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前回来た時はお休みしていた、朝日新聞不買運動の皆さんが、トレードマークの緑を基調として、活動されていました。
【捏造大好き】りんごのひとりごとの替え歌【朝日新聞】 https://youtu.be/XZWe2I9HPmI @YouTubeより この「りんごのひとりごと」ではなく、並木路子の「りんごの唄」の替え歌バージョンでした。 そしてこの会は、素晴らしく宣伝上手な会です。次回のチケットを仲入り休憩中に売り、次回のチラシには、次次回のホストの真打が誰か?と、その開催日を告知します。 次回は、いい夫婦の日:11/22で一之輔師匠の廻しで、志ん松さんと馬久さん。更に、その次はいー肉屋の日:1/29でMCは三三師匠です。 1.子ほめ/ひしもち 四人廻しの会でも、確か『子ほめ』だったひしもちさん。前座さんは、持ちネタ少ないから同じネタに良く当たります。仕方ない!! 2.夢八/小太郎 「いつかは名人会」なんて銘打つと、メジャーな大ネタが出尽くしているという小太郎さん。まだ、三年くらい真打まで時間がある彼は、誰もあまりやらない珍しいネタを!! と、言って、珍しいネタだから、 ・言葉や形容に死語が多く、現代人に理解してもらい難い。 ・縁起が悪く、おどろおどろしい。 面白くないだけなら許されるが、引くほどの怒りが湧く。 この3つ全てが当てはまる噺と言って始めたのが、『夢八』でした。一琴師匠が広めてらっしゃる型でした。伊勢音頭が同じでした。 小太郎さんのシニカルな芸風に合う噺だと思いました。意識して、最初はややゆっくり入り、首吊りが出た辺りから加速させる技は上手いと思います。 3.甲腐ぃ/市楽 もう、来年にも真打にならんとする市楽さんが選んだ一席は、メジャーな大ネタでした。『甲腐ぃ』でした。 上手く無難に出来ていましたが、豆腐屋の主人が江戸っ子らしく見えません。特に、お花の婿に、善吉をと奥さんど相談する場面は、 もっと、豆腐屋のオヤジの方が、グイグイ先走りながら、勝手に早とちりするぐらいに演じて欲しい。 何だろう?市楽さんは、豆腐屋の女将さん、お花の母親を、前面に演じるんですよね。意外性はでますが、笑いが単調で、マニアックになります。 まだまだ、掛けて行くうちに、市楽さんらしい人物が出来上がって欲しいです。 4.とっておきトーク MCの白酒師匠が、毎回このコーナーをやるけど、何を話したか?全く覚えていないから、毎回同じようなトークでゴメンなさいと言って始まりました。 前回の白酒師匠の回は、真打内定した緑太さんと、志ん八さんだったから、先輩真打から後輩へのアドバイス的なトークでした。 そして今回は、「昼間から危ない話なんて、できない!!」と言いながら、かなり際どい話に成りました。全ては話せません。 ◆謝楽祭に思う事 全生庵時代は、かなり無法地帯な祭だったが、湯島天神に移ってからは、文京区縛りで秩序の維持!!って感じだ。 しかし、芸人に場所提供した段階で、無法地帯にされても文句は言えないはずなのに、台東区の濁り=田沼政治が懐かしい、白河・松平定信な湯島かな!? 懐かしのペヤングの屋台を出した9代“こます”の文楽師匠。500円でペヤングが400完売したらしい。 20万円の売上、ペヤング社いくらでこますに卸したのか?!来年もやるらしい。インスタント焼きそばが500円で飛ぶように売れる。 誰の為の感謝祭なんだ!! 市馬師匠、意外とグッズが豊富。歌手協会入りして、オフィスM'sの仕切りもあり、Tシャツなど、市馬グッズが充実している。 落語芸術協会の「芸協祭」と、落語協会の「謝楽祭」の決定的な違いは、芸協さんは、テレビや寄席の人気者が、お祭りに率先して参加するが、落協は… 番外として、アサダ二世先生の話題が飛び出したが、ココには書けません。