|
「完売御礼!」の会でした。いつも来ている春日部の御老人様が居るに違いないと、18時に開場するのに、14時少し前に到着。
お目当前に「小はぜ、緑太、市童」三人会を、M'sの加藤さん仕切りでやっておりました。後から聞いてビックリしたのが、この三人会始まって以来の大入りだったらしい。 で、御老人様、今回は休みか?と、不安に思ったら、その前の三人会を観てらっしゃったのだ。俺より先に来ていたのか?!そして、三人会がハネて、15時半過ぎた時点でパラパラ並び出すお客様。 常連さんは、殆ど17時前に全員集合。甚語楼師匠が『三枚起請』、そして白酒師匠は『おかめ団子』が根多出しされていた、今回!こんな内容でした。 ・初天神…ひしもち ・氏子中…白酒 ・三枚起請…甚語楼 お仲入り ・浮世根問…甚語楼 ・おかめ団子…白酒 1.初天神/ひしもち 団子→凧のパターンでしたが、何だろう?独特の間なんです。ひしもちさんだけの間合い。そして、金坊が子供っぽくありません。 凄く不自然なんだけど、不思議とひしもちさんのフラには、合っていて、笑いにはならないが、聴いていられる。面白い!! 2.氏子中/白酒 マクラは、現在、寄席に平日昼でもお客さんが溢れていると言う話題から。白酒師匠は、入門当初、寄席の暗黒時代を知っていると言う。 あの鈴本ですら、客二人と言うのを二回経験したらしい。二人居る客が、他人同士で牽制し合い!俺がトイレに行く間に帰るなよ!!みたいなオーラを出し合っていた。 それが今では、ホール落語まで平日昼に開催されていると、「朝日いつかは名人会」の例を紹介し、年金生活者も来場しているが、半数は働き盛りの40代なので、社会に対して不安に成る。 もしかしたら、不景気なんじゃないか?と、思うと言う白酒師匠。そんな事をいいつつ、落語協会も今の人気・盛況にあぐらをかかず、次の一手を考えないと!!と言う白酒師匠。 そんな、落語協会に比べて相撲協会は凄い!と、皮肉の毒を吐く白酒師匠。即日完売!満員御礼の中、稀勢の里がせっかく横綱になりながら不調・休場が続くと、あんな話題を仕掛けて話題を掻っ攫う!!お見事、アッパレ。 それにしても、あんな丈夫なビール瓶、どのメーカーが作っているのか?銘柄が知りたい、と言う。川柳情報だとアサヒじゃないか?で、ドカン!と、受けました。 あんな瓶、神戸製鋼や、日産自動車みたいな杜撰な管理、杜撰な検査していたら、横綱が殴ったら、粉々に割れて頭が骨折、陥没なんてありえない!!と毒付きました。 そこから、話題は落語協会は、公益法人だった時代。国の予算で地方に寄席芸能を広めて廻る、地方興行が20日単位で行われた。現在は寄席の顔付けの影響も考慮して10日間興行らしい。 そんな長旅の興行に、白酒師匠も若い頃は参加したが、必ず、20日も行動を共にすると、芸人同士は仲が悪くなると言う。5日もすると、口をきかなくなり、10日で目も合わせない。 この後、落語協会「色物さん事情」と「川柳師匠の話題」がディープに語られましたが、この場には不適切なんで、このくらいにします。 旅巡業の話題を挟んで『氏子中』本編へ。白酒師匠のマイブーム根多みたいで、周囲のお客さんは二度目だわぁ、と言っていました。白酒師匠は、自分がシックリ来るまで掛け続けますからね。 私は『幾代餅』『笠碁』『茗荷宿』、そして『喧嘩長屋』を、半年たらずに、4回、5回と連続で聴きました。 『氏子中』、別名『大神宮の女郎買い』は、所謂、艶噺です。初代遊三で有名で、志ん生は馬生時代に演じた音源が残っています。詳しくは、藪さんの記事を読んで下さい。 ◇藪さんの記事 https://blogs.yahoo.co.jp/yacup/53355270.html?__ysp=5rCP5a2Q5LitIOiQveiqng%3D%3D さて、白酒師匠の『氏子中』。与太郎さんが、白酒師匠が作るキャラクターらしく単なる粗忽者や愚者ではありません。「いくらおれのが長くても、越後からは届かない!」が気に入りました。 あと、女将さんの誤魔化し攻撃、特に産み月の計算で、与太郎の頭が知恵熱で、爆発寸前になる演出も笑いました。「頭がぁ、」と言って、ワぁー!ワぁー!と叫ぶ与太郎さん。 3.三枚起請/甚語楼 マクラの冒頭、「仕事なら、思い通りにいかなくても心を切り替えて、次に頑張ればと諦められますが、趣味の釣りの事になると、どーも諦められません。」と言う甚語楼師匠。 今年は、台風や爆弾低気圧の影響で、伊豆沖など、予定していた関東近郊での釣りが3回も中止になったと言う甚語楼師匠。それに加えて、恒例の五島の落語会&釣りツアーでも… 甚語楼師匠は、五島の落語会の時は、民宿やホテルではなく、主催者の実家・主催者の母親が一人でくらしていて、沢山空き部屋があるからと、その一つに一週間間借りして滞在する。 初日、二日が落語会で、三日目から六日目の四日間が釣り三昧となる。二日目の落語会が終わり、明日から釣りだ!と早目に床に着いた甚語楼師匠。 