Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

過去の投稿月別表示

[ リスト | 詳細 ]

2018年08月

← 2018年7月 | 2018年9月 →

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 前のページ | 次のページ ]

このシリーズも5回目。そろそろ主要な登場人物は、殆ど紹介してしまったので、今回はそんなに出ないけど印象深い人物を紹介します。
まず、「久蔵」。この名前は、いろんな人物に付けられていて、神出鬼没、「お前は、多羅尾伴内かぁ!!」と突っ込みたくなります。
『試し酒』では、大酒呑みの田舎者、そして『富久』では贔屓の旦那をしくじった幇間、しかしてその実体は!!
ちょっと字が違うけど、海老名家からクレームを付けられた、稲荷町の九番弟子、林家九蔵!!、ってな感じです。

次に、大家さんの括りに入りますが、『小言幸兵衛』の田中幸兵衛さん。常に小言を云っている設定で、これに近い人、世の中に居ます。
続いて、名前は必ずしも一緒ではありませんが、「粗忽な人」で、これは同一人物なのでは?と、私が思うのは『堀の内』と『粗忽の釘』、
この主人公の大工さんは、どう考えても同じ人物じゃないのか?そう思います。

そして、落語の「三ぼう」の代表についても触れたいと思います。つんぼうに、けちんぼう、そして泥棒の三つです。
“めくら”の噺というのは在っても、実際に“つんぼう”が活躍する噺を、私は知りません。だから「三ぼう」のマクラを振ると、
咄家がやるのは、“けちんぼう”の噺か、“泥棒”の噺です。「三ぼう」と振って昔は“つんぼう”の噺もやったのでしょうか?
在りそうですよね?、小咄はありますからね、“つんぼう”の親子が、二人して「今、家の前を通ったのは?山田さんかい?」と尋ね合うのが。

さて、“けちんぼう”の代表は、赤螺屋吝兵衛さん。所謂、「アッキ貝」と呼ばれる貝で、貝自身よりも、有名なのは、その卵のう。
これを干してできたのが、子供の頃、私も口の中で鳴らした、あの海鬼灯(ホオズキ)なのです。意外と知られていない事実です。
この貝は拳によく似た形、大きさで、一度閉じると殺さないと開かないほど固いことから、銭を握り締めて離さないケチの様に似ている。
そんな様子がこの貝を、ケチの代名詞にさせています。そのような経緯から、ケチを“赤螺屋”と呼ぶようになったらしいです。

一方、“泥棒”。落語に登場する泥棒にかっこいいのは一人も居ません。鼠小僧が居るぞ!と言う貴方!、鼠小僧は講釈から来た盗人です。
名前だけが登場する大物の、泥棒というか毒婦は、『転宅』に登場する「高橋お傳」くらいですかねぇ。
あと、『お血脈』の石川五右衛門も大泥棒ではありますが、落語の五右衛門は間抜けです。
私は、落語というのは基本的に、悪党を間抜けに処理し、決して、ピカレスクを美化するような噺はまず在りません。それが在るのは講釈です。

廓噺の登場人物に振れて、このコーナーの最後にします。複数回登場するのは、悪い遊女「喜瀬川花魁」です。『お見立て』『五人廻し』、
そして江戸版の『三枚起請』にも登場します。どれも、客を手玉に取る悪い女郎を演じるのが、喜瀬川花魁です。
これも『紺屋高尾』のような廓噺が講釈が起源なのに対して、元から落語の噺は、女郎は客を騙すものとして描かれていると思います。
そうそう、廓と言えば幇間、幇間(たいこもち)の一八も、江戸落語では欠かせないキャラクターです。
町人の主要登場人物は、殆ど紹介が終わったので、今回は武士に着目したいと思います。ご通過には、釈迦に説法となりますが、
落語に登場するお殿様は、殆どの場合、赤井御門守様と決まっていて、赤井家の重役も田中三太夫ということになっています。
『妾馬/八五郎出世』『火焔太鼓』『粗忽の使者』『目黒のさんま』、そして『松曳き』などに三太夫さんだけだったり、
両者揃って登場したりと、武士が登場する、有名な噺には、必ずと言っていいぐらい、二人が登場します。

さて、武士階級で一番登場するのが、お奉行様。中でも大岡越前守忠相が人気で一番登場します。
武士が登場する噺を、つらつらと考えると、簡単に30以上思い付くもんですね。もっと、在ると思います。

