Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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朝練講談会を終えて、神田で朝食兼昼食の“ブランチ”を日高屋で頂いて、“ブランチ”たって半ラーメンと餃子に瓶ビール。
既に、ブログ「会の前後に食べた!」でご紹介済、これを食べて新宿に中央線で向かう。開始の2時間近い前に到着です。
新宿西口から出て、てくてくと西新宿方面に歩く、途中で「トラ五郎」を発見!!これは神田にも在って気になる餃子の居酒屋。
メニューにあるパクチー餃子が物凄く気になっていたので、これを黒ホッピーと一緒に食べてみることにする。
予想を超える相性の良さに満足しつつ、次はパクチー好きのSさんも誘って来よう!!と決心する。
そんなグルメな体験をした後に向かった、四回目の太福さんと市弥さんの二人会、このような内容でした。
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1.元犬/市弥
実は、NHKの新人演芸コンクールで決勝戦に東京から進出したのは、この市弥さん、小辰さん、そしてわん丈さんの三人なんです。
わん丈さんは、既にNHK用に仕上げているという『お見立て』を二回聞いているので、市弥さんも何か聞いておきたいという思いもあり、
この会がまだ満席ではないと知って、「東西交流会」と一緒に申込みしたんです。大正解でした。
市弥さんは、『試し酒』で予選を勝ち上がったそうでして、本番も『試し酒』なのか?ちなみに、もう一人の勝ち上がりの小辰さん。
こちらは、15日に私はらくごカフェで、笑二さんとの二人会に行くよていなので、小辰さんの意気込みも、聞いて参ります。
さて、このNHKの予選に通ったって話題を、イの一番に市馬師匠に、「NHKの新人演芸大賞の予選、合格しました!!」と、報告すると、
市馬「嘘だろう、お前が? 何やったんだ?」
市弥「嘘じゃありませんよ、試し酒で合格したんです!!」
市馬「試し酒で?あの噺を10分でやったの?お前が?嘘だろう」
市弥「嘘じゃありませんって、信じて下さい。今日にもニュースになりますから!!」
市馬「試し酒を10分で出来る奴の、料簡が俺には分からん!!」
と、自身がNHKの紅白歌合戦に選ばれる前に、弟子がNHKの決勝に出る事に対する不満を感じている様子だったみたいです。
そんなマクラから、一席目は『元犬』へ。つい最近、三三師匠の『元犬』を聴いたばかりなので、どうしてもそれと比べてしまいますが、
噺の展開、犬のシロの演じ方などは、流石に前座さんがやるそれとは違っていて、市弥さんらしい色で演じてくれました。
噺自身のテンポも良かったし、流れる感じで一気にサゲまで行きました。

2.茶碗屋敷/太福
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この日の曲師は、毎度お馴染みの“玉川みね子”師匠ではなく、沢村豊子師匠の弟子・美舟さんでした。衝立や御簾が無い空間なので、
美舟さんの美しい姿が常に拝見できて、これだけで、入場料の半分は元を取った気分になります。関東演芸会の美人を選ぶなら三本の指に入りますよ。
でねぇ、太福さんの節に合わせて三味線を弾く時に、上目使いで、ジーッっと太福さんを見上げているんです。その姿がまたか・わ・ゆ・い!!
更に、更に、太福さんの節への掛け声!!これが、何ともか細く高い声で、若いい! 浪曲の曲師の掛け声で、こんな圓ろみを帯びた声は聴いた事がありません。
さて、美舟さんばっかり褒めていても始まらないので、太福さんのマクラについて触れると、この会では、相互の芸を学びあうという余興をやっていて、
この日は、太福さんが「蕎麦を手繰る」所作を演じて、市弥さんが虎造の『清水次郎長傳』の冒頭、「旅ぃ〜行けば、駿河の道に、茶の香りぃ!」を唸る。
そんな余興コーナーを、仲入り前にやるというのです。なんと!太福さんは、蕎麦を目白の小さんの料簡になって手繰る為に、小さんDVD−BOXを3万円で購入。
さて、その真価は如何に?!と、振っておいて、本編の『茶碗屋敷』へ。
朝練でも聞いていますが、あの時より格段に良くなっていました。地の説明が細やかなのに、はっきりスーッと入って来る感じで、節の回しも軽快でした。
更に、語りが良かった!!ちょっとしか出ない、竹馬の友で、茶碗を名器と見抜く人物と、細川公に、存在感がありました。

3.挑戦コーナー(余芸)
まず、太福さんの蕎麦の仕草、蕎麦を啜る音が出ません。市弥さん曰く「新幹線のトイレが吸い込む音」でした。一方、市弥さんは頑張った方ですが、
いきなり、科白を間違えてしまうという有様で。三味線には、それなりに合わせて節が回せていたので残念でした。

4.おかず交換せず!/太福
この道端の二人シリーズは、11作もあるそうで、その比較的最新作なんだとか?若い方の工員が、ホットモットの弁当ではなく、彼女の愛情弁当で来るのでした。
一方、ベテラン工員は、弁当箱が卸し立て!!保温式の三段重のお弁当箱を自慢げに若い工員に見せるのだが… 美舟さんの上目使いが気になって!気になって!