横浜にぎわい座の白酒独演会に、ゲスト出演したアサダ先生が… ◆楽屋貼り 寄席の楽屋には、「協会の通達事項」を会員に知らしめる“楽屋貼り”と言うものがある。前座の楽屋入りや、二つ目・真打の昇進などが、主な通達事項なんだが、 例えば、芸人としての身だしなみの喚起、ドレスコードみたいなものが通達されたりもします。 大昔に、談志師匠がまだ協会に居た頃、林家ぺー先生への嫉妬から、“林家ぺーを『先生』と呼ぶな!!”って楽屋貼りを自作したらしい。 そんな楽屋貼りに、昨今の他協会が、パワハラや不明瞭な金銭処理で、レスリングに始まりアメフト・日大、ボクシング、体操と飛び火している。 これを踏まえた、パワハラや不適切な金銭処理を匿名で募集する、落語協会目安箱、この設置に踏み切った。匿名でよいシステムなんだが… 本気で、落語協会事務局の不適切な金銭処理を指摘したら… 事務局から「そんな本気は求めていない!」「芸人なら洒落で返せ!」みたいなぁ、マジのもみ消しに合ったそうです。 社団法人なんて、無くして、芸人のむつみ会に戻りたい!!と、嘆く白酒師匠でした。 ◆一門闘争 落語協会も、体操協会やボクシング協会みたいなスキャンダルが、バレたら… 柳家と反柳家の闘争になり、林家でも春風亭だけは、スイス気取りで永世中立!とか言って、一朝師匠の株が益々上がる! 反柳家でも、古今亭と三遊亭は水と油だし、古今亭内部でも、金原亭は独立独歩。柳家の中の柳亭とタッグを組んで独自路線を模索しそう。 5.松曳き/白酒 私が白酒ファンになるキッカケの一席です。白酒師匠の『松曳き』は、他の咄家のそれとは、完全に一線を画した『松曳き』です。 粗忽長屋の武士版 一言で言うと、そんな作品です。これはねぇ、そのうち、廓噺にも、同じテーストの噺ができるかも!?と、私は期待しています。 八五郎が、粗忽な殿様に掛かると、最後は名前が「富十郎」になりますし、八右衛門病欠で、その子八右衛門!のボケが新しくなってました。 毎回、少しずつリニューアルも楽しめる『松曳き』ですが、ザッケローニは過去の人ですが、今でもありました、ざっくばらん→ザック・ジャパン!! |
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この会も今回で3回目になります。古典一筋だった神田鯉栄先生が、新作に挑戦する会です。
今回は、このような内容になりました。 1.倒れた女
マクラでは、落語芸術協会からのお仕事で、和歌山県の学校二校に学校寄席を行うという話をされました。 何でも文化庁の依頼で、まず、ワークショップで伝統芸能の技を子どもたちに教える。その後、 寄席形式の会をやって、その会の前座で子どもたちも、ワークショップの成果を発表するというのの〆の会。 時も台風21号が四国と紀伊半島めがけて接近している、今週の初め。これは毎違いなく中止だと思って、 一応、芸協の事務所に確認の電話を入れてみると、「開催の可能性があるから、前乗りで現地入りして下さい!」 と、言う思ってみない答えが返って来る。一緒に参加しているのが、大先輩の紫先生。事務局の意向に、 素直に紫先生が従うので、鯉栄先生も従うしかなく、台風に向かって前日移動。すると、案の定、予定初日の学校は、 台風が接近するので休校。鯉栄先生たちもホテルに缶詰で、外出すらできない状態。並木が台風で揺れる様子を、 ホテルの窓から見ていて、これは外出できない!!と思った鯉栄先生、一日中ホテルで、YOUTUBEを観ていたそうです。 翌日は、二校目の中学校で予定通りに学校寄せとワークショップの成果発表会を無事に開催。すると、 1校目の前日休校になった小学校が、明日、学校寄席を振替で開催して欲しいと申し込んで来たそうです。 紫先生と前座さん、色モノさんはスケジュールOKだったが、鯉栄先生だけ翌日は、自分が教えている講談教室の、 年に1度のおさらい会が予定されているので、お昼の12時には東京駅に着きたい状況だったのだ。 