・あかんべ(べっかんこ)
・亀田鵬斎
・将棋の殿様
・たけのこ
・たがや
・テレスコ
・猫久
・やかん
・井戸の茶碗
・一刀成就
・花見の仇討
・泣き塩
・禁酒番屋
・景清
・三方一両損
・鹿政談
・宿屋の仇討
・妾馬
・松曳き
・雛鍔
・竹の水仙
・天狗裁き
・胴斬り
・首提灯
・道灌
・二番煎じ
・葱鮪の殿様
・盃の殿様
・芝居の喧嘩
・鼻ほしい
・普段の袴
・棒鱈
・万病円
・夢金
・目黒のさんま
・野ざらし

武士が出ると一口に言っても、武士を敬う噺よりも、多くが馬鹿にしたような噺が多いと思います。

町人の中でよく登場する人物だけど、意識して後回しにしていたのが、今回冒頭で紹介する「大家さん」です。
この大家さん、町役人でそれなりの地位もあり、長屋を管理して家主と店子の間を取り持つ、重要な人物にも関わらず、
なぜか?落語の中では、好人物としては扱われない傾向にあります。「しみったれ大家!」「因業大家!」と店子からは嫌われる役目ですね。
まぁ、店賃の徴収を、この大家さんがするので、どうも長屋の住人からは、尊敬されにくい立場に在ったようです。
ただ、よく薮さんも仰ってますが、『大工調べ』『らくだ』、たとえ『唐茄子屋政談』の大家だって、正義はおそらく大家側にあると思われます。
しかし、それでも、冷徹に店賃を徴収する大家は、多くの長屋の住人からは、嫌われそして恐れられていたに違いありません。
とはいえ、大家の中にも、希に『井戸の茶碗』、千代田卜斎が住む長屋の大家さんなどは、それなりに活躍する大家さんも登場します。

さて、町人で残る落語のスターは、若旦那と親旦那ではないでしょうか?特に若旦那は固有名詞がある場合も含めると、
結構な数の話に登場し、若旦那が主人公の噺は、意外と大根多で、広く落語ファンに知られている噺が多いと思います。
そして、若旦那は、概ね放蕩者。若旦那が登場する噺を、思い付くものだけでも揚げてみると、こんなに沢山ありました。


【若旦那の噺】  【親旦那の噺】
お富與三郎    おせつ徳三郎
たちきり     お神酒徳利
ちきり伊勢屋   しの字嫌い
山崎屋      山崎屋
よやちょろ    よやちょろ
宮戸川      宮戸川
九州吹き戻し   笠碁
江戸の夢     金明竹
紙屑屋      権助魚
七段目      七段目
宗論       宗論
親子酒      親子酒
酢豆腐      権助提灯
崇徳院      崇徳院
千両みかん    千両みかん
擬宝珠      擬宝珠     
船徳       四段目
不孝者      不孝者
唐茄子屋政談   星野屋
嶋鵆沖白浪    帯久
湯屋番      試し酒
二階ぞめき    茶の湯
片棒       片棒
夢の酒      夢の酒      
明烏       明烏
木乃伊取り    木乃伊取り
六尺棒      六尺棒
幇間腹      佃祭
         味噌蔵
         二番煎じ
         百年目
         悋気の独楽
         寝床
         鸚鵡の徳利


意外と、若旦那より、親旦那が活躍する噺の方が私が思い付いた中だと六席多かった。両方が登場し絡む噺は十五席思い付きました。
親旦那、大旦那は、『六尺棒』『宮戸川』に登場する固物オヤジも居ますが、『不孝者』『明烏』のように昔は放蕩した末の大旦那も居ます。
さてのこの他に町人で、複数回登場するのは?と考えたが、なかなか登場しない。大工の棟梁、政五郎。『大工調べ』と『三井の大黒』、
そしてその二代目が『ねずみ』に登場する。政五郎と言えば、幕末の口入屋、相模屋政五郎が有名ですね。新門辰五郎と肩を並べる侠客です。
最後に、糊やの婆ぁ。これは、コメントを頂いて思い出しました。落語では、大家さんが店子に嫁を世話すると言う場面で、
「この長屋で独身の女と言えば、糊やの婆!!」と、名前だけが使われます。「あの婆は、78ですよ!!」みたいな感じで。
ところが、講釈だと糊やの婆は、もう一つの顔を持っていて、番屋に出入して、井戸端会議で得た情報を、岡っ引や同心に売っている長屋のスパイ!
貞心先生の十八番で有名な「八百蔵吉五郎」という話で、糊やの婆が吉五郎だと見破り、番屋に掛け込み捕り方を呼ぶシーンがあります。