5.妾馬/市弥
市馬師匠の『妾馬』とは、また違っていました。八五郎が、もっと職人らしいと良くなるんですけどね。三太夫と殿様は、それなりにできているので、
大家さんと八五郎が、もっとキャラクターが立って、らしく見えると、全体的に、筋の流れがよくなるように思います。
まだまだ、沢山かけて直していかないと完成されないと思います。おそらく、掛ける機会が、そんなにないはずです。1年に3回4回と掛ける場を作れれば、
市弥さんなら、師匠に負けない『妾馬』になると思います。
そうそう、全然関係ないけど、市馬師匠って、弟子に『妾馬』ってつけたりしたいのか?“市”ばかりで〝馬”の弟子はいませんよね。
〝武助馬”とか”馬の毛け”。はたまた〝馬之助”〝馬太郎”〝馬之丞”〝馬五郎”〝馬桜(まぁざくら)”〝馬清”などなど、馬風一門に負けず、
馬の名前を多用すると、それなりに面白い落語家らしい名前ができるように思います。

この会は、いいですね。美舟さんを至近距離で見られるだけでも、行く価値がある。次回もできるだけ参加したいと思います。
前日の松之丞人気に沸いた状態から通常に戻り、40人くらいの和みの空間で開催された、朝練講談会、
年内で日本橋亭は、永谷さんの貸し小屋ルール変更で、朝は貸してくれなくなりました。と、表向は言われておりますが、
朝練が時々伸びて、昼借りている皆さんの中に、永谷さんに影響力の強い「圧力団体」な師匠が居たりするのかな???
そこから、永谷さんがクレーム受けると、面倒臭くなりますよね。不本意だけど、朝貸すの止めてしまおう!!って成ったんじゃないの?
と、勝手な邪推をしてしまいました。完全に定着して、席亭さんの努力が実って来たのに残念ですね。

年内は通常通り開催される朝練講談会、できる限り参加したいと思います。場所を移して朝練自体は続きます。予約制らしいけど。
さて、10月08日三連休の最後の日、朝練講談会、こんな内容でした。

・徳川天一坊「伊予山中」…春陽
・姉川戦記「木村又蔵」…貞橘


1.伊予山中
朝の30分は、貴重だ!と言う春陽先生。二つ目さんと一緒だと、後の出番だから、10時に高座に上がる。
だがこの日は、殆ど同期だが、半年先輩の貞橘兄さんだから、開口一番を勤める、眠くは無いが口が回ら無いと言ってやや長めねかマクラへ。

話題は、琴調先生の引越し。池袋に琴調先生の叔父さんの店がある。そこに行くと、「今、琴調は、熊本でボランティアしているよ!」と、
他所では聞けない琴調情報が耳にできる。ちなみに、琴調先生は、熊本出身です。そんな店で、琴調先生が何処へ引越ししたかを聞いてみると…

叔父さんは、「池袋から遠くなったからねぇ〜」
ウエートレス(娘?)「この店の近くらしいですよ?!」
叔母さん(妻?)「そうねぇ〜、近いちゃ近いんだけど、遠くもあるのよ。本人に聞いて!!」

全く要領を得ない情報で、琴調先生!何処に引越したんだ!!と、悩む春陽さん。ちなみに、琴調先生は、この叔父さんの店に飲みに行く前は、
必ず、家に一旦帰ってから来店するんだそうです。なぜか?分かりますか?布団を敷きに帰るんだとか。帰宅したら、即、布団にスライディングして眠れるように


そんなマクラから、天一坊の冒頭、吉宗のご落胤が早世し、その印にと渡された短刀を偽天一坊が、ご落胤の祖母を殺して、これを手に入れる。
そして、軍資金を熊本の廓旅館で働いて作り、その金と短刀を持って江戸へと船に乗って出発したが、四国沖で大シケに遭い、船は伊予の海岸に辿り着く。

ここから、天一坊に元侍の悪い仲間が加わり、日進坊と言う悪党坊主を訪ねて、旅立つまでが、「伊予山中」です。春陽先生、この本編に掛かる頃には、完全に舌が回るように成っていました。


2.木村又蔵/貞橘
マクラでは、前座修業が一緒だった春陽さんの話に触れて、貞橘先生から見て後輩真打って、同協会には、春陽さんと貞寿さん、更に今年真打の山緑さんの三人だけ。
だから、神田鯉栄さんの真打披露パーティーに、師匠貞水先生の名代で出席したら、なんと!神田派Bグループ、女流真打のテーブルに席が用意されていて、
陽子、紫、紅、正美の四人と一緒で、大人しく借りて来た猫のようにしていたら、何故か?陽子先生に気に入られて、後日仕事を頂戴したそうです。
また、陽子先生の仕事が終わったら、出演していた琴調先生に拉致されて、九時間、打ち上げと称して飲み会に付き合わされたそうです。

マクラは、大学の非常勤講師を引き受けた話題へ。そこで、改めて講談の歴史を学ぶ事に。この知識を、この日の「木村又蔵」の場面、場面に放り込んで進める貞橘先生でした。

これがいい感じに脱線するんです。正直、「木村又蔵」なんて、前座さんがやる武芸モノの代表じゃないですか?それが、要所の場面転換で、脱線する事で、
話が広がり深みにを増します。更に、展開する先々の展開にあらかじめ客が付いて行く準備が出来ているので、盛り上がりが大きくなりました。

もう少し、脱線部分は抑え気味で、本編を盛り上げて演じたら、益々良くなると思いました。朝で、初めてだったと思うから、仕方ないけど、このパターンの演出を、貞橘先生には続けて欲しいです。

さて、明日、14日も朝練講談会!行きます。

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