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暑さがぶり返し、らくごカフェの階段がサウナに逆戻りしておりました。
30分居たけど、ガリガリ君が欲しくなる暑さでした。
そんな土曜日の夕方6時開催の「神田阿久鯉の会」、こんな内容でした。
・徳川家武将伝「村越茂助誉の使者」 … いちか
・秋色桜 … 紅純
お仲入り
・柳沢昇進録「白菊金五郎」 … 阿久鯉
1.村越茂助誉の使者/いちか
いちかさんで「村越茂助」を聴くのは、実に四回目です。去年2回、そして今年も2回。
「釈場の例に従い…」の科白から、本編までほぼ同じです。次に言う科白も覚えてしまいました。
もう少しで二つ目に昇進だと思います。根多を増やして活躍される事を期待しております。
2.秋色桜/紅純
季節外れの「秋色桜」でした。紅純さんで聴くのは2回目ですね。二つ目に昇進した祝いで呼ばれた紅純さん。
松鯉一門では、大先輩の阿久鯉先生。一次、みのり(紅純)さんの教育係りの時代もあった阿久鯉先生との思い出を語る際、
思わず目頭が熱くなって、ホロリとされておりました。それにしても、根多が増えていないようです。
この季節は、怪談だろう?!と、思いました。怪談と義士を早く覚えて、講釈師らしく掛けて欲しいです。
3.白菊金五郎/阿久鯉
マクラでは、松鯉一門の新前座、松麿さんについて、阿久鯉先生の評が聴けました。鯉栄先生とはまた違う印象なのも面白いです。
まだ、芸界に染まっていないのが可愛いようですね。そして、20代の若者は、阿久鯉先生の目にはそれなりに新鮮に映るようです。
そんなマクラから、本編の「白菊金五郎」へ。全16話中の九話と十話ですから、『柳沢昇進録』も後半です。
そして、舞台は二代将軍・家忠が葬られている増上寺、この二代家忠の法事が行われる増上寺で、柳沢は自身の政敵、
老中の掃部頭を暗殺しようと企み、ひょんな事から知合った旗本の次男坊、白菊金五郎に仕立てるのですが…
間一髪、掃部頭の警護の侍に、白菊金五郎は捕えられてしまいます。そして、誰に頼まれたと尋問しようとするのですが、
白菊金五郎は腐っても武士、舌を噛み切って自害するのでした。
この白菊金五郎の「白菊」という呼び名は、相思相愛だった芸者小菊への思いから付けた名前で、
浅草の一乗寺に、二人の悲恋を祀った塚が在ったそうですが、大正の関東大震災で残念ながら消失してしまったそうです。
次回は、12月に続きが聴けるかと思います。
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◇体操協会が揺れています
速見コーチが、宮川選手の指導の中で、過去に暴力を含むパワハラ行為が在ったとして、
協会が懲戒処分を課し、無期限指導禁止という処分を下しました。ことろが!!
宮川選手本人が、この処分に対して異議を主張。パワハラなんて受けておらず、コーチに対する処分は不当と言い出した。
これは、選手本人だけでなく、18歳の宮川選手の両親も、コーチの指導続行を強く望んでいるようなのです。
どうも、レスリングの問題や、アメフト、ボクシングと続いた一連の問題を受けて、体操協会が人のふりみて我がふり直せ!
とばかりに、過去に遡って処分を下したようなのですが、宮川選手は、精神的にショックを受けて、日常生活にも支障があるらしい。
東京五輪出場を掛けた、ドーハでの世界選手権にも団体メンバー候補に選ばれていたのに…宮川選手は踏んだり蹴ったりだと思います。
◆東京五輪とタトゥー問題
プールやスーパー銭湯で、グローバルな視点からタトゥーを容認しては?という意見がある。
日本の社会が長い歴史の中で、刺青(入れ墨)というものの、社会的におかれた立場、印象というものは、
欧米社会のタトゥーに対する意識とは、大きく異なるように思います。
昔、昭和の時代は、銭湯で普通に刺青を入れた人が、普通に入っておりました。別に渡世人ではなくても、
職人さんは、ほぼ、皆さん、刺青者でした。特に、鳶の連中は100%入ってましたよねぇ。
そうそう、刺青で東西の違いというか、全身に入れている刺青者で、昭和50年代くらいまで、
九州の刺青者は、手首まで彫物を入れているのに対して、関東では、明らかに“二の腕”ぐらいまでしか彫っていない。
でねぇ、関西に行くと両方居て、これは彫師によるものなのでしょうか?
