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落語界のGW名物に成っているこの会です。既に、10年くらい続いており、私は2回目だか3回目だから毎年来ております。
メンバーは、三三/遊馬/南湖/たま/兼好/一之輔の六人の共演。最後に大喜利をやるのがお約束の会で、これが名物!!
この会は、日本橋亭なのに全席指定、座布団席3千5百円、椅子席4千円です。ちなみに、私は座布団席でした。
そんな大日本橋亭落語祭の初日は、5/2(水)に開催されました。こんな内容でした。
・オープニング(自己紹介と出番決め)
・寛永力士傳「雷電為右衛門の初土俵」…旭堂南湖
・三人旅「びっこ馬」…三遊亭兼好
・たけのこ…柳家三三
・尿瓶…三遊亭遊馬
お仲入り
・ヤマカン刑事…笑福亭たま
・化け物使い…春風亭一之輔
1.オープニング
恒例の出番決めと自己紹介です。「えぇ〜、三遊亭兼好です」と、兼好さんの高い声で“えぇ〜”を入れる真似を、
南湖さん、一之輔さんが自己紹介でやってみせて、掴みの受けを取りました。他の5人全員できるんですよ、兼好さんの真似。
そして、じゃんけんの結果、上記の出番が決まりました。また、高座返しを三三師匠がやって受けました。
2.雷電為右衛門の初土俵/南湖
凄く上方らしい講釈で、もっちゃりしている『寛永力士傳』。江戸の講釈とは全く赴きが違っていて。。。
相撲の描写からして違います。何だろう、力が入らない感じで、相撲というより寄席みたいな風情に感じてしまいます。
力が入らない講釈。女性には、こちらの方が喜ばれるのかもしれません。もっちゃりした講釈。
3.びっこ馬/兼好
マクラでは、北の将軍様の好感度が上がったという南北朝鮮首脳会談の話題を振って、一見乱暴者に見える金正恩委員長ですが、
あみえて優しい一面を持っている。同じように橘家文蔵師匠も、意外と面倒見が良い人なので、月に1度出ている、
円楽一門会の寄席・両国寄席の文蔵師匠の出番の後に、「今度、鈴本に出して下さいよぉ〜」ておねだりすると、
手を引いて、鈴本の高座に出して貰えるかもしれないと、言う兼好師匠。
実は、才賀師匠が主任の鈴本の高座に、既に、立川流で協会を出ていた左談次師匠が出た事があります。
勿論、高座で落語をやったわけではなく、才賀・左談次の有名な余芸「浪曲子守唄」をやる為に出たのです。
鈴本の席亭曰く「板に上がらないなら、やっていい」。この鶴の一声で、実現したそうです。
◇浪曲子守唄「才賀・左談次」
この理論に立つならば、文蔵師匠におんぶしてもらえば、鈴本に兼好さんも出られる事になります。
さて、『びっこ馬』。何度か兼好さんでも見ていたと思うけど、こんなに笑いが多かったか?再認識しました。
最初、符丁の説明から田舎の馬方につかまり、値切って三人が馬に乗る。油粕の荷を運んだ帰り馬です。
一頭がびっこなのですが、びっこの仕草が?でした。前後に馬が揺れてました。普通は左右に揺らすと思います。
それにしても、馬方の沈黙が恐くて兼好さんらしい演出。楽しい『びっこ馬』でした。
4.たけのこ/三三
谷津で聞いたのと全く同じ。高座返しできずに上がったら、座布団が暖かくて、「兼好さん、返してねぇなぁ?!」
と、兼好さんを少しいじり、兼好さんが恐縮して高座の袖に現れました。お約束です。
侍同士の隣家という雰囲気が、いいですよねぇ、三三師匠の『たけのこ』。喜多八師匠、空の上から見ているのか?
『俺のたけのことは、ずいぶん変えてやってやがるなぁ〜』って思ったりしているのかなぁ。
5.尿瓶/遊馬
田舎武士の固い感じ、道具屋さんの山師っぽさはいい感じなのに、下げに向かう道具屋と友人の会話。
ここのスピード感というか、一気にサゲに向かう感じを出して欲しいと思いました。惜しい!!
凄く落語らしくて、遊馬師匠に合った作品だと思うのにねぇ。本寸法でかっこいいからもったいない。
6.ヤマカン刑事/たま
マクラでは、最近亡くなった月亭可朝師匠の話題を降って、その弟子である月亭八方師匠が惜しくも会長選挙で落選した話題へ。
『ヤマカン刑事』は、初めての新作ですが、たまさんらしい言葉遊びが楽しい噺なんですが、如何せん本人の体調が良くない。
寝てないと本人が言うだけあって、カミカミなんです。せっかくの面白さとスピードが出ず残念。
もう一度、体調の良い日に聞きたい。
7.化け物使い/一之輔
吉田のご隠居が最高です。アカンベーする一つ目小僧、そしてその一つ目小僧の涙。大入道は庭や屋根で働かずこれも室内。
最後に登場ののっぺらの女お化けは、隠居のセクハラを警戒するのが面白かったです。一之輔ワールド全開でした。
こいうのをやらせると天下一品。オリジナリティー溢れる古典の味付け、一之輔師匠の他の会も行きたくなります。
8.ドレミファ、どんなんかなぁ〜
三部構成でした。司会のたまさん、アシスタントが南湖さん。そして、三三/遊馬/兼好/一之輔が回答者です。
そして、お客さんは4人の回答者で、誰が優勝するか?これを投票して大喜利に参加します。
ちなみに、優勝者を当てた中から抽選で1名に、たまさんの手拭に、メンバー6人の寄せ書きサインされたものがプレゼント!
まず、普通のイントロクイズ。曲名を当てるだけでなく歌う必要があり、このパートで、
兼好師匠の「セーラー服と機関銃」、そして、三三師匠の「ヘビーローテーション」が聞けました。
三三師匠が、いつになく弾けていました。毎年、この会だからの弾ける三三が見られるのが嬉しいです。
次に、二部。カラオケが掛かり、この曲が南湖さんに歌えるか?クイズ。
「酒を」「なごり雪」「デビルマンの歌」「ギザギザハートの子守唄」などがかかり、
お客様全体に、南湖さんの音痴ぶりを認識させる効果絶大でした。
そして、最後にお待ちかね「南湖ラララクイズ」。このクイズは本当に面白い!!南湖さんにヘッドフォンで曲を聞かせて、
イントロから歌まで全てを「ラララ」で口ずさんでもらって、それが何の曲であるかを当てるクイズです。
「ダンシングヒーロー」と久保田利伸の何とかって曲は、まだ客席もアーと言ったり、南湖さんのラララが、
3年連続でやっているから上手くなってしまったのでは?と、言う声もありましたが、最後に極め付けが出ました。
アナと雪の女王/Let it Go!!
一之輔師匠が当てて優勝し、最後原曲を聞きながら南湖さんにラララして貰ったんですが、そうは聞こえない。
当てた一之輔師匠が、俺が当てた時と同じか?と、首を傾げる南湖先生のラララでした。
次は、5/4が楽日の大日本橋亭落語祭です。あぁ〜また来年も予約するぞ!!と今から思っております。
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