八五郎、熊五郎、ご隠居さん、与太郎、そして甚兵衛さんの五人をこれまで紹介して来ました。さて、この五人に次ぐ有名人は?!
そうです、まず、思い浮かぶのは、飯炊きの「権助」です。同じ様なキャラクターで「清蔵」というのもありますが、飯炊き=権助で紹介します。
この権助は、落語の題名に名前が残っているぐらいのスターです。『権助提灯』『権助魚』の二席で、結構演じ手が多くメジャーな噺です。
特に『権助魚』は人気の演目で、尺もそんなに長くないので、NHKの新人コンクールにもよく掛かる根多だと思います。
さて、そんな権助。田舎物で実直な性格ですが、やや度が過ぎる真面目さの持ち主で、融通が利きません。
落語の中では、このバカが付くくらいの真面目さと田舎者である部分が弄られて笑いにされる存在です。

男の奉公人の代表が「権助」なら、女中の代表は「お清」だと思います。ちょくちょく登場しますが、残念ながら権助ほど主役にはなりません。
「お清!お清!」と、主人や女将さんから呼ばれて、女中はお清さんなんだと認知されている割に、性格や容姿は謎の存在です。
可も無く不可も無く、年齢不詳です。『猿後家』『ちりとてちん』などに登場します。

更に、奉公人で言うと最も有名なのは小僧の定吉です。例えば『おせつ徳三郎』の前半の『花見小僧』、この“小僧”は定吉自身です。
『人形買い』『四段目』などにも主役、准主役で登場し、ませた小僧として存在感を表します。また、趣味は芝居という事になっていて、
『四段目』以外にも、『二階ぞめき』『七段目』でも、その芝居好きぶりを発揮します。
ただ、『双蝶々』に登場する定吉だけが、他の噺の定吉とは、大きくキャラクターが異なっていて、殺されてしまいます。

奉公人ではありませんが、落語には職業と名前が対になっている職人が存在します。その代表が「建具やの半公」です。
落語に登場する人物には珍しく、色事に長けていて、スケこましの代表のような美男子キャラクターだったりします。
それは『汲みたて』。清元/常磐津、長唄を教える師匠のいい男が、この建具やの半公です。
でねぇ、この建具やの半公、常に毎回色男なのか?というと、そうと決まった訳ではありません。三枚目の時もある。
それは、『蛙茶番』。ここに登場する建具やの半公は、小間物屋のミー坊に岡惚れしていて、それをダシに、
お店の芝居で、舞台番の役をやらされてしまいます。この『蛙茶番』には、先の定吉も芝居好きの小僧で登場します。

さて、職人の登場人物で、江戸落語で最も有名なのは誰か?これは間違いなく、左甚五郎だと思います。
元々は、講釈の根多だった左甚五郎の作品が、次々に落語でも演じられるようになり、かなりの数「甚五郎噺」が落語でも掛かります。
代表的なのは、『竹の水仙』『三井の大黒』『ねずみ』の三作でしょうか?
他にも、『掛川の宿』『首』『叩き蟹』などは落語で演じられているのを私は聴いております。
尚、流石に未だに講釈だけなのは、『あやめ人形』『陽明門の間違い』そして、『猫餅』ですね。
『猫餅』は、完全に『ねずみ』の亜流なのに、面白さで負けているので、誰も落語にはしませんねぇ。

最後に、この第二回の〆に紹介するのは、子供です。『初天神』『真田小僧』など、落語に登場する子供といえば「金坊」です。
フルネームはなんなんでしょうね金坊。金太、金太郎、金治、金三、まさかの金四郎!!どちらにしても、落語で子供と言えば金坊です。
この金坊、定吉の幼い頃かお前は?!と、云いたくなるぐらいに、ませたガキで、物とお金に物凄く執着している餓鬼みたいな子供です。
また、「金坊」と聞いて先代馬生師匠を思い出す人も多いはずです。落語に登場する子供を「金坊」で始めて、途中「亀ちゃん」に代わり、
最後はまた「金坊」に戻ったという伝説の高座があります。
◇白酒・甚語楼の会 on お江戸日本橋亭
朝、ゆっくり出て11時半頃に到着すると4番目でした。初めての昼開催。勿論満員御礼でした。

・金明竹 … あお馬
・胴斬り … 甚語楼
・木乃伊取り … 白酒

お仲入り

・素人鰻 … 白酒
・不動坊 … 甚語楼


1.金明竹/あお馬
加賀屋左吉方からの遣いの上方訛りの男の言葉が、恐ろしく流暢になっていて返って分かり易い。
十一月に二つ目だから、稽古に気合いが入っているんだろうと思います。二つ目になったら年2回は聞くぞ!