幼い頃、銭湯で、若いお兄ちゃんが、素彫から徐々に体一面に彫上がり、やがて色が入り、
少しずつ完成系へと近づく姿を、半年くらい掛けて見ていた世代としては、刺青だがら一律だめ!というのは、
自分は刺青者ではありませんが、不条理に感じます。
まぁ、今は電動の彫機で、下絵もプリントシールを貼り、一気に彫ってしまうようですからねぇ。情緒がないわぁ。
俺が銭湯のオヤジだったら、素彫からゆっくり仕上げて下さる常連さんは、ありにしますけどね。
◇偽一万円札が出回ってります!
神奈川、東京、埼玉で、コピーしたと表現しているようですが、おそらくプリンタで印刷した偽札が出回っているようです。
コンビニなどで使われて、同じNoの偽札が発見されているらしいです。コピー機は偽造防止ソフトが入っているので、
簡単には複写できないと思うので、おそらく、プリンタを使って印刷したのでは?と思います。
照明を操作して、カメラで撮影し、photoshopみたいなソフトで編集すれば、パッと見ても分からない偽札ができそうですよね。
本物と見比べ触り比べると分かるけど。1枚ずつ地味に使うと、本当に捕まりにくいと思います。
◆五冠?
池江璃花子選手がアジア大会で、日本新記録を連発し「五冠?!」とか言って騒がれているが、
モントリオールオリンピックの東ドイツのエンダーに比べたら、まだまだ、驚くレベルではないと思います。
最後の400mリレーでUSに敗れて、銀メダルでしたが、タイムは当時の世界新記録を超えておりました。
100m、200m自由形、100mバタフライ、そして400mメドレーで世界新記録での金メダルを獲得しています。
当時の東ドイツなので、ドーピングしての記録だとは思いますが、体が異常な発達をしていました。
肩がイカっていて、胸は筋肉の上に乳房が付いていて、私は「古墳?」って思ったのを記憶しています。
あと、水泳は男子だとマーク・スピッツですね。フェルプスが登場するまで、あんな凄いのは見た事無かったです。
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◇箱根そば/小田原店
・たぬき蕎麦+生卵
・竹輪天蕎麦+生卵
・カレーセット(温蕎麦)+生卵
実に、生卵三連発!!生卵を入れると夏バテに効くような錯覚を覚える暑い最中の注文でした。
◆濱そば/戸塚駅店
・月見そば
遂に、暑さで食欲が減退!!それでも夏バテに効くような錯覚から生卵をチョイス!!
◇丸亀製麺/神保町店
・釜あげうどん+牛皿
TVのコマーシャルでよく宣伝しているのを目にするので、食べてみた牛皿。牛丼屋の特盛りに相当するぐらいの量でそれよりは安い。
ただし、如何せん、甘い!!お子様向き?と感じる甘さで、牛丼屋のそれと比べても格段に甘い。牛肉はそれなりに良質なので勿体ない。
◆リンガーハット/横浜・伊勢佐木町モール店
・長崎ちゃんぽん
野菜の高騰で値上げしたリンガーハット!どんなものか?試してみた。値上げ前より、かまぼことさつま揚げの量が増えたように感じた。
◇新宿小田急の地下街
・お惣菜(おかず煮物)
大変よい味付けに感動!!甘くない、酒呑みの嗜好を良く理解した惣菜です。
◆JR駅中コンビニ/小田原駅
・あじほぐしミニご飯
アジのミニ弁当、298円です。鮭のは普通に観るけど、鯵というのは、小田原らしい。全国展開しているのか?