泣く泣く、鯉栄先生は、和歌山から新大阪経由で帰る事にしたのだが、台風の影響で特急「くろしお」が運休している。 そんな事情から、事務局の人が、レンタカーで新大阪まで連れて行ってくれたそうで、何とか無事におさらい会に、 参加できて、めでたしめでたしだったそうです。 そんなマクラを15分くらい喋ってから、今までは身の回りの身近な物の起源を語る新作講談だったのですが、 今回は、鯉栄先生に起こった、身近な珍事件、綺談ですね。それを講釈仕立ててで紹介して下さいました。 事件が起きたのは、神田松鯉先生が毎年トリを取られている、7月浅草の下席:怪談噺の企画寄席、この楽日の事でした。 打ち上げも終わって、11時過ぎに師匠を自身の愛車:ダイハツ・ミラに乗せて自宅へ送って、その帰り道。 自転車でコケて、血を流して倒れいる女性を発見する鯉栄先生!! 女性を介抱しながら救急車を呼びましょうか?と言っていると、 そこへ「無印良品」の紙袋を下げた40凸凹の女性が通り掛かる。その女性も介抱に加わって、倒れていた50代の女性から事情を聞くと、 自転車で倒れて口の中を切っての出血で、歯も折れているようだと言う。重ねて救急車をと薦めるが、女性が頑として聞き入れない。 仕方なく女性の夫の携帯電話に連絡をするのだが、深夜12時近い時間に、見知らぬ携帯電話からの着信なので全く出る気配がない。 そうしていると、倒れていた女性が、家は近いので、夫を呼んで来て欲しいと言い出す。仕方なく「無印良品」の女に、倒れた女性を見ていてもらい、 鯉栄先生が、女性の自宅へと旦那を呼びに行くのでした。いまいちグーグルマップが使えない鯉栄先生、電柱の番地を見ながら深夜の捜索!! 15分くらいで、女性の住むハイツらしき建物を発見、女性の部屋は三階なので、階段で『私、何をしているの?』と、自問自答しながら進む。 女性の部屋には確かに表札が!念の為、旦那さんの携帯電話にCallしてみると、部屋の中でシンクロして着信音が聞こえた。確信しインターホンを押す。 壊れていて鳴動せず。仕方なく少し大きな音でノックする。反応なし!『扇子、持ってきとけば良かった!!』と、変な後悔をしていると中から反応が。 上半身裸で、綿のステテコを履いた、でっぷりと太った60過ぎの親父が現れる。かくかくしかじかと、理由を説明すると、本当に嫌そうな顔して、 「じゃぁ、分かりました」と言う。このジャーにムッとする鯉栄先生。それでも、奥さんが倒れている現場へと、旦那を誘導する鯉栄さん。 先に鯉栄先生が現場に戻ると、無印良品の女がウエットティッシュで、怪我した女性の口元をキレイに血を拭いておりまして、 そして鯉栄先生を見て、言うには「この女性と話していると、『実は夫から暴力を受けていて…』ってDVされてるらしいんです!!」 そんな事、今更言っても、私、旦那呼んで来たし… 旦那は現場に着くなり、奥さんの背中を思いっきり踏み付けて、 大きな声で、奥さんのことを罵倒し始めるのでした「この馬鹿野郎!毎晩、毎晩、飲み歩きやがって!!」 「てめぇーで、勝手に自爆しやがって、ほら!立て!立て!立たないと、救急車呼ぶぞ!5つ数える間に、立て!」と、叫んでカウントダウンを始めた。 神田鯉栄、講釈師生活17年、この時、その啖呵魂に火がついてしまいました。 「ヤイ!この丸太ん棒!! お前さん、ちぃーと順序が違いませんか?まずは、そこの無印良品の方と、あっチに礼を言うのが筋だろうがぁ!!」 「礼を言った後なら、犬でも喰わねぇ夫婦喧嘩するのは、そっちの勝手。今はまず、あっしらに『ありがとうござんした』と、真っ先に言うのが人の道じゃねぇのかい?!」 「赤の他人の、無印のお姉さんは、自前のウエットティッシュまで出して、手当なさってるんだ!!それをうっちゃっといて、女房に意見するとは順序が違うだろう、この唐変木!!」 「喧嘩だろうと、救急車だろうと、好きにして構わねぇーが、まず、オレたちに礼を言ってからにしてもらいたい!! おい、どうなんだ!!何んかぁ言ってみやがれ!!」 