|
大雨の警報が出ていて、午前中は強い風が吹き荒れて小雨がパラパラしていました。部屋乾しするか?迷いつつ午前中はコインランドリーへ。
午後は横浜で散髪して、頑張って急いで美舟さんへ向かったのですが、17時45分くらいの到着になり、いつもの席ではない席へ着席。
何か落ち付かない感じでしたが、二席目には慣れて、いつものように集中できました。さて、七夕に開催された「つばなれ特選会」、
彦星の柳若さん、織姫の遊かりさんでの開催、こんな感じでした。
・真田小僧 … 遊かり
・青菜 … 柳若
お仲入り
・辰巳の辻占 … 柳若
・豆腐屋ジョニー … 遊かり
1.真田小僧/遊かり
いきなり高座の遊かりさん、左手に大きな包帯。今時のギブスなので、そんなに強烈な印象はありませんが、痛々しい様子でした。
何でも自宅の狭い階段を、毛氈と座布団、それにバックを両手に抱えて、下りようとしたら、壁に荷物が嵌り、本人だけ下へ。
階段を三段くらい飛び降りて、手を突いた拍子に掌を骨折したそうです。遊かりさん昨年は足を剥離骨折していて、主治医がある。
そこへ駆けこんだら「遊かりさん!今回はバッチリですよ、スパッと綺麗に折れているから簡単に着きます」と言われたらしい。
そんな不幸な出来事が先月末に起きたという話題から、近所の公演で落語の稽古をしている話題に。
狭い公演で、小学生も遊んでいるそうで、ある日の夕方、小学生4〜5人が水飲み場でワイワイ遊んでいるのをしり目に、
長椅子で、公演の花壇に向かって、ブツブツ云いながら遊かりさんが稽古していると、一人の少年がゆっくり近付いて来て、
「お姉さん、ちょっといいですか?」
と、声を掛けて来たそうです。遊かりさん曰く「ガキは賢い!!」と云うのです。ここで「オバサン」と云ったら絶対無視していたが、
「お姉さん」と言われては、「何ぁ〜に」と返事しないわけにはいかないと云うのだ。お姉さんに釣られて、先の水飲み場に行ってみると、
蛇口を捻り水量を調節する部分が、回し過ぎて外れてしまい、水圧MAXで噴水のように水が出ていたのである。
「僕たちで、何とか外れたツマミを付けようと試みたけど、ダメだったんです」と云う。確かに噴水の勢いの水に子供たちはビショビショ。
遊かりさん、考えた結果、手拭を出して、これを広げて、素早く拭き出す水を止めに掛かる。
かぶせる際に少し水を浴びたが、何とか噴水になった水は止まり、コックの横にツマミを付けられるかも?
そう思った矢先、子供達は、「お姉さん、ありがとう」と口々に礼を云って、遊かりさんを置き去りにして帰って行ったそうです。
暫く、公演に大人が現れるまで、遊かりさんは手拭で水を、オランダのピーター少年?でしたっけ、彼のように押さえていたそうです。
そんな子供のマクラから『真田小僧』へ。女流の咄家さんがよくやる根多ですが、意外と難しいと思う『真田小僧』です。
自分の母親の不倫現場を目撃した態で、父親を騙すという展開なので、この金坊をどう描くか?女性がやると何か違う感じを受けるのです。
これは遊かりさんに限った話ではなく、普通に可愛い部分も出せば自然なのに、意識するんですよね、ませたガキを。
そこを意識しすぎて、キャラを作ろうとすると、深みにハマるように私は思います。もっと、無邪気でいいと思います。
2.青菜/柳若
楽屋で遊かりさんの骨折を知り、帯を結べないので手を借りるかも?と言われ、続けて、喬の字さんに数日前の落語会で一緒になり、
その帯を締めるのを手伝ってもらったら、あらん限りのセクハラを受けて、お尻や太腿を触り捲られたんですよと言われたそうです。
その話を聞いて、柳若さんも、これは触れと云っているの?芸人の嫌は、好きだから、多分触られたいに違いないと、在る程度期待していたら、
「やっとコツを掴みました!」と、云って遊かりさんが右手一本で帯を締められて、ガッカリしたと云う柳若さん。