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貞寿さんの会が、15時ちょっと過ぎに終わり、軽く何か食べようと神保町の街へと出た。12時に丸亀でガッツリ食ったので、
久しぶりに「キッチン南海」でと思ったけど、空腹は感じていなかったので食べるのを止めて、らくごカフェでサンドイッチにした。
さて、この貞鏡さんの会は、五ヶ月の産休、初めての自主興行だそうで、お呼ばれの脇の仕事は今月からボチボチ始めているけど、
自主興行で、しかも根多卸しの勉強会は、今回が復帰一回目となります。そんな、一週間で完売した「貞鏡の会」、こんな内容でした。
・井伊直人 … いちか
・赤穂義士伝銘々傳「神埼与五郎 詫び証文」 … 貞鏡
お仲入り
・耳なし芳一 … 貞鏡
1.井伊直人/いちか
新小岩の瑞姫さんとの会で聴いて以来の『井伊直人 鬼夫婦』でした。伊達家の指南番:井伊直人の物語です。
同じ武芸物でも、一龍斎がやるともっと武ばったかんじで笑いが少ないと思いますが、田辺の一門だと笑いが多く、
登場人物に幅がありますよね。いちかさん、早く二つ目にしてやって欲しいと思います。
2.神埼与五郎 詫び証文/貞鏡
“待ってました!!”の声が係り、五ヵ月ぶりの高座ですと挨拶する貞鏡さん。思わず、込み上げるものがあったようで目頭が熱くなり、
やや鼻声になりながら、グッと我慢して、近況報告をなさいました。美人が泣くのは美しいから、許されます。得だなぁと思いました。
さて、まだ細かいペースでの授乳が続き、夜泣きもあって睡眠不足が続く毎日だといいながら、子育てをしていると、
両親が自分を育てた苦労が分かり、親への感謝を改めて感じていると仰っておりました。
そんな産休の間、復帰して一番最初に根多卸しする噺を、何にするか?と、色々と悩んだそうで、そんな中、師匠貞山先生から、
稽古中に「ならぬ堪忍するが堪忍」の話をされて、この「神埼与五郎 詫び証文」を選んだと仰っておりました。
この噺は、銘々傳の中で、「赤垣源蔵 徳利の別れ」、「大高源吾 すす竹売り」、「安兵衛の婿入り」などと並ぶくらいに有名なお噺です。
年末に聴かない歳は無いと言っていいぐらい、多くの講釈師が持っているネタで、よく聴きます。そして、殆ど同じです。
今回、貞鏡さんで聴く前に、今年は三月に貞弥さんでも聴いております。
さて、貞鏡さんの「詫び証文」。馬方の丑五郎が酒を飲みながら、与五郎に絡む場面。ここで、出産・子育てで未だ1年禁酒している事を告白。
この丑五郎が仮名で詫び証文を書かせる部分の滑稽さを、上手く演じる貞鏡さんでした。この辺りは感性ですよね。上手いと思います。
丑五郎は、ゴロつきなんで、怒りの表し方も、貞鏡さんのニンで演じて行けるので、もっと掛けると更に良くなると思います。
3.耳なし芳一/貞鏡
マクラでは、産休中に、ミルク代を稼ぐ為の作戦として、新作の手拭を作った!!と、二色の猫の手拭を発表。
終演後に販売して、母は強し!ってところを見せておりました。このまま、所帯じみた面も見せるのか?今後注目です。
