Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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今年の元日に、B-log上で突然、結婚と妊娠中である事をカミングアウトした貞鏡さん。
結婚は一昨年で妊娠は七ヶ月を過ぎているようです。ちなみに、マスコミ報道によると、
旦那さんは6歳年下の僧侶の方のようです。本人曰く「プライベートは芸に関係なく、
できるだけ余計な発表はしたくなかったが、妊娠して悪阻が酷く高座を休む事も…」
「これでは周囲に迷惑を掛けるので、発表します」との事。
また、今後は予定の仕事は頑張ってこなすが、出産に向けて仕事をセーブし、
当面は、育児に専念するようなくちぶりに、私は受け取りました。本人曰く不器用ですから。

私自身は、今年になってTwitter上で貞鏡さんが「妊婦はつらいよ」みたいなコメントを頻繁になさるので、
何?っと七草の頃まで思っていたら、スポーツ新聞の記事で「結婚、妊娠をB-log上で発表」と知り、
早速見に行くと、先のようなコメントをされておりました。暫く見られないけど、若いうちに子を産んで、
おそらくその子がゆくゆくは貞鏡、貞山となるのだと思うと、しっかり育てて欲しいと思います。

そんなお腹がポンポコリンの貞鏡さんの赤坂の元見番、文化センターでの独演会、こんな感じでした。

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1.一休の器/凌天
マクラで、貞鏡さんへのヨイショを忘れない凌天さん。「外見が美しい人は、心も美しい」と言います。
勿論、「外見がイマイチの人は、心の中も…」。具体的に誰とは言いませんが、前座修行2年、三年目に入る凌天さん。
まだまだ、前座の期間はこれからの方が長いかと思うと、かなり気持ちが折れそうになると愚痴を言います。
その通りだと思います。楽屋仕事をしていると、思いっきり不条理に叱られる事もあるでしょう。
そして、勿論、人間ですから自身の失敗も起きる。それを優しく包んでくれる先輩ばかりではありません。
姑、小姑の嫁いびりか?!と、思うような先輩も居るはずです。それに耐えてみんな二つ目に成っています。
また、言われ易いタイプと、そうでないタイプで、受ける仕打ちも違うと思います。まぁ、あと約3年、頑張って下さい。

さて、この茶器を壊す噺。一休さんの逸話の中でも結構有名なお噺です。
「生命あるものは、必ず死に、形あるものは、必ず滅す」この禅問答をテーマに、一休さんが将軍義光公にとんちを仕掛けます。
凌天さん、TVアニメの「一休さん」からのフレーズ、「慌てない!慌てない!、一休み!一休み!」これをくすぐりにしましたが、
その前の頭をくるくる指で描いて、チン!と、ひらめくポーズでとんちを生み出していないので、ダダ滑りでした。
師匠の凌鶴先生からは、アニメ「一休さん」世代には受けると言われたそうですが、ひらめきポーズ付でないと弱いと思います。


2.扇の的/貞鏡
ピンクの華やかな着物に紫の袴。流石に八ヶ月目なので、お腹が目立つ状態。あと2ヶ月出産ギリギリまで、
予定では「双星の会」の3月4日までは高座に上がられる予定なので、こみちさんくらいセリ出すかと思われます。
マクラの開口一番、元日にブログ発表したのと同じ内容ですが、少しずつ丁寧に説明されました。実に貞鏡さんらしい。
そんな報告の後、凌天さんの前座修行話に刺激されて、自身の前座時代の有名なしくじり話を紹介して、
新春なので、おめでたい噺から、『平家物語』那須の与一の「扇の的」でした。

祇園「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。」

と、オーソドックスに、一龍斎らしく武ばった調子で、『平家物語』の冒頭から本寸法に展開します。

このフレーズを聴くと、私世代は左とん平氏の「Hey You Blues」ですよね。なかなか講釈師は、
このBlues調では、入りませんねぇ。若い人は知らないかぁ?! 結構カッコいいと思うのだが…

