出ると、幇間スイッチがONになります。
このON/OFF加減を、いい感じのやり過ぎない感じで演じる緑君さんでした。


2.ろくろっ首/三三
最近よく掴みのマクラで使っている引退した加藤一二三九段の「一二三」。これが有名に成ったおかげで、
「三三」を「一二三」と地方だと読み間違うと言うのだが、寄席文字じゃありえないと思ったが…



明朝体の普通のロゴだとありえるかも?と思っている今日このごろです。
緑君さんが藤井聡太四段に似ている話題を自己紹介でした後だったので、この説明凄く笑いに成りました。


さて、本編の『ろくろっ首』。何度も聴いている、比較的三三師匠、お気に入りの根多です。
主人公は、与太郎ではなく松公:バカ松の松公が主人公で演じます。

「御嫁さんが欲しい!!」と叔父さんに告白する松公。兄夫婦を見て“家族持ちの幸せ”に気付き、
これに物凄く憧れる松公が実に、いじらしく可愛い。三三ワールド全開です。
この松公を御す叔父さんの姿が、実にクールと言うか強烈に上からなのが落語として面白い。

そして、ろくろっ首になる女房=良家のお嬢様との初夜。ここで伸びる首を目で追う松公。
一瞬、楽しそうな顔をしてから「伸びたぁ〜!!」と叫んで逃げ出すのが小三治流ですね。
ただ、毎回思うのは、婿養子を放棄して逃げ帰った松公に叔父さんが寛大なのです。
他の演者は、もっと叔父さんが困り果てる様子を見せるのだが、意外に三三師匠のはアッサリです。


3.雨のベルサイユ/三三
マクラでは、宝塚について触れます。この第四話は「ベルサイユの薔薇」がテーマでもあり、
白鳥師匠が神田伯山(広沢虎造)風の「次郎長傳」一色では、女性ファン受けしない!!
そんな発想から白鳥師匠なりに、宝塚リサーチした結果、この噺が生まれております。
そんな白鳥流の宝塚像と、三三師匠が兄弟子であり大の宝塚ファンだった喜多八師匠。
昨年亡くなったこの師匠と宝塚の話も、この宝塚を説明するマクラでは紹介されました。

喜多八師匠と宝塚

二つ目に成ってまもない三三師匠。いきなり電話で喜多八師匠から呼び出されます。
「三三、明日昼空いてるか?」、「ハイ、大丈夫です。」「なら、12時ときわ台駅に来い!!」「分かりました!!」
そう東武東上線です。着物をバックに詰めて、10分前にときわ台駅で待っていると、喜多八師匠手ぶらで登場。


「?????」
「付いて来い」


そう言った喜多八さんは、てくてく歩き何処かへ向かう。訳が分からず同行する三三さん。
『落語会の助っ人じゃないの?』不安な気持ちが芽生えつつ、10分程度歩いて普通の民家に到着。

「どうも、○○さん。今日はお世話になります」
『凄い!喜多八兄さん。自宅に呼ばれて御座敷高座!!』と三三師匠が思っていると…
明らかに、リビングルームに通されて、「お前も適当な席に座れ!!」と喜多八師匠に言われる。
バックを置いて着席すると、「おひとつ」と、その家のご主人、推定年齢70歳にビールを薦められる。


乾杯!!


ビールを飲み始めると、ご主人がやわらリモコンを操作。大画面のテレビに宝塚のDVDが上映される。
食い入るように画面に集中し始める二人。『何んなの?』と、未だに理解できていない三三師匠。
それでも、二人は映像に集中!!三三さん、独り置いてきぼりにされて二時間が経過する。

「長居しても、○○さんにご迷惑だから行くぞ、三三」
喜多八師匠の一言で、この民家から撤収。来た道をときわ台に向かって戻る二人。
キャリーバックを押しながら、『何だ、コレ???』と悩む三三師匠。
駅に付くと、「今日は御苦労さん、またネ」と言って駐輪場の方に姿を消す喜多八師匠。
『嘘だろう、ご苦労さんって、何もしてねぇーし、意味不明!!』そう思いながら帰る三三師匠。