2.胴斬り/甚語楼
あお馬くんへのメッセージなのか?二つ目になったら、師匠の家に毎日は行く必要がないけど、
適度にご機嫌伺いしないと、師匠をしくじると云う、甚語楼師匠。1日、10日、20日は必ず顔を出して、
それ以外にも、一門の特別な日には抜け目なく顔を出さないと、いつしぐじるか?分からないと云う。
更に難しいのは真打に成ってから。「もう真打なんだから、一切来るな!!」と、師匠は言うけど…
そんなのを鵜呑みにすると、破門になるから、騙されてはいけないと云う、甚語楼師匠。
つい最近も、師匠の家へなんとなく行くと、師匠も女将さんも超ご機嫌。女将さんが珈琲を入れてくれて、
「今日は真直ぐ帰るのかい?」と言うので、「ハイ、自宅に寄り途無しで戻ります」と云うと、
「ワカメ持って行く?」「冷麦もどうだい?」と、沢山のワカメに冷麦を頂いたそうです。
更に「茹で時間分かる?」と聞かれて、冷麦の袋の“作り方”を見た甚語楼師匠、老眼で時間が読めなかった。
すると、権太楼師匠が、「これ使え」と老眼鏡を出してくれて、「俺は使わないヤツだから、お前にやる」と、
老眼鏡まで貰って帰って来たそうです。

そんなマクラから『胴斬り』。甚語楼師匠で聴くのは初めての演目。上方の佐ん吉のを聴いたばかりで、
笑いのポイントは、殆ど同じだが笑いのツボが甚語楼師匠は大人ですね。柳家らしい“すっとんきょ”です。


3.木乃伊取り/白酒
白酒師匠の『木乃伊取り』は、三回目でした。毎回少しずつ変わるのは、決めずに演じている部分だと思います。
飯炊きの清蔵のキャラクタがいいですね。田舎者で実直さが、実に落語らしい。白酒師匠らしい一席です。


4.素人鰻/白酒
白酒師匠で聴くのは初めてでした。飲ませてやると言われて付いて行くと隅田川の水だったの馬鹿馬鹿しさが好きです。
なんとなく、志らく師匠の『素人鰻』に似ていると思いました。この噺は聴く年は3回4回聴いて、
聴かないと1回も聴かないという噺です。今年は、萬橘師匠、白酒師匠と聴いたので複数回の年になりますね。
そして、白酒師、志らく師、以外は、小満ん師匠、小せん師匠、萬橘師匠、鯉昇師匠、圓馬師匠、菊丸師匠、そして由瓶さん。


5.不動坊/甚語楼
毎年、必ず1回は聴く噺です『不動坊』。2009年からの聴いた演者を上げてみますと。

・2009:柳家花緑/三遊亭遊雀
・2010:春風亭昇太
・2011:笑福亭銀瓶/春風亭昇太/桃月庵白酒×2
・2012:春風亭一之輔/古今亭菊之丞/立川こはる/春風亭昇太/立川談春
・2013:立川こはる/桃月庵白酒/柳亭市馬
・2014:柳家小権太/柳家権太楼/柳家小里ん/桃月庵白酒/入船亭小辰
・2015:桂やまと
・2016:柳家三三
・2017:笑福亭羽光/入船亭扇好
・2018:桂宗助/柳家三三/柳家甚語楼

この10年で27回聴いている噺なので、結構、掛かる噺です『不動坊』。
甚語楼さんの『不動坊』は、権太楼師匠、遊雀師匠のと型は同じですが、味わいがやっぱり違いますね。
この噺は、春風亭昇太の演じ方が面白く、ザ・ドリフターズのコントみたいな感じで演じます。
ドタバタの加減と、スピード、そしてギャグ。このバランスがドリフっぽくて私は好きです。
他では、白酒師匠の「お崎さんが来る!!」と、歌いながら陽気にノボセ上がる利吉が落語らしい。
甚語楼師匠のは、もっと弾けていいと思うところをセーブした感じで演じられますね。
あと、上方の演者は、枝雀さんのあの弾け方する演者が居てもいいと思いますが、なかなか後継者が出ません。



◇つばなれ特選会 on 美舟
11人で、なんとか「つばなれ」しました。こんな内容でした。


・しゃみ講釈 … 紋四郎
・歯ンデレラ … 扇

お仲入り

・お菊の皿 … 扇
・求婚 温泉 … 紋四郎
・求婚 クローン … 紋四郎


1.しゃみ講釈/紋四郎
黒いMy張扇を持って登場したので、アレ?っと思ったら本編の根多は『しゃみ講釈』でした。
さて、紋四郎さん。二代桂春蝶さんのお弟子さんで、上方落語協会所属の東京住まいという落語家さんです。
奥様は東京の方で、狛江市に新居を近々持つと仰っておりました。30凸凹の若手です。