◆左とん平「Hey You Blues」

貞鏡さんの「扇の的」。那須与一宗隆がなぜ「与一」か?これって余一。十一番目の子だからなんですね。
しかも、同じ「与一」を名乗る武将が源氏には3人居て佐奈田義忠と浅利義遠を加え「源氏の三与一」らしい。
そんな説明もありつつ、扇の要を射抜く場面は、講談調で張り扇でリズムをとりながら読んで行きます。
実に一龍斎!!って感じでいいですね。貞山先生のお弟子さんらしいと思いました。


3.浪花のお辰/貞鏡
前回のこの会を悪阻入院でキャンセルした話題に振れて、オフィスM'sの加藤さんは非常に優しく丁寧にフォローして下さり、
貞鏡さんとしても、感謝!感謝!だったのですが、本日、この会の楽屋入りした際に、加藤さんにお礼を言うと、
「そんなおめでたなんで仕方ないですよ、貞橘さん」と言われたそうです。高座から思いっきり加藤さんに向けて、
「貞鏡です、貞橘ではありません!」と、加藤さんをいじりながら、「胎教に良いお噺を…」と言って掛けたのが「浪花のお辰」

佐野のカナ調べ

と、聞こえたのですが、長い噺の冒頭の「浪花のお辰 お倉殺し」という一節を抜き読みされました。
この噺、どっかで聴いた事があると思ったら、神田翠月先生の「浪花のお辰」がBS日本の話芸で放送されたのを観ました。

物語は、常陸で刀屋を営んでいる土屋長六という豪商が、土浦の芸者でお安という女を身請けして、女房にしたところから始まります。
土浦の芸者上がりなので、長六の親戚も土屋の奉公人も、最初は、このお安を、色眼鏡で見ておりましたが、
主人の長六より2周りも若いのに、どうして!気配りのできる賢い女なので、日に日に奉公人にも親戚にも親派が増えて、
二年もしないうちに、土屋の女将として周囲に見とめられる存在になっておりました。

主の長六が仲間うちの寄合と刀剣の仕入れを兼ねて土屋を留守にしましたある日、お安は長六の両親の墓参りにとお寺へ。
その道中の坂道で、みすぼらしいなりの女とすれ違います。貞鏡さんは「ワカメを縫い合わせたような着物」と表現しました。
この乞食みたいな女が、擦違いざまに「アレ!お辰姉さんじゃ、ありませんか?!」と、言うのです。
ドキッとしたお安でしたが、顔には出さず、「人違いです。お辰ではなく、私はお安です」と、言ってやりすごそうとすると、
女は、頬っ被りしていた煮しめたような手拭を取り顔を見せる。そして「あたしだよ、姉さん、お倉だよ」と言うのです。

この女、昔、まだお安が「浪花のお辰」と呼ばれ盗人だった時、妹分として一緒に悪さしていた薊(アザミ)のお倉でした。
この坂で見付かったのが運のつき、お倉がお安ことお辰にたかるようになります。一度ならずも二度、三度と店に押しかけるお倉。
これが面倒な存在になり、お辰は深夜庚申堂にお倉を誘い出して、匕首で刺し殺し川へ死骸を流すのですが…
ここまでが、「浪花のお辰」。この先、お倉の死骸が上がり、無実の長六に殺しの嫌疑がかかり、長い連続噺になるのですが、
この日は「浪花のお辰」までで、お時間となりました。

貞鏡さんの演出は、毒婦モノはほぼ共通していて、ドスの利いた啖呵で毒婦が凄む場面が見せどころ。
そして、今回は毒婦が二人も登場するので、その応酬が見られます。朝練講談会でも演じられたと聞いていた「浪花のお辰」。
この会で聴けて本当にラッキーだったと思います。


次回、貞鏡さんを聴くのは、「双星の会」で、2月11日(日)。四谷です。
産休を半年くらい取るようなので、3月4日に聴くと9月頃まで貞鏡さんの高座は見られないようです。

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