Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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最近、神保町のらくごカフェでの昼の会に行くと、丸亀製麺でうどんを頂く事が非常に多い私です。
この日も、釜上げの「大」と野菜の掻揚げを注文。ゆっくりとたっぷりの葱を薬味に頂きました。
さて、愛山先生が『髪結新三』をやるというので、昼の部は迷わず愛山先生の会にしました。


・白子屋政談「鰹の半身」
・結城昌治作品「絶対反対!!」



1.鰹の半身
ほぼ50人の会場が満席でした。そうそう、久しぶりに元囀やの女将さんに客席で遭遇!!隣同士でした。
芸歴44年を超えてようやく私の時代が来た!!と、言って受ける愛山先生。お住まいが狛江である事に触れました。
狛江市といえば、例のセクハラ市町が辞任した事件に振れて、まだ市長選の日取りがハッキリしないとぼやく愛山先生。
世田谷に隣接している狛江市、不動産やお店は「狛江」ではなく「世田谷」を使いたがる!!

一方、愛山先生の出身地は、栃木県佐野市。ここも結構マイナーで厄除け大師と真夏の最高気温で有名な土地柄。
そしてもう一つ、人口の割に殺人事件が起きるのでも有名だと愛山先生は自虐を込めて言う。確かにそんな印象あり。
なんてマクラを10分弱話して、本編の『髪結新三』へ。

冒頭は、雲助師匠や小満ん師匠のように白子屋についての語りから、愛山先生も入るけど、小満ん師匠のように丁寧じゃない。
白子屋が元は紀伊國屋の番頭で庄三郎、この人が二代目文左衛門が没落する泥船を見限って独立した下りなどはありませんでした。
紀伊國屋が完全に傾いて、二代目文左衛門の葬儀も出せないと、借金を申込に、その御内儀が相談に来ると、
庄三郎自身は仮病を使い、女房が代わりに出て二百引の端下銭を渡したが、御内儀はそれを受け取らず泣いて帰ってしまう。
やがて繁盛した白子屋だったが、主人の庄三郎が中気で倒れ、店に土蔵破りが入り五百両の金子を盗まれた辺りから左舞いになる。

そこで持参金を沢山持った婿探しを方々にお願いし、そんな中に大伝馬町に大店・桑名屋弥宗右衛門の番頭・又四郎、
この又四郎が白子屋に紹介された。四十五歳にして独身というだけあって、風采の上がらないブ男である。
しかし、真面目で飲まない!打たない!買わない!の三拍子揃った固ブツである。持参金に五百両持って婿入りした。
白子屋の女房はいたく喜んだが、婿を迎えた娘のお熊は、そうはいかない。祝言のその日から塞ぎ込んで又四郎には近づかない。

それもそのはず、お熊には通じた恋仲の男が居た。白子屋の奉公人で、手代の忠七である。二人が又四郎をどうにかして、
この白子屋から追い出せないか?と、算段しているところを、出入の髪結い、新三に知られてしまうのです。
根っからの悪党・新三は、こいつは金になる!!と、思って、二人に駆け落ちを進める。自分か手引きして匿ってやると云うのだ。
そして、駆け落ち決行の日、二人を自身の長屋の近く、和国橋に待たせた駕籠にお熊を乗せて新三の家に先に送り出し、
忠七と新三は肩を並べて歩き出した。雨が降ってきたので、てりふり町で吉原下駄と一本の傘を買って履き替えた。

相合い傘で歩き始めたが、なかなかの親切であった。新堀まで来ると、大降りになってきたので新三は尻をはしょって、
一人で傘をさして先に歩き始めた。すると忠七が叫ぶ。
忠七「新さん、待っておくれよ。濡れるじゃないか」
新三「濡れようが、濡れなかろうが俺の勝手だ。この傘は俺のモンだ!」
忠七「言い方が悪かったら、勘弁してくれよ。先に行かれたら家を知らない、オイラは困るから…」
新三「何で俺の家に来るんだ。あの女は俺のイロだ。お前はダシに使っただけだから、ここから帰れ」
忠七は新三にしがみつくが、振りほどかれ突き飛ばされ、ぬかるみにドンと倒された。
そこへ買ったばかりの吉原下駄で顔を叩かれ、血だらけで雨の中に行き場もなく、立ちつくす忠七であった。

ここから、愛山の語りは、ト書きから会話中心になり、白子屋の女将が抱え車力の善八を呼んで、
新三からお熊を取り戻してくれと十両の銭を渡します。善八は人がいいけど、交渉能力がない。
正直に新三に、十両渡してお熊を返して欲しいと云いますが、十両の端金でと簡単に追い返される。
家に戻り女房に相談する善八。女房はこの界隈を牛耳る香具師の元締・弥太五郎源七に相談しては?と言われる。

源七に事の次第を話し、何とか力になって欲しいと願う善八。最初は気乗りしないと源七は断るのだが、
源七の女房が、白子屋さんとよしみを結ぶのも、親分として損じゃないよと言われて、渋々引き受ける。
冨吉町の新三の家に掛け合いに行く源七だったが、『大工調べ』の政五郎と大家のようにボタンの掛け違いが起きて、
この交渉は決裂してしまう。ところが、この経緯を近所で全て聞いていたのが、新三の長屋の家主で長兵衛だった。

この長兵衛がどんだ曲者。『お富與三郎』の「茣蓙松」に登場する家主とそっくりの強かさである。
三分二朱で新三が買った鰹を半身もらう約束をしたら、白子屋からの示談金:三十両も半金巻き上げてしまう。
それどころか、店賃の不払い分だと云って、その上五両も巻き上げるもんだから、
新三からは「結局、身入りが十両なら、源七に恩を売った方がましだった!!」と言われる始末です。
結局、この事が元で源七から新三は閻魔堂で待ち伏せされて殺されるから、確かに欲をかいて命を落とす事に成ります。

愛山先生の語りは、任侠モノ特に次郎長傳などで培った技が光る、源七に貫禄があります。
こんな貫禄の親分を、新三がコケにしたのなら、殺されて当然だと思う展開になりますね。
雲助師匠や六代目圓生のような、芝居がかった演出はなく、当然、講釈師らしい一席で聞かせてくれます。
だから、大家の長兵衛が新三に「新三、良い節句だなぁ〜」なんて事は云いません。


2.絶対反対!!
結城昌治先生のショートショートです。私は二回目でした、この「絶対反対!!」。結城昌治先生らしいシュールな落ちが付いています。
五十年以上前の東京五輪後のお話なのですが、今の時代に聞いても古臭くないというのが素晴らしいですね。


次回、愛山先生は特に予定は入れてありません。個人的には『清水次郎長傳』が聴きたいです。

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