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そうだ!「四人廻しの会」を忘れていた!!と、思って予約電話を入れたのが10日くらい前でした。まだ間に合いました。
そんな訳で、7/17(火)は、「四人廻しの会」に行きました。扇好、三三、萬窓、白酒の四人の勉強会です。長く続いています。
私は比較的つい最近です2015年に誘われて行ってから、知るのが開催1ヶ月前とかなので、他を入れてなくて行ける時は行こう。
そんな感じで参加する会です。さて、その「四人廻しの会」、第42回目、こんな内容でした。
1.子ほめ/ひしもち
落ち付きのある前座さんで、私は大好きです。もう少しで二つ目さんになると思います。頑張って下さい。
2.壷算/扇好
七月三十一日は、落語協会の夏の寄合です。近年は人数も多いので浅草寺にお参りに行って浅草ビューホテルで宴会のパターンですね。
そう振って以前は、バスで成田山新勝寺にお参りしていた、そんな思い出を紹介しする扇好さん。目白の小さん師匠が会長時代です。
バスで成田山に着くと、約1時間の自由行動があって、その後、新勝寺の近くに宴会場を設けて集合写真の後宴会だったそうです。
そして、気の早い飲兵衛の師匠は、既に自由行動から呑んでいたりするのですが、小さん師匠は必ず“かき氷”を食べたそうです。
だから、小さん師匠にかき氷をご馳走になろうと思っている若手は、かき氷屋へ向かう小さん師匠に離れないように付いて動く(いごく)。
扇好師匠の表現を借りると、セミやカブトムシの死骸にたかる蟻みたいだったそうです。
結局、小さん師匠がかき氷屋さんに着くと、20人くらいのかき氷目当ての若い連中が一緒だったそうです。
そして、小さん師匠が頼むかき氷も決まっていてシンプルに「スイ」だったそうです。粋ですね、スイですよ。
勿論、ゴチになろうと付いて来た若衆も「スイ」。でねぇ、小さん師匠の食い方が実に豪快だったと云うんです。
まず、ふんわり盛られたかき氷を、小さん師匠は左手で、高さが半分くらいになるまで押しつけて固くするんだそうです。
そうしておいて、次に、匙(しゃじ)を持って、捲るようにカッ込む。絶対に手を止めないで食べ続けるもんだから、
頭にキーンと痛みがやって来る。だから、左手で常に頭を叩いて痛みを堪えながらバッチンバッチン言わせていたそうです。
このかき氷を食べる人間国宝を見ると、夏が来たと思ったそうです。
さて、本編の『壷算』です。オーソドックスに奇を衒うこともなく進みます。サゲは1カの甕と三円も持って帰って下さい。
もともと、中国の小咄が元だという説が有力で、役人と薬屋さんのやりとりを上方の咄家が甕で演じるようになったとか?
そして、江戸に持ち込んだのは、三代目の圓馬で明治から大正に時代が変わる頃だったようです。結構新しい噺なんですね。
また、世界中に同じような方法で代金を誤魔化す物語が存在するようで、トルコやドイツ・ポーランドにも在ると聞いた事があります。
人間が代金をちょろまかす場合、その方法は万国共通のようであります。
3.鹿政談/三三
この勉強会は、蔵出しや根多卸しが中心なので、上手くできない事がありますが、それは大目にみて下さいねと云う三三師匠。
珍しい入り方だと思いました。そこから、江戸の名物、大阪の名物、そして京都、奈良と紹介して本来ならスッと本編に入るところを、
「エスカレーターの乗り方」で、東京、大阪、そして神戸、京都を比較しました。私は京都に八年住んでいたので知っていましたが、
東京と大阪で、エスカレーターの人が歩いて上り・下りする側が逆なのは有名ですよね。東京は右歩きの左止まりですが大阪は逆です。
諸説あるけど1970年の万博の時に今の大阪ルールが生まれたという説が有力のようです。そうそう、大阪で例外があるのは新大阪です。
新大阪のエスカレーターは、新幹線に大阪人が少ない場合は、東京ルールを目撃します。ただし、新幹線って大阪の人が沢山乗っている場合もあり、
その時はエスカレーターは大阪ルールになります。新大阪だけは、利用者の気分になるようです。
あと、大阪の駅員さんは「白線の内側までお下がり下さい」なんて、丁寧な注意しません。「さがれ!ワレ、ボケ死ぬぞ!!」と罵声が来ます。
さて、そんな大阪に対して、基本的に京都も神戸もアンチです。よって、京都は地下鉄ができた頃から大阪とは反対、なぜか?東京ルールです。
一方、神戸もアンチのはずなんですが、基本兵庫県は大阪ルールです。なぜなんやろう?尼崎とか大阪とズブズブの街の力が強いのか?
ここで、三三師匠も云っておられましたが、仙台はアンチ東京なので大阪ルールなんですよね。名古屋は東京と同じですよね?他はどうなのか?
ただ、このエスカレーターのルールは都会あるあるなので、奈良とかは基本、エスカレーターで歩く人が殆ど居ないようです。
そんな話題から『鹿政談』へ。この噺の奉行が、鹿を犬だと云い張って裁きを付けるのを聞いていると、秦の宰相・趙高が自身の権力を誇示する為に、
二世皇帝に鹿を馬だと云って献上し、皇帝の側近のうち、「否、鹿です」と答えた者を処罰し政治の中枢から一掃したという故事を思い出しました。
4.締め込み/萬窓
マクラで、LAビバリーヒルズに住む富豪の夫婦が、車をガレージから盗まれた話をされました。二台あるうちの一台だったので、
急用で外出しないといけない事もあり、車の盗難届は、用事が済んでからにした二人。帰宅してみると車はガレージに戻されていて、
手紙が添えられガソリンも満タンにして戻って来た。「妻が急に産気付いたので、悪いことと知りながら御借りしました。」と手紙には書かれていて、
使わせて頂いたお礼にミュージカルのチケットを二枚お贈りします。と書かれていて、ブロードウエイで大ヒットしているミュージカルの切符だった。
ミュージカル大好きの夫婦は、早速、NYへと出掛けて、そのミュージカルを堪能して帰ってみると、今度は家中の物が全て盗まれていたそうです。
そんなお洒落な話から、定番の浅草寺のお賽銭泥棒のマクラを振って『締め込み』へ。もう少し夫婦喧嘩がエスカレートしていいと思ったのと、
結婚前に八公がお美津さんに「貴方は私の太陽です」と云って、女房になってくれないと出刃で刺して自分も死ぬ!!うんか?出刃か?いん出刃か?
このくだりが無かったのは少し残念でした。
5.百川/白酒
マクラでは、「祭」について、色んな地方、人物を思いっきりディスッて毒吐き捲りの白酒師匠。ここには書けないマクラでした。
唯一、三社祭において、サンバ神輿も参加させてサンバのリズムで吾妻橋から大川に入って行くのは面白いかも?と、思ったりしました。
さて、白酒師匠の『百川』。聞いているようで、初めてでした。初五郎が名乗らないパターンは初めてのように思います。
百兵衛さんの訛りが最初のうちは結構強烈で、徐々に、河岸の若衆に慣れるのと同時に、訛りも薄まるのがいいですね。
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2018年07月18日
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