喜多八師匠らしいと言うか、「三三、宝塚のビデオ鑑賞会をするんだが来るか?」と誘うのが普通なのに、
この部分がまずカット。いきなり「暇か?ときわ台に来い」で初めてしまっている。
更に、行きの道すがら説明すればいいのに、それも無し。更に更に放映中!!
ここで説明したらいいのに、喜多八師匠も友人推定70歳もビデオに夢中で無言になる!!
それどころか、上映中に三三師匠が「あのー」っと問い掛けると、「観てる最中だろう、黙れ!」と静止される。
これがトラウマに成ったわけではないが、三三師匠自身、宝塚には全く興味がないらしい。

一方、白鳥流の宝塚分析を語る三三師匠。それは、宝塚はトップスターが定年で引退するシステムで新陳代謝している。
これは落語会にも取り入れて欲しいと言うもの。金馬、川柳、馬風、小三治、なんだったらさん喬・権太楼くらいが、
全員羽を背中に付けて、鈴本のエスカレーターでフィナーレのショーをやる。BGMは川柳師匠の軍歌。
これは、白鳥師匠もよく言ってました。
そんなマクラから、あらすじを。特にこの第四話と関連深い第二話「上野掛取動物園」を中心に前振りする三三師匠。

細かい白鳥ギャグを活き活きと演じる三三師匠。先の「流山の決闘」でもそれを感じましたが、
今回は更に活き活き度アップしていて、特に豚だから→ミミガー→「マルべル堂のブロマイド」への展開。
ミミガーから「ミミファン」へと移行して、日吉ミミ、ミミ萩原、そして柳家ミミと三段落ちへと持って行く、
白鳥師匠らしいくすぐりを、三三師匠が楽しそうに演じる姿が、このシリーズの一番の魅力。
白鳥的な駄洒落。例えば、マリー・アントワネットが飼っていた猫、その血を引く末裔。
この猫の名前が“マリー”。だから、「マリー、あんたはねっこ」

また、壮大な仕込みと言うか、圓朝にも負けないくらいの絡み合う因縁!!
白鳥師匠を「確かにこの人は圓朝直系!!」と、思ってしまう一面でもあるのですが、
この第四話のサゲに向かう仕込みが、第二話の上野掛取で巧妙に行われているんですよね。
アライグマのオスカルが、プロレス好き。よって格闘技に精通していてベルサイユ動物園では、
悪役猫のマリーの用心棒になっている。しかも、好きなレスラーが“アンドレ・ザ・ジャイアント”
このアンドレと言う名で、密かに恋心を燃やす豚次を呼んでいた。だから、
ラストシーンで、オスカルが瀕死の状態で豚次に向かって「アンドレ!君を愛しているよ」と叫ぶ。
更に、瀕死のオスカルを、豚次は、お腹のぜい肉脂肪で止血するのだが、この行為を観た動物たちが、
口々に言った「Lサイズの腹!!」。 その後この話は「エルはら」と呼ばれ後世に語り継がれたのだった。
「ベルサイユの薔薇」に「Lサイズの腹」を掛けて下げる辺りは、実に白鳥師匠らしいと思います。

ただ、豚、動物に詳しい人はご存知だと思いますが、豚は決して贅肉の多い動物ではありません。
体脂肪率も低く、豚=でぶのイメージが生んだ嘘のようです。そこまでは調べないのも白鳥師匠の魅力ですけどね。

さて、次回、三三ずくしは9/5です。豚次傳は第五話「天王寺代官斬り」です。
この噺は、今後の後半五話で、豚次が追われる立場になる発端の物語であり、
象の政五郎兄貴の兄弟分が、豚次と深く深く関わって、物語の新展開のキーマンになります。

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