講釈の南海先生と同じ阪大出身。文学部とかではなく、工学部卒の咄家さんらしいです。
花緑師匠の弟子の花飛さんと同期ユニット:落語エントロピーというのを立ち上げて活動しているそうです。
紋四郎によると、花飛さんは1年先輩なのに、同期と言い張っている、なぜならおごりたくないから。

そんな話を振って『しゃみ講釈』へ。

講釈の部分はできているのですが、くしゃみの演技がまだ完成されていません。
普段は、見台を使うので、張扇が生きるのでしょうが、腿を叩くと鞭のような音がして微妙。
終演後、腿が痛いと嘆いておられました。


2.歯ンデレラ/扇
三月の時は、黒髪だったのが、金髪に染めて登場の扇ちゃんでした。本人も云ってましたが、呑み屋のチイママみたいです。
自身の死ぬような思いをした歯科治療の話を振って、兄弟子に当たるきく麿作の新作落語『歯ンデレラ』へ。
何よりニンに合っていると思いました。いいですね。彼女の根明なキャラクターで演じると、きく麿がやるのとはまた一味違います。
嫁姑問題がテーマで、きく麿が演じると、主人公の姑側に重きが置かれて当然演じられますが、
扇ちゃんが演じると、嫁側の主張もそれなりに強くなり、ほぼ五分五分で描かれて、作品の雰囲気が変わります。


3.お菊の皿/扇
意外と古典の香を強く残したまんまの『お菊の皿』でした。文蔵師匠のようにやるか?と思ったら、
彼女の落語は、意外とステディで、芯がしっかりした感じに演じますよね。


4.求婚「二部作」/紋四郎
新作もやるんですね紋四郎さん。花飛さんとやっている勉強会で、テーマを設けての新作発表の会で作った作品らしいです。
シュールな“求婚”をテーマにした、お題「温泉」「クローン」を頂いて創った作品でした。
内容が結構難解で、表現が難しい作品を、上手く笑いにしていると思いました。



◇朝練講談会「琴柑・貞弥 二人会」 on お江戸日本橋亭
8/5の朝練です。遠い昔になりました。


・徳川家武将伝「村越茂助誉の使者」 … 貞弥
・赤穂義士外傳「小田小右衛門」 … 琴柑


1.村越茂助誉の使者/貞弥
貞弥さんでは二回目ですが、田辺いちかさんで五回くらい聴いている「村越茂助誉の使者」でした。
無筆で、記憶力が悪く、武芸だけがとりえの村越茂助という、徳川家康の家来の物語です。
貞弥さんは、武士が沢山登場する話でも、それぞれの武士の性格を上手く語り口調や声で表現します。
声優さんらしい細かい技なんですが、聴いていて本当に聴き易いと思います。


2.小田小右衛門/琴柑
講談協会は、本年が山緑先生が新真打でしたが、次が一乃さんで、その次がこの琴柑さんの番だと思います。
私は見る度に思うのが、琴柑さんって、不二家のペコちゃんに似てますよね。そんな可愛さが魅力。
この「小田小右衛門」は、同じ赤穂義士外傳の「荒川十太夫」と、噺の筋は全く同じと云っていい噺です。
小田小右衛門が大石内蔵助の介錯をした足軽で、荒川十太夫は堀部安兵衛の介錯をした足軽です。

介錯する直前に、切腹の相手から役職・禄高を訊ねられて、足軽とは言えず役職と禄高を偽ります。
それが浪士の三回忌に泉岳寺で、重役に見付かるのですが、一年倹約して溜めた金子で、
その役回りに相応しい身なりを借りて、日雇いのお伴も連れて供養に出向き墓参りして、
寺にも法要供養の謝礼を払っていたと知り、重役がこの事を殿様に報告すると殿様も感動し、
足軽の小右衛門を、切腹の際についた嘘と同じ役職、禄高に加増し、取り立てたと云うお噺です。

琴柑さんは、ちょっともっちゃりした感じの女性らしい口調ですが、
武芸ものだからと、変に無理しないのがいいですね。自分の身の丈で演じる。
他の女流の咄家、講釈師は、参考にして欲しいと思います。

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
Mars_jj_boy
Mars_jj_boy
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事