また、この会の前に、霊園で怪談噺の会があり、高座の高さが40cm程度しかなく低いとクレームを付けたら、
2倍の高さにしますが、貞鏡さんは、絶対に見ないで下さい!!と、言われ、別室へ連れて行かれた。
4メートル四方で、40cmの高さ、成る程!!アレを10個並べると、ちょうどこの大きさになると思ったそうです。
更に、霊園やカルチャーBOXで怪談をやると、必ず、何か起こると云う貞鏡さん。この日も、突然、照明が落下したそうです。
さて、ラフカディオ・ハーン作の『耳なし芳一』。これで私は三回目でした。去年四月に、ここらくごカフェで初めて聴いて、
五月の末に、日暮里サニーホールで二回目を聴きました。そして、今回が三回目。琵琶の鳴り物入りで、勿論、録音ですけどね。
芳一が耳を取られる場面が、物凄い迫力で、緊張の高まりと共に、いい演出だと思います。
更に、以前より平家の落武者に、安徳天皇の墓に連れられて行く場面も、回を重ねるごとに良くなっています。
どうしても、恐いよりも暗いになりがちな場面を、より怪談らしく聞こえるように、言葉選びや演出に工夫がされていると感じます。
最初の時は、ここが暗過ぎて、何か違和感だったんですが、もうそんな事はありません。
あとは、ハメ事で琵琶法師の平家物語が入る場面を、平家物語の冒頭ではなく、ちゃんと設定通り「壇ノ浦」にするのが課題ですね。
何処かに音源がないか?貞鏡さん自身も探しておられると思います。
産休明けの貞鏡さん。特に太っていたりもなく、ただ、色が青白いのがやや気に成りました。
元々、白いのが青みがかった白になっていて、声は出ているのですが、睡眠が不十分だからか?少し気になる様子です。
次回、ここでの貞鏡の会は、十一月二十一日(水)、19時開演です。
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19日の土曜日は、昼・夜共にらくごカフェの会でした。12時に最近恒例になっている丸亀製麺へ。
TVでもCMしている「牛肉うどん」を注文し、お昼は牛を堪能!!12時15分くらいにカフェへ行くと、
相変わらず、二階のカレー店「ボンディー」の行列ができている中、5階へ。一番でした。
今回は、怪談二席という事で、「一龍斎貞寿の会」。このような内容でした。
・吉原百人斬「お紺殺し」
お仲入り
・腕
1.お紺殺し
マクラでは、お盆にBSで、「怪談」の番組が、稲川淳二さんと映画「貞子」の監督の座談を交えて放送されていた話題から。
深夜2時の放送だったので、恐くて一人では観られなかったという、意外とビビリの貞寿さん。
ここから「怪談」の定番マクラを振っておいて、『お紺殺し』へ。
最近、講釈師の若手真打、二つ目の間で静かなるブームの『お紺殺し』です。松之丞さん、貞鏡さんがやりますし、
貞寿さんで聴くのは二回目です。元は、芝居でもお馴染みの「籠釣瓶花街酔醒」で、通称・吉原百人斬です。
この吉原百人斬の事件を起こす、佐野次郎左衛門の父親:佐野屋次郎兵衛が、昔の女、江戸節お紺に戸田の渡しで偶然逢い、
このお紺を騙して、河原で殺してしまうところから、物語は始まります。河原の杭を抜いて殴り殺すという残忍さ!!
