Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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2年ぶりくらいの『JAL名人会』でした。人気者揃いの顔付けだったので17時くらいに着くと、
既に、12〜13人くらいの列になっておりました。主催者の若い兄ちゃん2人が現れて、当日券の人に整理券を配り始める。
なんと!4枚しかありません。しかも、一人二枚迄。なら列ができる前に声を掛けろよ!!10番目から13番めくらいに並んだ、
四人の女性が、アウト!!私の後ろの男性も、自分の分はチケット持っていたが、連れの分を当日券で買うつもりだったようですが、
残念ながら、皆さん、若い兄ちゃんに文句を垂れて去って行きました。そんな人気者が集まった、『JAL名人会』、こんな内容でした。

・子ほめ … 名前を知らない前座さん
・寿限無の後日談 … つる子
・大売出し … 馬るこ
・禁酒番屋 … 生志

お仲入り

・漫才 … にゃん子&金魚
・三枚起請 … 兼好

1.子ほめ
初めてみる前座さんです。「誰の弟子で、○○です。」という自己紹介もなく、「付け焼き刃は剥げやすい!!」と『子ほめ』に入りました。
芸人なんだから、名前くらい覚えて帰ってもらう努力をした方がいいぞ!! オレの事は世界中が知っている!!そんな自意識過剰な前座さんでした。


2.寿限無のその後/つる子
新作落語なので、ネタバレしない程度に書きます。まず、最近は小学校の国語の教科書に落語「寿限無」が載っているって話題から、
軽く『寿限無』のあらすじなどを語り、そこからこの新作落語へと入って行きました。ただし、後日談というより普通の改作です。
場面を現代にしただけなのと、今どきの小学校は、国際色豊かなので、世界中の長い名前の子どもたちが、国際スクールに集まります。
ちなみに、先生も「長介」という名前で、親がドリフのファンという、団塊の世代から昭和30年代生まれを意識した設定です。
中国、US、フランスと、各国の長い名前を、“言い立”るのですが、和尚が経典から作った元祖の寿限無に比べると、平凡です。
あと、つる子さん、興奮すると低く意識して抑えている声が、高くなり、キンキン声が続くのは、何とかして欲しいと思います。
つくし師匠ほどではありませんが、あれに近い辛さを感じてしまいました。女流ならではの弱点だと思います。


3.大売出し/馬るこ
JALの機内放送を意識した、ギリの落語界あるあるのマクラでした。既に真打ちになっている林家の某師匠が自分の師匠である、
九代正蔵師匠を車のパワーウンドでギロチンに掛けた話や、木久扇一門は、落語家としてどんなにポンコツでも、
木久蔵ラーメンさえ沢山売れば、絶対に破門にならない話をしました。そのポンコツくんは、お寺での落語会で、木久蔵ラーメンを売り、
賽銭箱の上にダンボール箱を置いて、そのダンボール箱へ木久蔵ラーメンの売り貯めを入れていたら… 商売が繁盛し過ぎて、
ダンボールの底が抜け、売上金が勢いよく賽銭箱に入り、その大半をお布施にしてしまったという伝説を持っています。

そんなマクラから、相撲のマクラを軽く振って『大売出し』。海苔みたいに真っ黒に焼けて、表か?裏か?分からない力士:山本山が登場。
大阪遠征しての、勝ったり、負けたりの説明から入りますが、十番のうち、七番くらいが定番の決着で、3つくらいが馬るこオリジナル。
ビール瓶やリモコンでの反則攻撃が出てきたりするのは、馬るこ師匠らしい演出が随所に入ります。ギリ改作にならないくらのハメ事です。


4.禁酒番屋/生志
マクラでは、鉄板の飛行機ネタ、JALの国内ファーストクラスに搭乗した際に、Softbankの王会長と隣同士に成った話。
JALのCAさんが、王会長を万度、「王様!王様!」と呼ぶのがおかしくて、笑いを堪えるのが大変だったという話なんですが、傑作です。
この「JAL名人会」には、談志師匠をはじめ、立川流のみなさんは、爪痕を残し過ぎて、呼ばれない時期もあったと聞きますが、
生志師匠が呼ばれていて、先輩方の伝説を乗り越えて、ちゃんとお仕事を貰っているんだと認識しました。

さて、生志師匠の『禁酒番屋』。小僧の定吉が最初から仕込まれていて、最後にションベンでの仕返しは、この定吉が行います。
ハメ事も少なく、武士と町人のやり取りも、落語らしく整っていて、スピードのある小気味の良い展開を見せてくれました。
あと、番屋の役人が、そんなに酷くベロベロに酔わないのも、最近の『禁酒番屋』では珍しい演出だと思いました。


5.漫才/にゃん子&金魚
この漫才をJALの機内放送で、音声だけで流すの?って思いました。日頃よりやや多めに、にゃん子先生が金魚ちゃんの仕草を言葉にしていましたが、
「にゃん子&金魚の漫才」を知らないお客さんに、伝わるのか?不安を私は覚えました。


6.三枚起請/兼好
どんなマクラを振るのか?と、思っていたら、まず、雀の話から入る兼好師匠。近年、都会の電線には雀を見なくなったが、ガラスは沢山居ると言って、
話題を匠に、カラスの話に持っていきます。カラスには、大きく二種類居て、クチバシが細く長い:ハシボソガラスと、太くて短い:ハシブトガラス。
ほとんどのカラスがこの二種類で、田舎に多く居るのがハシボソガラスで、都会に居るのは、ハシブトガラスだと説明する兼好さん。
そこから、高杉晋作の作だと言われている都々逸「三千世界のカラスを殺し 主と朝寝がしてみたい」を紹介。熊野権現と起請文にも触れて本編へ。

棟梁、亥のさん、そしてお喋り清公。この三人のキャラが兼好さんの世界観で完成されている。私の印象ですが、それが「レッツゴー三匹」を連想させる。
レツゴー正児さんが棟梁で、じゅんさんが亥のさん。そして、のっぽの清公が長作さんです。清公が起請文を貰う際に、妹を騙して銭を作りますが、
あのくだりは、まるまる長作さんに見えました。髭生えてる!!って思うぐらいに。特に変なハメ事もせず、最後まで笑いが絶えない『三枚起請』でした。


次回、JAL名人会は、9月27日で、わん丈、三四郎、好太郎、桃太郎、東京ペールワンが出演です。
そうそう、久しぶりに参加してみると、先着で次回分のチケットを40枚売る仕組みになっていました。

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