あまりの鯉栄先生の迫力に、旦那は直立不動になり、『何だ?この女???』って目になり、完全に啖呵に押されて飲み込まれ、「ありがとうござんした!」と叫ぶのがやっとだった。 それを聞いて踵を返してダイハツ・ミラに乗り込もうとすると、無印良品の女性が、「貴方様は、何者ですか?」と声を掛ける、すると、思わず鯉栄先生、 「お嬢さん、名乗るほどの者じゃありません」と言って、フッと我に返って、講釈師である事、日々、啖呵を訓練している事を話して、理解してもらったそうです。 最後に、無印良品の女性が、「本当に、恐い筋の人じゃないんですね?」と、聞き返して来たそうですが。 この日は、↑のような感じで立て板に水のような、立派な啖呵でしたが、実際の現場では、余裕がなく怒りに任せて言ったので、結構、カミカミだったそうです。 啖呵って、定番のいつも使う常套句でないとカムというのを、身をもって体験したと、鯉栄先生は言っておられました。 2.諜報員メアリーその1:発端
鯉栄先生版は、これが二回目で、今回の演出は連続三部作になっていて、今回はその第一回目:発端です。 というか、既に前回通しで聞いたものも、完全にオリジナルの香りは皆無で、喬太郎師匠の『諜報員メアリー』とは別物です。 喬太郎師匠の原作は、落語らしく必要最小限の演出で、場面が展開されて、そのスピーディーな展開とメアリーの江戸前のギャグで笑わせます。 この両者が、全くなくなっています。とりわけ、メアリーの江戸前のギャグを、鯉栄先生の大間でどうやって受けるようにできるか? これが最大のポイントだと思います。喬太郎師匠のは、スピーディーにメアリーが言うから笑わせられる部分が多々あります。 あと、言葉の選択です。前にも書きましたが、何処の国の諜報員なんだ!に対して、「多国籍軍」だけを残さず、「NGO」も必要だと思います。 3.任侠「流山動物園」(流れの豚次傳:第三話)
連続で読んでいる『流れの豚次傳』、その第三話です。前半最も盛り上がる山場です。鯉栄先生のは、豚次が上野パン太郎一家へ流山への助演を頼みに行くのと、 上野から豚次が危ない!と、急を告げに来たアライグマの熊子の語りを、同時進行で進ませることで、事前の説明を不要にさせるのですが、尺は詰まるんですが、 物語のスピード感が出なくさせてしまいます。同時進行で聞かせられるから、客が、それを頭で咀嚼しながら付いて行きますよね。するとどうしても、 早いスピーディーな展開にはなりません。寄席などでは仕方ない技法だと思いますが、1本でたっぷりやる場合は、同時進行じゃない方が良いと思いました。 あと、鯉栄先生ならではなのは、豚次を助けに、牛太郎とチャボ子、そして園長先生が流山から上野に行くまでを、道中付けで語る部分がカッコいいです。 この道中付けがすらすら言えたのに、ゴリラのゴリ長親分の、有名な子分、ゴリ長一家二十八人集の、チーターの名前が出なかった。 適当に、仙右衛門とか言えないのも、鯉栄先生らしいと思いました。 次回、この会は、11月10日(土)です。 |
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本来だと、志の輔師匠の会より、この会のレポートを先に書くべきだったのですが、
志の輔師匠の、富山アルペンスタジアムでの、始球式の話をタイムリーに書きたくて、こちらを後にしました。 と、書いた方の思惑と記事は、全く反響が一致せず、志の輔の始球式の話題なんて、全く誰にも弄って貰えない。 それどころか、志の輔師匠の独演会でもない、成城のあっぱれPlusなんて会自身の反響が殆どありませんでした。 宮治さん!後回しにして、ごめんなさん。
その代わり、メモをよく見てできるだけ沢山、記事を書きたいと思います。「志の輔」って名前に負けて、