中野区新井薬師にお住まいの柳若さん。住んでいる町の町会長さんと知り合って集会場で落語会をやっているそうです。
そしたら、町会長さん同士の付き合いで、五丁目だけでなく二丁目からも、もらいが掛かって二つの町会を又に掛けて活躍中らしい。
そんな話題を少し振って、芸人は楽屋で“おなら”を平気でするが、そんな中でもタイプがいくつかあるそうです。
まず、一番多いのは、これ見よがしにおならする、エンターテーメント型。大きな音を自慢したり、わざわざ人の顔の前したりと、
驚いたり怒ったりするやられた方の反応を見て笑い飛ばします。また、中にはスカしぺで、強烈に臭いニオイを届けて来る、
テロリスト型も少なくない。そんな中、柳若さんの師匠・瀧川鯉昇さんは、一風変わったおならをする人だと云う。
鯉昇師匠は、普通に弟子と会話している時に、いきなり連続のおならを音入りで出して、全くそれに触れないというのです。
恥ずかしそうにもしなければ、出したおならに対してコメントもせず、俺はやっていませんよとでも云いたい無表情で喋り続けるらしい。
最初、これをやられた時は、絶句に近い衝撃を受けたそうですが、柳若さんはかなり慣れてきて、今では驚かなくなったそうです。
驚かなくなったどころか、あの技術を盗みたいとまで云っておられました。
そんなおならの話から、『青菜』へ。この植木屋さんと大家の隠居の会話の間合い、実に鯉昇師匠のそれによく雰囲気が似ていてびっくりしました。
鯉昇師匠では『青菜』を聞いた事は無いのですが、師匠ならこういう風にやるぞと思う場面が前半何箇所かありました。
女房と植木屋さんになると、鯉昇師匠ではない感じなんですよね。お屋敷のままごとに付き合わされる竹さんがいい味出していたのと、
押入から出て来た女房が、不気味なのは最近の若手に共通する演出ですね。白酒師匠や一之輔師匠が広めた演出なのかな?
3.辰巳の辻占/柳若
キャバクラやガールズbarのような店が苦手だという柳若さん。お金を払って気を使うような呑み方はまっぴらだと云って『辰巳の辻占』へ。
そうやり手が多い根多ではありませんね、この『辰巳の辻占』。五街道雲助師匠、桃月庵白酒師匠、そして、三遊亭司師匠の三人で聴いていて、
この柳若さんで四人目でした。富くじに当ったという客を、遊女が騙して銭を巻き上げようとするけど、叔父さんに相手を試せと知恵を付けられて、
仲間内で喧嘩になり、人を二人殺して来た、俺はお前を残して一人では死ねないと云って、心中を持ち掛けて、それに従ってくれて、
橋の上に足か手を掛けてくれるような女なら一緒にさせてやると言われるのだが… この富くじ野郎が、喧嘩で二人も人を殺せるような奴じゃないので、
どうも話の筋自身に無理があると、上方落語の『辻占茶屋』で聴いていた頃から思っていたお話です。
辻占がオマケで付いている海苔巻霰を、小満ん師匠の会だったかな?頂いたような記憶があります。
4.豆腐屋ジョニー/遊かり
映画を見るのが趣味で、恋愛モノには目が無いと云う。布施明の元嫁・オリビアの『ロミオとジュリエット』が好きと言う。
楽屋で人気の映画は、世代を問わず『ゴット・ファーザー』に尽きる。そんな振りがあって、二つの融合した白鳥作品『豆腐屋ジョニー』でした。
白鳥師匠は椎名町のスーパーサミットが舞台ですが、遊かりさんは現在自身が住んでいる十条の某スーパーが舞台になっていました。
それ以外は、かなり忠実にギャグも白鳥師匠のまんまで、久しぶりに聴いて2015年に、にぎわい座で聴いた双葉さん以来でした。
遊かりさんの方が、双葉さんより、私は好きかな? マロニーも健在で、面白かったです。
次回は、八月四日(土)で、桂紋四郎さんと林家扇さんのお二人です。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2018年07月09日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




