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個人的に、平日の昼開催になっても毎回参加している二つ目さんを応援する会です。
平日の昼なのに、この日は完売でした。
そんな超満員の朝日いつかは名人会!!こんな内容でした。
1.初天神/小多け
本来、1/25の初天神前後にやる根多なのでしょうが、小三治師匠をはじめこの根多が好きな咄家は、
季節に関係なく演じる傾向にあります。小多けさん、小里ん師匠の指導なのか?団子の蜜を吸う仕草が、
他の演者にくらべるとジミというか、控え目でした。金坊は可愛く演じられていて良かったです。
飴と団子までで、なんと!雲助師匠の「親子でやってら〜」のサゲ。雲助師匠から仕入れたのか?
ちょうど、一年前に中野の小満ん師匠の会の開口一番で聞いた時よりは、かなり進歩しておりました。
2.野ざらし/始
この会は2回目の始さん。前回は一之輔師匠がホスト役で、市童さんと一緒。掛けた根多は『お見立て』でした。
今回は『野ざらし』だったのですが、志ん輔師匠十八番根多で、『お見立て』と『野ざらし』を、
志ん輔師匠のようにやりたくて、始さんは志ん輔師匠に入門したそうです。今回もその大好きな根多でした。
まだ、なんだろう?八五郎の骨への執着や、妄想へと展開する激しい欲望!!その辺りがまだ皮相を舐めている感じ。
古今亭なので、そんなにぐどく、臭く演じる必要はありませんが、始さんらしい八五郎を作り上げて欲しいです。
3.三遊亭花誕生/粋歌
またしても、落語の仮面・第一話「三遊亭花誕生」に当ってしまいました。登場して紫の鮮やかな着物だったので、
『やるなぁ、落語の仮面!』とは思ったのですが、二話は小多けさんの『初天神』に思いっきり付くのでねぇ。
いきなり第三話から始まるのも不自然だし、予想どおり第一話からでした。マクラでは、ガラスの仮面の説明から。
結構、高齢のお客様だったのですが、それなりに受けておりました。落語の仮面も認知度上がりましたかねぇ〜。
一番受けたのは、女流前座の柳家ミミさんに三遊亭月影師匠が「ミミちゃん、三三師匠は元気?」と声を掛ける場面でした。
当人の三三師匠が後から登場するので、一層受けておりました。
4.トークコーナー
ホストの真打が二人の二つ目さんに、抱負などを聞くトークコーナーです。
三三師匠から、何回目の出演か?と聞かれて、二人とも二回目だと答える。粋歌さんは彩大師匠がぬう生時代に、
喬太郎師匠がホストの会に出て、『銀座なまはげ娘』をやって、結構、受けていたのを覚えております。
更に、三三師匠は、前の仕事からこちらの会場に移動して来て、既に、小多けさんは高座を終えた後で、
始さんが『野ざらし』をやっている最中に到着。舞台の袖から始さんを見て、びっくりしたと言うのです。
その座り方、足の裏に尻をどっしり落として、背中を丸めて、首を斜めにして語る様子が志ん輔師匠にソックリで。
確かに、こんなにフォルムが似ている子弟も珍しいかもしれませんね。志ん輔の厳しい教えによく付いて行ってますよ。
一方の粋歌さん。三三師匠は「白鳥作品仲間」だと言ってました。三三師匠は『豚次傳』粋歌さんは『落語の仮面』。
どちらも全十話の長編連続モノを、それぞれ習って余所で掛けて、白鳥作品を伝道している二人。
三三師匠は、白鳥作品を高座に掛ける使命として、正しい日本語に“てにをは”や“単語”“述語”“修飾語”を直す。
粋歌さんは、ガラスの仮面ファンなので、自分から『落語の仮面』をやりたい!!と、思ったそうです。
更に意外と真面目な話題に終始して、粋歌さんがもう2年くらいで真打に昇進しそうなので、目標は?と三三師匠が訊ねると、
披露目では必ずトリを取らせて貰えるが、それ以外でも定期的に寄席にトリを取って欲しいと声が掛かるようになりたい。
そんな抱負を口にしていて、それを横で、まだ二つ目三年目の始さんはピンと来ない様子で聞いておりました。
そうそう、最後の方で、粋歌さんに小八師匠(元ろべえ)さんとの結婚生活について質問責めにする三三師匠。
すこし厭そうな粋歌さんでしたが、小八さんが小三治門下に移籍して真打だったから、三三師匠は直系の兄弟子。
三三「普段は、お互いを何て呼んでるの?」
粋歌「もう子供ができたので、パパとママです。」
三三「こどもが生まれる前は?」
粋歌「互いに本名です。」
三三「下の名前?」
粋歌「ハイ、まぁ〜」
三三「楽屋とかで会話する時は?」
粋歌「私は、やっぱ、兄さんって呼びますね」
三三「旦那は?」
粋歌「粋歌です」
三三「ふーん、普通なんだね」
そんな会話を挟んで、始さんはいろんな場所で落語をやりたいと言って、師匠に破門!とか言われない事も目標かな?
と、真顔で言っていたのが印象的でした。そうそう、最後に粋歌さんが「朝日名人会にも出たい!」と、言っておりました。
5.金明竹/三三
去年、1月と10月。どちらもにぎわい座で三三師匠の『金明竹』は聴いております。ややマイブームなのかな?『金明竹』。
松公、主人、女将さんが三つ巴で、同じくらいのウエイトで描かれていて、キャラクターも完全にでき上がっています。
松公が“しりとり”でボケるのが絶妙におかしくて、いいですよね。あと、女将さんが目を合わせて旦那と喋れないのも笑えます。
それにしても、出囃子が鳴っているのに、なかなか登場しない三三師匠。小三治師匠の真似しているのか?って、思っちゃいました。
次回は、芸協の桂文治師匠がホスト役で、宮治さんと鯉八さんのお二人です。4月19日(木)の開催です。
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2018年01月31日
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