年に1回か2回しか聞かない志の輔師匠なので、いきって早めに記事にしたのに、意味なかったです。 今後、このような先付けはしない事にします。さて、そんな宮治さんの横浜での独演会!!こんな内容でした。 ・オープニングトーク ・十徳 … べん橋 ・お血脈 … 宮治 お仲入り ・唐茄子屋政談 … 宮治 1.オープニングトーク いきなり、「今晩は!神田松之丞です。」と、小ボケを入れてくる宮治さん。小痴楽さんの結婚の話題には触れず。 にぎわい座のスタッフさんから、もうそろそろ、のげシャーレではなく、芸能ホールで会をやっても良いのでは?! と、言われたそうですが、135人のキャパから400だと、なかなか満員にできないぞと言う宮治さん。 ちゃんと、自身の集客力を正しく分析できております。横浜で400を満員にするのは、結構大変です。 年に2回限定で、土曜日、または休日の昼間の開催なら、宮治さんでも、満員にできると思いますが… それでも、東京からのファンを動因できての話です。国立の300や、中野ZEROの小ホールの480を既に満員にしているので、 その35%から40%を、横浜にも動因できるなら、芸能ホールの400も夢じゃないが、横浜近郊の動因だと200ですよね。 にぎわい座からは、200でも芸能ホールでどうだ?と、言われたみたいですが、暫くは、のげシャーレでやると宣言しました。 話題は、にぎわい座に来ていきなり“立川志らく師匠”に出会って、挨拶し事へ。すると… ここには、書けないようなディすり方をする宮治さん。半分冗談なんだろうけど、最近テレビの人気者になった志らく師を弄る。 成金の仲間十人で、熱海旅行へ行った話題に少し触れて、SNSに上げられない写真がスマホに沢山詰まっていると言う宮治さん。 海での日焼けどめは、資生堂のアネッサに限るという話題を、元化粧品セールスマンらしく薀蓄を語る宮治さん。 更に、金槌で泳げない桂伸三さんの話題と、旅行の会費も払えない小笑さんの話題、運動神経ゼロの羽光さんの話題を紹介しました。 打倒!「落語協会」の思いを語りオープニングとなりました。 2.十徳/べん橋
現柳橋師匠のお弟子さんですね。三回目か四回目です、私が見るの。元気よくハキハキしていて、好感の持てる前座さんです。 3.お血脈/宮治
マクラでは、学校公演でのお話を披露。中高一貫の女子高に呼ばれての落語会。お嬢様学校なのにユニークな女子生徒が一人いて、 この子を宮治さんが弄る!弄る!弄る!。最近の鉄板マクラなのか?大爆笑になりました。そんな話題からお釈迦様の話題を振って本編へ。 宮治さんの『お血脈』は二回目。正月に西新宿のミュージックテイトでネタ卸しに近い時に聞きました。その時は20分ちょっとでした。 次週、善光寺で、この『お血脈』を掛ける最後の本番練習だと言っておられました。あれから8ヶ月、かなり沢山掛けたのでしょう、 実に、地噺らしく、実に、宮治さんらしく、脱線して、ちょうど30分くらいのネタになっておりました。 4.唐茄子屋政談/宮治
マクラもそこそこに、夏の大ネタの代表、『唐茄子屋政談』をやりました。従来の宮治らくごらしく笑いも欲しいが、人情噺で泣かせたい! 両方ががっぷり四つに組んだ仕上がりで、60分オーバーの『唐茄子屋政談』。そのうち、40分以下になったらもう一回聴きたいと思います。 吉原田圃で、掛け声の練習をする若旦那は、端唄や長唄は唄わず、掛け声だけでした。それなのに長い!「唐茄子屋でござい!」だけなら、2回。 いくら繰り返しても3回にして欲しいと思いました。そして、貧乏長屋のおかみさんは、死なない展開です。 ここからの泣かせに掛かるやり方も、結構、臭くて。直球勝負でしたね。この噺の難しさを痛感する60分でした。 次回は、来年二月だったかな?!宮治さんの独演会は、年に二回でちょうどよい私です。 |
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2010年にスタートしたこの会。「渦」で有名な演芸プロデューサーの木村真里さんが、渦芸人と志の輔師匠のコラボの会を立ち上げました。
