Marsのブログ

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過去に、一度だけ道中付けに関する記事を書いております。2016.05で、落語『黄金餅』の道中付け。


◇黄金餅の道中付けを考える


この時は、思い付きで横浜の道中付けを作ってみたりしたのですが、やっぱり「道中付け」と言えば講釈です。
落語で、この『黄金餅』以外に、私がパッと思い付いた道中付けは、『御神酒徳利』の大坂から江戸へと、
番頭の善六さんが帰る道中に、この道中付けがありますね。


京出ては、またも大津や草津に石部、あいの土山雨となり、鈴鹿を越えれば亀山宿、
ひいふうみっつ四日市、いつか桑名に舟こいで、赤坂御油は昼の月、
仲も吉田や白須賀新居、願いを掛川金谷の宿、びんのほつれの島田も過ぎて、
ここは名高き沼津の里、富士見しろさけ名物を、ひつとつめせめせかごにめせ、
箱根を越えれば小田原。大磯おり保土ヶ谷超えて、神奈川宿。新羽屋稲荷の霊験新かに、
川崎からの渡し舟。六郷土手から品川へ、やって来ました日本橋は馬喰町、おっかぁ!帰ったぜぇ。


七五調の科白を、独特の節回しで語るのが、この「道中付け」で、講釈師はその流派の、その師匠からの独自のリズムと節回しを受け継ぎ語ります。
ただ、一龍斎や神田は、まずやらないように思います。「道中付け」と言えば田辺か?宝井か?東海道や、中山道。時には奥の細道までも、「道中付け」で語ります。
現役だと、やっぱり、鶴遊先生と凌鶴先生でしょうか?師匠である一鶴先生の芸、「道中付け」を、一鶴リズムでやって下さいます。
一鶴先生と言えば、「東京五輪の入場行進」。これで人気に火が付いて、広くテレビ・ラジオ、そして映画に出るようになりました。
また、この「東京五輪入場行進」は、道中付けの手法を使っていて、田辺の講釈らしい調子で、一鶴先生の弟子たちに広く受け継がれおります。

道中付けには全く関係ない余談ですが、平井の圓蔵師匠が、前座時代の松之丞さんに初めて会った時に言ったそうですよ、
「お前は、何で講釈師なんかになった?落語家になれば、名人になれたかもしれんのに。だから、お前はあの前座より、出世の可能性が無い!!
なぜなら、お前はどんなに売れたとしても、一鶴どまりだ!講釈師のMAXは一鶴だからなぁ!!」と。

さて、道中付けに話を戻します。


吉良を討った大石ら四十七士たちは、その後どのような行動をとったのでしょうか。吉良邸討ち入り後の彼らの足跡を追ってみましょう。
吉良を討った四十七士たちは当初決められていた通り、主君であった内匠頭の墓所がある泉岳寺に引き上げます。
当時、吉良邸は両国にありました。現在は公園と石碑が残るのみですが、この両国から泉岳寺までの道のりは、実に、道中付けにぴったりというか、道中付けの為にあるが如き、三里半の道のりです。

その道中付けの前に!所謂、講釈で言う「修羅場(ひらば)」の部分があります。パン!パン!会稽山に越王が、恥辱をそそぐ大石の、山と川との合言葉、末代めでたき武人の亀鑑!!
四十七士の名前を読み上げながら、討ち入って吉良の首を討ち取るまでの、経緯を、パンパンやりながら、名調子で聞かせる修羅場です。
表門の大石内蔵助隊と、裏門の大石主税隊が、同時に攻め込み、同時進行で、その活躍が読み上げられる。忠臣蔵のクライマックス中のクライマックス!!

この後にですよ、吉良邸から泉岳寺までの道のりを、道中付けにすると、先の修羅場からの流れで、盛り上がること間違い無しなんですが、
多分、覚えるのが大変なのか?それとも、体力的にしんどいからか?まず、誰もやりません。四十七士の名前を読み上げるだけで、五分近い修羅場ですから無理も無い。
そこに、この二分弱ぐらいの道中付けが入れば、鬼に金棒のような義士伝になると思うのは私ダケなんでしょうやぁ!!



両国は、本所松坂町の吉良邸後に、四十七士の大行進。
内蔵助を先頭に、一糸乱れぬ隊列なして、主君が眠る泉岳寺、サクサク、サクサク進みゆく、

回向院の門前通り、あれに見ゆるは一之橋、
大川からの風受けて、ゆらゆら揺れる槍先には、吊るして運ぶ吉良の首、
浪士一行は一之橋を渡り切る!!、そこに見えるは御船蔵。

次に浪士を迎えしは、別名を元番所の橋と呼ばれてた!萬年橋。今じゃ立派な鉄のお橋に御座います。

萬年橋から清洲橋、清洲橋から永代橋。沿道集まる野次馬を、掻き分け掻き分け、浪士が通る。拍手喝采!雨あられ、リバーサイドを進みます!!

橋を過ぎにしキラキラと。川面に見ゆる日輪の。返す光は眩しくて、浪士は上野介思い出し、「憎くき吉良メ!吉良メ!」と口に出る。

永代過ぎて八丁堀。奉行所大戸はまだ閉じて、鉄砲洲稲荷がお出迎え。
そこに見えにしは、かつて主君がおわします、そう!浅野邸。思わず足が止まる隊列を、「前へ!前へ!」と叫ぶ声。

声の主は誰あらむ、老僕・堀部弥兵衛その人だ!弥兵衛の声で浪士たち、本願寺前に差し掛かる。

本願寺を後にして、夜泣き屋台が店仕舞い、そんな新橋越えて、日比谷神社と芝大門。芝大門から札の辻。三田に来ました御田八幡!!

高輪大木戸くぐり抜け、やって来ました泉岳寺。主君の墓前に、召し出されしは、憎くき憎くき吉良の首!!




バカボン!!じゃなくて、おそまつ!!

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