そして、殺されたお紺が化けて出て、次郎兵衛をまず宿泊先の旅館で殺害し、その息子:次太郎(次郎左衛門)を、
いろりに突き落として熱湯を頭から掛けて、二目と見られない醜い男にしてしまいます。
この『お紺殺し』は、長い「吉原百人斬」という物語の発端で、昔の男に殺されたお紺が、男を末代まで祟ると化けて出ます。
典型的な怪談噺で、前半には、お紺を次郎兵衛が騙して殺す場面も迫力があり、演じてに人気があるのも頷けます。
さて、貞寿さんの『お紺殺し』は、彼女らしい演出の怪談です。彼女の『四谷怪談』もそうなのですが、
ト書きで説明する地をやや多めにしていて、より会話の部分をリアルに見せる事で恐怖を煽ります。
また、地の演出にメリハリと、場面に角度が付いていて多様性があるので、会話に入るとグッと引き込まれて、
思わず唾を飲むような展開になる。師匠の貞心先生とは、やや違う手法で、彼女なりの工夫だと思います。
2.腕
マクラでは、『腕』という作品が、大師匠六代目貞丈から師匠貞心へと受け継がれ、今、更に貞寿さんへと三代続いている話題から始まりました。
元々、この『腕』は、立体講談で演じる目的で貞丈先生が演じておられたものを、貞心先生が受け継いで今でも、そのスタイルで演じておられます。
簡単に説明しますと、噺のクライマックスで、張りぼてというかマネキンの“光る腕”が、フワフワと宙を舞って飛ぶ場面があり、
これを立体的に舞台から客席に“光る腕”が飛んで見せて、客席を驚かせる。そんな演出がある噺なのです。
今回、貞寿さんの根多卸しでは、残念ながら“光る腕”が飛ぶ演出は無かったのですが、代わりに、貞寿さんが“光る腕”を飛ばしていた頃の、
前座時代の秘話が聞けました。流石に、ここには書けない秘話です。ちなみに、現在、“光る腕”を飛ばす役は妹弟子の貞奈さんがやっています。
そんな話題から、今月初めの愛山先生の会の終演後、らくごカフェのエレベーター前で、出演者がエレベーター待ちで無駄話をしていたら、
「ちょっと、座っていて」「ちょっと、待ってちょうだいよ」と、可細い女性の声が聞こえて来て、出演者全員が一瞬絶句したそうです。
尚もその可細い女性の声は、聞こえるので、カフェに戻って声の主を確かめたら、カフェの声の方には誰も居ない。
本当に幽霊?!と、思って、恐る恐る、カフェの店員さんに聞いてみると、何でもカフェにある銀色のダクト、あのダクトを通して、
上の階、六階の人の声が聞こえて来るそうなんです。何でも六階は休憩室になっていて、休憩中の人の雑談が聞こえて来る場合があるらしい。
でねぇ、そんな話をした後、貞寿さんが百均ショップで、怪談に使う蝋燭を買った話をしている最中に、尺八の音色のような音が聞こえ始めたのです。
会場は、ザワザワし出すし、貞寿さんはビビるし、「休憩中に笛を吹く人が居るの???」と、ビビり捲りの貞寿さんでした。
風が、ダクトを通り、妙な音がしたのか?まるで、尺八みたいな音色が、音階を変えながら1分くらい鳴り続く怪奇現象が起こりました。
まだ、マクラの時だったから、そんなに影響なしでしたが、らくごカフェ、恐るべしです。
さて、『腕』。発端の部分は、『黄金餅』に似ています。ケチが十八両という金を残して死ぬ未練から銭を入れた財布を掴んだまんま死にます。
ただし、十八両は近くの米屋さんに預けてあり、死んだ後に幽霊になったケチが受取に、わざわざ米屋に出向いて受け取って死ぬのです。
幽霊の仕業と知って、長屋の連中は恐がり、手から財布が離れないので、握らせたまんま埋葬するのですが、その事を知った強欲や男が、
後日、こっそり土葬された棺桶を暴いて、この財布を盗もうとします。
この時、財布を握った手の、指を開こうとしていると、反対の右腕が動いて、これを邪魔をします。
そして、右腕は男の手首を掴んで、馬鹿力で締め付けて来る。
あせった男は、匕首でこの邪魔をする右手を斬り落とすのですが、落ちた右手が更に強く握って来る。
結局、財布を盗むのを諦めて男は、家に帰るのですが、切り落とした右腕は男の手首を握ったまま付いて行きます。
そして、帰宅した男の異変に女房も気付いて、大騒ぎになり、結局、手首を掴んだ腕が、
財布を諦めない男の首を絞めて殺してしまう結末に。亭主を殺された女房が、右腕を掴んで外に放り投げると、
フワフワ、フワフワ、と宙を飛んで墓地へと帰って行く。翌日、長屋の連中が再度、ケチ男の墓を暴くと、
ニッコリ笑い財布を握り締めた男の死体の横に、右腕がそっと戻って横たわっていたそうです。
やっぱり、腕が立体で動かないと、この噺は魅力半減です。
次回、貞寿の会は、10月20日(土)で、『玉菊灯籠』を掛ける予定です。
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