私は、コント職人の「ギース」や、大人の哀愁音楽を聴かせてくれる「ぺーそす」などを、この会で知りました。 そして、今回も!そんな、13回目のあっぱれPlus、こんな内容でした。 ・ギター漫談 … ぺぺ桜井 ・一人芝居コント … すわ親治 ・地べたの二人〜おかず交換 …玉川太福/曲師 玉川みね子 お仲入り ・茶の湯 … 志の輔 1.ギター漫談/ぺぺ桜井 ネタはいつもの寄席と同じでしたが、掴みのギャグが秀逸! 「今、そこの成城学園前駅で、大阪の留置所から逃げてた奴が捕まって大騒ぎに成ってる様子を、テレビでやっていますよ!!」 成城のお客様は、上品だから、「えぇーッ」て悲鳴混じりの感嘆の声が上がりました。ぺぺ先生らしい嘘でした。 首都圏の駅のホームで流れている音楽メドレーから。「銀座」「東京」「恵比寿」「蒲田」と流れて、車内アナウンスのモノマネで、 ご自分以外の席を荷物を置いて取らないで下さい。席取り行為はおやめください。席取りは「両国」だけにして下さい!! のギャグを、うっかり「横浜」と、言ってしまい、客がポカン!となったが、暑さのせいにして、両国と訂正するあたりは、ベテランならでは。 「チューリップ」を演奏して、音階から第4ファと第7シ抜きで構成された曲を日本人は好むと言って、次に短調と長調の紹介へ。 短調代表が、「愛のテーマ・ゴットファーザー」そして、長調は「蝶々」で受ける。 「禁じられた遊び」を弾きながら「北酒場」を歌うのもやりました。15分たっぷりのぺぺ先生を堪能!! 2.一人芝居コント/すわ親治 すわ親治さん、6番目のドリフターズと言われた人で、「八時だよ!全員集合」に、ブルースリーのモノマネで見習いと呼ばれ出ていました。 私は、ニュース・ペーパーのコントでは、何度か拝見していますが、ピンは初めてでした。 4本のコント、どれもシュールで大人の笑いでした。また、観たい!! 3.浪曲「地べたの二人」/太福 確か私の記憶が正しければ、しぶらく・彦いち師の企画「しゃべっちゃいなよ!」で卸したネタだと思います。 所帯持50代と独身30代の工員二人が、昼休みのお弁当タイムに、互いの弁当のおかすを交換する。ただそれだけを、浪曲にしています。 本人もおっしゃってましたが、浪曲でやると、実に哲学的な匂いがします。是非、ポッドキャストでよいから、聞いて下さい。 4.茶の湯/志の輔 マクラでは、まず、この会が2010年スタートで今回が13回目だと報告。9年て13回なのには理由があり、最初の二年は年二回やっていました。今は一回ですけどね。 志の輔師匠曰く、2010年前後に、東南アジアでの在日日本人会から誘われての落語会もスタートしたそうです。 最初がベトナム、次にシンガポール、それから、タイ、マレーシア、インドネシア。最後にやや遅れてミャンマーでもやっているそうです。 2年前までは、渋谷PARCOの公演後に、東南アジアの日本人会を廻っていらしたのが、近年は、松がとれたら東南アジアみたいです。 そして、10年近くやると、各国の領事が会を見に来るようになり、「志の輔さん!初めて落語を聞きましたよ!!」と、よく言われるそうです。 表向きは、「私の落語が、初めてなんて光栄です!!」と言うけど、心の中では『日本に居た時、何をしていたんだ!?この総領事は?!』と思う事もしばしばだったそうです。 そんな志の輔、最初に始めたホーチミンの会が、遂に今年10周年と言う事で、志の輔師匠以外のスペシャルゲストも今年は呼ぶと言う事になり、スペシャルゲストに選ばれたのが、 富山の伝統芸能、平家の落ち武者も関係すると言う、そう!富山と言えば、私ですら知っている、あの『こきりこ節』。 