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「馬るこ・宮治」の二人会と同じ新春特別興行のテイト“ぶら〜り寄席”。6日の夜は萬橘師匠でした。
弟子のまん坊さんも開口一番を勤めて、こんな内容の会でした。
・堀の内 … まん坊
・お花半七 … 萬橘
・しの字嫌い … 萬橘
お仲入り
・文七元結 … 萬橘
1.堀の内/まん坊
前座さんがギリできる根多か?と、思います。短気でそそっかしい粗忽者が、まだややぼんやりと演じます。
このそそっかしい奴は、独身時代は『粗忽長屋』で、結婚して子供が生まれる前は『粗忽の釘』。
そして、子供が生まれると『堀の内』になる。そんな感じの粗忽者だと思います。
そんな構成で、三席続けて通しで聴いてみたい気がします。20代前半、30凸凹、30代後半と演じ分けて欲しい。
2.お花半七/萬橘
萬橘さんの『お花半七(宮戸川・上)』の特徴は、お花が所謂「不思議ちゃん」なのです。
そして、半七は実に純な感じの若旦那ですし、霊岸島の叔父さんの「呑み込む野郎」ぶりも加減がいい。
お婆さんは、流石、この叔父さんの女房になるだけの事はあると思わせるボケぶりが楽しい一席です。
もう少し、滑らかな展開になるといい感じになります。
それにしても、最近、この『お花半七』を「本が破れて続きが分からなくなりました」と、下げる咄家減りました。
3.しの字嫌い/萬橘
萬橘さんの清蔵は、三三師匠のよりも、かなりエキセントリックです。粗暴ぶりと知恵を兼ね備えております。
特に、主人が番頭の入れ知恵で、清蔵を攻めていると瞬時に見抜いて、裏をかくあたりは実に痛快!!
4.文七元結/萬橘
萬橘さんで聴くのは初めてでした『文七元結』。やるんだぁ〜と思いつつ、六代目圓生直系ですからね。
勿論、そいう『文七元結』からは少し遠いけど、佐野槌の場面は締まっていて、しんみりさせられました。
あと、長兵衛さんのキャラが如何にも江戸の職人って感じなのが良い。そして、女房ですよ。如何にも職人の女房。
逞しいと感じないと、この女房はダメですね。そうそう、最後に夫婦喧嘩の最中、長兵衛が女房に、
「そんなに俺の言う事が信じられねぇか?、俺は財布をやった方に賭けてもいいぜ!!」と言い放つ。
ベッコウ問屋の近江屋卯兵衛が、もっと貫禄があれば、更に締まって良かったと思います。
マクラ入れてちょうど1時間くらいやりました。
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2018年01月10日
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【6日キャタピラ寄席】
【7日ワンコイン寄席】
1.時そば/昇也
師匠の昇太さんの『時そば』は、上方落語の『時うどん』をベースに蕎麦やに替えた根多ですが、
昇也さんのは、江戸落語の普通の『時そば』を少し捻って、最初の一文偽る場面が回想シーンです。
これを弟分に聞かせると、聞いてオウム返しする方の弟分がアホで失敗します。
昇也さんが、以前他の会で言っておりましたが、100%師匠と同じタッチで根多を増やして行くと、
一門会や親子会で根多選びする際に、物凄く苦労するそうです。お客さんが飽きる感じになると言う。
勿論、師匠である昇太さんを凌駕するような、根多なら同じタッチもありなんだろうけどね。
2.言うな!/天歌
「朝日いつかは名人会」で聴いた根多を、もう一回聴きました。幾分コンパクトになっていました。
ただ、同じテンションの展開が続くので、どうしても飽きてしまいます。何か工夫が欲しいと思います。
3.猪買い/笑二
三回目だと思います。最初は小辰さんとの和室カフェで聴いた根多。家元が大事にしていた根多で、
それを笑二さんらしい演出にして演じております。上方落語の『池田の猪買い』の雰囲気が残っております。
談笑一門は、笑んさんと錦笑さんの二人がクビになりました。談笑さんの一門は、二年前座やって、
それなりに爪痕が残せない人は、「退場!」というシステムなのでね、仕方ない。また弟子三人になりました。
談洲さんは、二つ目になれそうか?立川も最短で3年という修行期間を設けいるのでね。頑張って欲しい。
4.松曳き/一左
白酒師匠の『松曳き』です。これを他の人がやるのを初めて聴いたのですが、コピーはできているけど、
間合いと仕草と、ちょっとした言葉の違いで、全く笑いが少ない『松曳き』に。
特におりゃだめだと思ったのは、八五郎が殿様の前に呼ばれて、泉水縁の松の植え替えを相談される場面。
八五郎が使う「御っ奉る」の喋りが、「御私様は、八五郎様といいまして…」から始まらないのです。
これは、『妾馬』とか他の噺にも応用できるくだりなので、入念に練習していたろうに… ビックリでした。
あとは、雑感にも書いたけど、殿様と三太夫の区別が、どうも上手くできていない。一緒に聴こえる部分が多い。
更に、一左さんの落語全般に言えるのですが、何だかオドオドした感じなのです。凄く気に成る。
5.ぞろぞろ/花飛
連雀亭でしか観ない二つ目さんの一人です、花飛さん。上手さより個性が欲しいです。
6.短命/寸志
声と口調が合っていて好きなタイプの咄家さんです。他の会も観に行きたい一人です。
7.間違いの婚礼/真紅
昭和歌謡や相撲が好きで、文学や歴史にも詳しい真紅さん。元々出版社に勤めていたと聞いたような?
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