すると、夜中四時前くらいに家の電話の音がする。主催者の母親は、この電話を取る気配がない。呼び出し音も止まったので甚語楼師匠は再び眠ると、更に五時頃、また電話が鳴動。今度は母親が出る。 暫くは布団に居た甚語楼師匠だったが、起きて母親に「こんな朝早くから何ですか?」と尋ねると、本家の長老御年96歳が亡くなった知らせだと言う。 結局、母親は慌ただしく支度して、本家の通夜の手伝いに行ってしまった。さて、ココで甚語楼師匠は考えた、このまんま釣りに行くベキか?思案の末に出した答えは、お留守番。 予想通り、母親を訪ねて親戚、知人が30分に一人くらいの割りでやって来る。「本家に行きましたよ」くらいの応対だが、薄情にも釣りしてやがったと思われるよりはマシだ! なんとも、甚語楼師匠らしいエピソードだ。間違いなく、白鳥師匠や天どん師匠なら釣りに行っているだろう。そんなマクラから、『三枚起請』へ。 もう何度目かな?三回目くらいだと思う甚語楼師匠の『三枚起請』。相変わらず、棟梁、亥さん、清さんの三バカトリオがボケとツッコミのバランスが良い。 ただ、今回は三人で吉原へ行く途中に、犬が登場しませんでした。そうそう、喜瀬川が登場してからが、短くて、廓の雰囲気が味わえないのも残念。 4.浮世根問/甚語楼 マクラでは、冬のコートをクリーニングに甚語楼師匠自身で出しに行った話。ポイントカードを台所で見付けて、500円引とカードに書かれ、ポイント満了を示すようにカードの裏にはハンコが押されていた。 コートを六着出すと、6,480円です。と、言われた甚語楼師匠。コートって意外とクリーニング代高いんだなと思っていると、「ポイントカードをお持ちですか?」と言われる、ヨシ!来た、と思ってカードを渡す。 すると、当然、500円引いてくれて、5,980円ですと言われると思ったら、「現在、ポイントが2,000円分溜まっていますが、如何いたします?2,000円全部使いますか?」と言われる。 予想外の展開に戸惑う甚語楼師匠。ハンコ満了で500円じゃないの?二千円って…理解不能だが、せっかく二千円と店員は言っているのに、余計な質問して、500円に減額されるのはもっと辛い。結局、何食わぬ顔で二千円引きに。 すると、ポイントカードは、新しくなるかと思ったら、先のハンコ満了が返される。頭の中が「?」で一杯の甚語楼師匠。今度は二千円分不用意にポイントを使った事で、奥さんに後ろめたい!!と言う。 このポイントカードの件、誰にも話せず、胸にしまっていて、我慢できず、客席に聞いて頂きました!と言う甚語楼師匠でした。 さて、『浮世根問』。『やかん』『小町』ではなく、『浮世根問』でした。『浮世根問』の八五郎は、他の二つの噺とは異なり、隠居をやりこめて、根負けさせて、銭を取ろうとするので、喰い下がります。 甚語楼師匠の八五郎も、なかなか、地獄の底・地の果てまでも、隠居を追いかけ廻す勢いですが、それでも、憎めないキャラなのが甚語楼師匠らしいと思いました。 5.おかめ団子/白酒 マクラでは、博多天神落語会の打ち上げで、あの華味鳥(はなみどり)に行き、たい平師匠と同じ鍋を囲んだら、たい平師匠の仕切り体質・鍋奉行ぶりに閉口した話が大受け。 具体的には、書けませんが、文珍師匠をダシにして、白酒師匠らしい面白いエピソードに仕上がっていました。 更に、神楽坂と言うか、飯田橋にある伝説の居酒屋の話題へ。実に偏屈な大将が仕切るお店で、店主が出す料理と酒を居酒屋なのに、私語厳禁で、黙々と食べないといけないお店。有名店です。 あの今は亡き佐野実のラーメン屋「支那そばや」を居酒屋にしたような店です。意外だったのが、その噂を楽屋でしたら、 一朝師匠が「ふざけてやがるなぁ、皆んなで行って、食いモン注文しないで、飲むだけ飲んで、騒いでやろうか!?」と、提案されたとか、江戸っ子ですね。 最後に、上方の若手が米朝師匠を連れて、繁昌亭の会の打ち上げで、洒落に、さくら水産に行ったら、意外や意外、米朝師匠が気に入りになり、万度、「さくら水産に行こう!」と言い出したらしい。 この日は、11月23日・勤労感謝の日、この前日の11月22日が「いい夫婦の日」。そんなのに関連付けて、『おかめ団子』なのか?と、思ったりしたのですが、驚いたのは『おかめ団子』にオリジナルの下げが付いておりました。 「大根やなだけに、孝行しますよ!!」で、サゲました。 白酒師匠らしい、おかめ団子の使用人松公が、何ともぶっきら棒で良い味出していました。私は生では圓太郎師匠と、白酒師匠ぐらいしか聴いてないけど、また白酒師匠のは一味違う『おかめ団子』です。 次回、この会は、来年二月二十日・火曜日です。萬橘師匠の横浜の独演会と重なりましたが、こちらの会に来る予定です。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2017年11月25日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