こきりこの竹は 七寸五分じゃ 長いは袖の かなかいじゃ 窓のサンサは デデレコデン ハレのサンサも デデレコデン 向いの山を かづことすれば 荷縄が切れて かづかれん 窓のサンサは デデレコデン ハレのサンサも デデレコデン 向いの山に 鳴く鵯は 鳴いては下がり 鳴いては上がり 朝草刈りの 眼をさます 朝草刈りの 眼をさます 踊りたか踊れ 泣く子をいくせ ササラは窓の もとにある 烏帽子、狩衣、ぬぎすてて 今は越路の 杣刀 向いの山に 光るもん何じゃ 星か蛍か 黄金の虫か 今来る嫁の 松明ならば 差し上げて点しゃれ 優男 志の輔師匠、一節歌う場面もあり、生の『こきりこ節』に触れて、物凄く感動したそうです。なぜなら?富山に生まれて18年住んだけど、 『こきりこ節』を生で見るのは、ホーチミンが初めてだったと言う、総領事をバカにできない志の輔師匠でした。 そんなマクラから、俳句について、少し触れてから、詫び錆びについて語り『茶の湯』へ。 俳句からだったから、宇野先生の『江戸の夢』か?と、思ったが、この会で、最初の頃に既に掛けていたから、なんだろう?と思ったら『茶の湯』でした。 このネタは、以前にも指摘しましたが、前半が面白すぎて、後半ダレてしまう傾向になりがちな噺なんですが、志の輔師匠の老獪な技と芸が詰まっていました。 前半に、少し我慢をして仕込みに廻して、後から笑いにするそんな場面があったり、三軒長屋の三人組のキャラを立てて、笑いにしたり、 茶の湯の菓子を、「藤村」の羊羹で演じて、キャンディーズの藤村美樹の実家が、羊羹の藤村である事を伝えるのも、志の輔師匠らしいと感じました。 そうそう、今日、9/5は、富山アルペンスタジアムの讀賣vs DeNA戦で、志の輔師匠が始球式です!! 台風で、お隣の金沢での試合は中止でしたが、志の輔師匠が始球式する試合はちゃんと開催されています。 この成城の落語会も、一日後なら悲惨でしたが、台風が来る前日で無事でした。 志の輔師匠は、本当に運が強い!! |
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2年ぶりくらいの『JAL名人会』でした。人気者揃いの顔付けだったので17時くらいに着くと、
既に、12〜13人くらいの列になっておりました。主催者の若い兄ちゃん2人が現れて、当日券の人に整理券を配り始める。 なんと!4枚しかありません。しかも、一人二枚迄。なら列ができる前に声を掛けろよ!!10番目から13番めくらいに並んだ、 四人の女性が、アウト!!私の後ろの男性も、自分の分はチケット持っていたが、連れの分を当日券で買うつもりだったようですが、 残念ながら、皆さん、若い兄ちゃんに文句を垂れて去って行きました。そんな人気者が集まった、『JAL名人会』、こんな内容でした。 ・子ほめ … 名前を知らない前座さん
・寿限無の後日談 … つる子 ・大売出し … 馬るこ ・禁酒番屋 … 生志 お仲入り ・漫才 … にゃん子&金魚 ・三枚起請 … 兼好 1.子ほめ
初めてみる前座さんです。「誰の弟子で、○○です。」という自己紹介もなく、「付け焼き刃は剥げやすい!!」と『子ほめ』に入りました。 芸人なんだから、名前くらい覚えて帰ってもらう努力をした方がいいぞ!! オレの事は世界中が知っている!!そんな自意識過剰な前座さんでした。 2.寿限無のその後/つる子
新作落語なので、ネタバレしない程度に書きます。まず、最近は小学校の国語の教科書に落語「寿限無」が載っているって話題から、 軽く『寿限無』のあらすじなどを語り、そこからこの新作落語へと入って行きました。ただし、後日談というより普通の改作です。 場面を現代にしただけなのと、今どきの小学校は、国際色豊かなので、世界中の長い名前の子どもたちが、国際スクールに集まります。 ちなみに、先生も「長介」という名前で、親がドリフのファンという、団塊の世代から昭和30年代生まれを意識した設定です。 中国、US、フランスと、各国の長い名前を、“言い立”るのですが、和尚が経典から作った元祖の寿限無に比べると、平凡です。 あと、つる子さん、興奮すると低く意識して抑えている声が、高くなり、キンキン声が続くのは、何とかして欲しいと思います。 つくし師匠ほどではありませんが、あれに近い辛さを感じてしまいました。女流ならではの弱点だと思います。 3.大売出し/馬るこ
