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テイトさんの主催落語会、馬石師匠のCD「お直し」「井戸の茶碗」を収録したものの発売日・5/1の落語会でした。
CD自身もテイトさんの企画CDで、私も1枚買ってジャケットにサインを頂きました。
CDの値段が2千三百円、落語会の木戸銭が二千円でした。そして、この日の演目は『お節徳三郎』の通し。
・お節徳三郎「花見小僧」
お仲入り
・お節徳三郎「刀屋」
1.花見小僧
マクラでは、今年の流行は『お富與三郎』だと言う馬石師匠。中村屋のコクーン歌舞伎の演目でもあり、
それとコラボ企画で、百人くらい入る渋谷の会場で、馬石師匠の『お富與三郎』の公演も企画されるらしいです。
また、六月は池袋のトリも決まって、ますます張り切っている馬石師匠なのに、この日の客の入りが満員札止めでない。
やや中途半端な数なのが、「CD発売記念」なのにぃ〜と、いたく悔やんでおられました。
それでもこの日30枚くらいは売れたと思います。私が1枚買ったくらいなんですからねぇ。
続けてマクラは、この5/1に郵便局へ行ったら、と云う不幸な出来事について語りました。
馬石さん、ちょっとハガキや切手を買い置きしようと寄ってみたら、外国人の二組が窓口で揉めていた。
片方は欧州人風。荷物の重さと値段について、係りの人と深い会話になっていて、もう一組は中国人かな?
片言の日本語で、切手の貼り方などのレクチャーを受けていた。
双方とも、銀行などにもよくある、受付番号のレシートは取らずに列に並び、係員からサービスを受けている。
“受付表、取るべきか?”
少し悩んだけど、先の外国人が取らないのに、俺だけ取るのも… そう思って取らずに列に並ぶ。
すると、後から来た女性Aと、女性Bが、その受付番号札を取る。 次は“133番”の掲示板が動く。
そして、15分後。外国人が去った後、放送が流れて、133番の札をお持ちのお客様と呼ばれ、すぐに、
134番の番号札をお持ちのお客様も呼ばれる。この時点で、畜生!!と思いながら135番の札を抜いた、
馬石師匠でしたが、女性AとBは、会社の郵便物を持ち込んだみたいで、トートバックに山ほど郵便物を持っていた。
結局、30分以上待たされて、切手とハガキを購入する馬石師匠だったそうです。
そんな恨み節のマクラから『花見小僧』へ。まずは、恋に落ちる事を、昔は「落っこち」と呼びまして、
と、マクラを振り、そこから長命寺の桜餅の、信じられないベダな女性レポーターの話題で軽く笑いを取り『花見小僧』。
この落っこちの部分は、100%雲助師匠と同じでした。その後、お節、徳三郎と婆やを伴っての花見に行った小僧ドン。
これが、定吉ではなく長松なのも、雲助師匠の型でした。細かい、クスグリまでほぼ一緒でしたね。
去年の三月!と、大旦那に問い詰められて、長松が「刃傷松之廊下!!」と云うクスグリまで同じでしたから。
ただ、向島へ柳橋から船に乗ったところが、「向島」と云ったけど、上手く長松の忘れましたに掛けてごまかしました。
そんなのはご愛嬌で、結構、笑いの多い『花見小僧』でした。
2.刀屋
後半の『刀屋』も、忠実に雲さんの型なのですが、ここは途中、頭が飛び込んで来て、頭と刀屋の主人の会話を聞いて、
徳三郎が刀屋を飛び出す場面がありますが、ここの演じ分けが、妙な感じで、頭なのか?刀屋の主人か?
はたまた、頭が連れて来たお伴の子分なのか?この三人の言葉使いが、ハッキリしないので、妙な感じがしました。
それ以外は、上手く人情噺っぽく、刀屋の主人が徳三郎をいさめるのですが、惜しいと思いました。
そして、勿論、サゲも雲助の型で、川の水を飲まないと死にませんの、御伽噺みたいなオチで終わります。
一回、サラったから、もう一回やると、完璧なんでしょうけど、この噺は春のネタなので、もう今年はやらないと思います。
ほんのちょっとした部分ですが、惜しかったと思います。
さて、馬石師匠、次回は予定がありません。6月のピッコロさんの会は「つばなれ特選会」と重なり行けません。
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GWの最中、さぞかし賑わっているかと思って入った「きゃたぴら寄席」でしたが、やっとのつばなれ状態。
この日の夜は、松之丞さんが出演のTV中継入りでの日替わり夜寄席だったので、こちらは静かな盛り上がりでした。
そしてこの会は、【木戸銭】千円、このような内容でした。
1.寄合酒/辰之助
この扇辰師匠の二番弟子、芸名が辰まきから辰のこを経て、二つ目になり“辰之助”となっりました。
日芸出身の咄家さんで、如何にも落研から落語家になりました、って感じの芸を見せてくれます。
これが、鼻に付くってお客さんもいらっしゃるかとも思いますが、聞き取り易い語りで落語を演じて下さいます。
落語協会では、一之輔、わさび、小辰に続く咄家さんになるのかな?
マクラでは、学校寄席の話を軽く振って、『寄合酒』へ。鱈・数の子・鰹節そして与太郎の味噌と行って、
最後は鯛を盗んで、それとからむ犬も乾物屋の飼い犬だったと言っていちおう落ちを付けて終わりました。
久しぶりに聞いた辰之助さん、喋りが聞き易くなっていると感じました。まだ荒削りですが、
何か自分らしさを噺の中に入れて演じてくれると、また、聞いてみようと思います。
2.紙入れ/遊かり
毎度おなじみの自己紹介マクラを振って、『紙入れ』へ。彼女の『紙入れ』を聞くのは二回目です。
さて、物凄く体をクネクネ動かして演じる『紙入れ』で、演劇をやっていた癖なのか?凄く気になるのです。
落語の演じ方ではなく、かと言って芝居とも違います。演劇のような感じが匂います。どうも私は好きになれません。
女将さんが色っぽいというより、下世話に感じてしまいます。安い女郎じゃないからねぇ、難しいとは思いますが、
色気の使い方を学んで欲しいと感じる『紙入れ』でした。
3.千早ふる/喬の字
この『千早ふる』は、結構いいと思いました。今まで聞いた彼・喬の字さんの落語の中ではNo.1です。
もう少し無駄な力さえ抜けてくれると、それこ更にもう一つ良くなるんですけどね。
下げに向かう部分や、”トワ”の説明はやや強引ですけどね。フランス人じゃないよ、実家が豆腐屋の竜田川。
4.崇徳院/寸志
『千早ふる』にインスパイアされての『崇徳院』でした。この寸志さんは三度目か四度目なんですが、
凄く口調が古典らくごらしい口調で、噺に、スッと入り込める語りを、毎回して下さいます。
大旦那、若旦那、そして熊五郎夫婦のキャラクターが十分できているからなんですね。素晴らしいと思いました。
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