JALの機内放送を意識した、ギリの落語界あるあるのマクラでした。既に真打ちになっている林家の某師匠が自分の師匠である、 九代正蔵師匠を車のパワーウンドでギロチンに掛けた話や、木久扇一門は、落語家としてどんなにポンコツでも、 木久蔵ラーメンさえ沢山売れば、絶対に破門にならない話をしました。そのポンコツくんは、お寺での落語会で、木久蔵ラーメンを売り、 賽銭箱の上にダンボール箱を置いて、そのダンボール箱へ木久蔵ラーメンの売り貯めを入れていたら… 商売が繁盛し過ぎて、 ダンボールの底が抜け、売上金が勢いよく賽銭箱に入り、その大半をお布施にしてしまったという伝説を持っています。 そんなマクラから、相撲のマクラを軽く振って『大売出し』。海苔みたいに真っ黒に焼けて、表か?裏か?分からない力士:山本山が登場。 大阪遠征しての、勝ったり、負けたりの説明から入りますが、十番のうち、七番くらいが定番の決着で、3つくらいが馬るこオリジナル。 ビール瓶やリモコンでの反則攻撃が出てきたりするのは、馬るこ師匠らしい演出が随所に入ります。ギリ改作にならないくらのハメ事です。 4.禁酒番屋/生志
マクラでは、鉄板の飛行機ネタ、JALの国内ファーストクラスに搭乗した際に、Softbankの王会長と隣同士に成った話。 JALのCAさんが、王会長を万度、「王様!王様!」と呼ぶのがおかしくて、笑いを堪えるのが大変だったという話なんですが、傑作です。 この「JAL名人会」には、談志師匠をはじめ、立川流のみなさんは、爪痕を残し過ぎて、呼ばれない時期もあったと聞きますが、 生志師匠が呼ばれていて、先輩方の伝説を乗り越えて、ちゃんとお仕事を貰っているんだと認識しました。 さて、生志師匠の『禁酒番屋』。小僧の定吉が最初から仕込まれていて、最後にションベンでの仕返しは、この定吉が行います。 ハメ事も少なく、武士と町人のやり取りも、落語らしく整っていて、スピードのある小気味の良い展開を見せてくれました。 あと、番屋の役人が、そんなに酷くベロベロに酔わないのも、最近の『禁酒番屋』では珍しい演出だと思いました。 5.漫才/にゃん子&金魚
この漫才をJALの機内放送で、音声だけで流すの?って思いました。日頃よりやや多めに、にゃん子先生が金魚ちゃんの仕草を言葉にしていましたが、 「にゃん子&金魚の漫才」を知らないお客さんに、伝わるのか?不安を私は覚えました。 6.三枚起請/兼好
どんなマクラを振るのか?と、思っていたら、まず、雀の話から入る兼好師匠。近年、都会の電線には雀を見なくなったが、ガラスは沢山居ると言って、 話題を匠に、カラスの話に持っていきます。カラスには、大きく二種類居て、クチバシが細く長い:ハシボソガラスと、太くて短い:ハシブトガラス。 ほとんどのカラスがこの二種類で、田舎に多く居るのがハシボソガラスで、都会に居るのは、ハシブトガラスだと説明する兼好さん。 そこから、高杉晋作の作だと言われている都々逸「三千世界のカラスを殺し 主と朝寝がしてみたい」を紹介。熊野権現と起請文にも触れて本編へ。 棟梁、亥のさん、そしてお喋り清公。この三人のキャラが兼好さんの世界観で完成されている。私の印象ですが、それが「レッツゴー三匹」を連想させる。 レツゴー正児さんが棟梁で、じゅんさんが亥のさん。そして、のっぽの清公が長作さんです。清公が起請文を貰う際に、妹を騙して銭を作りますが、 あのくだりは、まるまる長作さんに見えました。髭生えてる!!って思うぐらいに。特に変なハメ事もせず、最後まで笑いが絶えない『三枚起請』でした。 次回、JAL名人会は、9月27日で、わん丈、三四郎、好太郎、桃太郎、東京ペールワンが出演です。
そうそう、久しぶりに参加してみると、先着で次回分のチケットを40枚売る仕組みになっていました。 |



