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洒落たネーミングの会になりました。まだ松の内の1/7:七草に開催された萬橘師匠の独演会。
このような内容でした。
1.豆や/まん坊
彼も今年中には、二つ目になるのか?古今亭の前座噺の代表:豆や。売り声のマクラから、
結構、たっぷりやりました。本編が短いのもありますが、良い声を聴かせるまん坊さん。
豆やが脅されて驚く時の顔がいいですね、まん坊さん。
2.武助馬/萬橘
マクラでは、清澄庭園前の道で「富岡八幡」への道順を、アラブ人に英語で質問された話。
アラブ人の持っているマップも英語版で、英語表記の地名に戸惑う萬橘師匠。
結局、片言の英語で「five or four signal leftside turn!!」
5つか4つ先の信号を左折です、と、云いたかったのだが、これで何とか通じたのだが、
信号は、4つか?5つか?しつこくアラブ人は聞き返して来る。
「Well,just moment」と萬橘さんが考えていると、「thank you!」と言って行ってしまったらしい。
紋付袴の日本人に、アラブ人が声を掛けるのが、凄いと思いました。
そんなマクラから『武助馬』。この噺、こはるさん、窓輝師匠、貞山先生など色々聞いていますが、
一之輔師匠で聴いて以来の笑いたっぷりの『武助馬』でした。「敦盛の最期」で熊谷次郎直実が登場しますが、
平家物語というよりも、吉本新喜劇って感じで、いいですよ。一方の主人公・直実が馬から落ちて、
「今日は、平家が勝った!!」と、客が叫ぶのが本当に面白い。
3.猫と金魚/萬橘
マクラは、お馴染み、萬橘さんの五歳の娘さんの話。正月に圓橘師匠宅へ行く準備を部屋でしていた萬橘さん。
弟子のまん坊さんが、着物を着るのを手伝っていると、「アッ!お父さん、服独りで着られないのぉ!!」
と、娘さんに言われてしまったそうです。奥さんから厳しく、服は自分で着なさい!と命じられるので、
父親が弟子に着せてもらう姿に、矛盾を感じたんでしょうね。そんなマクラから、『猫と金魚』。
番頭の感性が実にいいです。たまに、この番頭のような感性の新入社員がやって来て驚きます。
私は、前にも書いたけど、会議中に「デジカメ使うから持って来てくれ!」と若衆に頼んだら、
電源を入れようとしたら、デジカメが立ち上がらず、バッテリーが入っていませんでした。
「デジカメにバッテリー抜いて来てどうするんだ!」と、怒ったら、慌てて「入れて来ました!」と言う彼。
再度、電源をONにしたら、「メディア(メモリーカード)を入れて下さい」というエラーメッセージが出ました。
思いっ切り「お前は『猫金』の番頭かぁ!!」と、怒鳴り付けたけど、彼に私の思いは通じませんでした。
4.鉄拐/萬橘
マクラは、愛知県の金山市に仕事で行った話。初めて行く駅だったので、街を散策したという萬橘さん。
駅前に北海道名物のクリームパンがあるそうですよ、金山駅。また、モデルハウス勧誘のチラシを貰った萬橘師匠。
モデルルームの説明員の女性が、凄く美人だったそうで、「名古屋に美人は居ないんだが…」と、云っておられました。
確か、日本三大ブスの街ですよね、名古屋。他の二つは、確か、水戸と仙台。なんとなく肯定してしまう私です。
さて、萬橘さんで二回目の『鉄拐』。つかみのギャグ、上海屋唐左衛門が過去にやったイベントが今風に新しくなっていた。
M-1の審査員問題、ボクシングの奈良判定、そして、カルロス・ゴーンの横領疑惑。ただ、笑いの種類が単調。
鉄拐が登場し堕落する展開は、いいと思うが、張果老が登場してからの展開に、もう一工夫あると更に楽しくなると思います。
次回、萬橘さんは、四月の四季の萬会ですね。
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連日大盛況と聞いている黒門亭。少し早過ぎるか?と思いましたが、12時の開演に対して9時半に黒門町の落語協会事務所に着いたら、
もう、3人の女性が並んでいました。えっ!4番目。開場する2時間も前だぞと思ったけど、10時過ぎたら10人くらいになり、
この日の番頭さん:春風亭一蔵さんが、11時ちょっと過ぎに来て、人数を数え始めると、ちょうど40人。奇跡のような事が在りました。
そんな、白鳥ファンが集まった黒門亭、こんな内容でした。(ちなみに、一番先頭の客に連れの男性が来て私は5番目でした。)
1.たらちね/小ごと
彼の『たらちね』は、二回目。しかも、前回もここ黒門亭だった。前座さんのステディーな『たらちね』は本当に退屈です。
鶴女の喋りとかを工夫して、もう少し面白くして欲しいですよね。オペラ調の鶴女とか聴いてみたいです。
2.平林/志ん吉
二つ目さんは、正月のお年玉の失費がなかなか大きな負担だと訴える志ん吉さん。数年すると貰った前座時代は遠い昔になってしまう。
だいたい殆どの師匠は同じ金額だが、小三治師匠と正蔵師匠だけは、違うお札が入っているそうです。
そんなマクラから、『平林』。実に定吉が可愛い。最初の手紙の宛名を読んでもらう人が、いきなり封を開けようとするのは面白い。
3.黄金の大黒/菊龍
寄席と黒門亭でしか逢えない師匠って居ますよね。その一人です菊龍師匠。『黄金の大黒』が若い人がやるのと違って、
細かい笑いをちゃんと取りに来るのが、古今亭って感じがします。雑じゃないんですよね。全てが緻密でいいと思います。
4.漫才/青空一風・千風
初めて聴く漫才さんです。30代の漫才師。個性が足りないね。もっと、癖が強くていいと思いました。
唯一の個性が、牛の焼肉&ホルモンの部位を、体で表現するネタぐらいなのです。
5.隅田川母娘/白鳥
皇太子が天皇に即位されると、内容をリニューアルする必要があるので、このパターンでは最後になるのかもしれません。
それにしても、愛子様が小学生だった頃に白鳥師匠が作った作品。グッチのトート―バッグを遠足に持って行き、
週刊文春に愛子様が叩かれた頃だったと思います。そんな愛子様も高校生。まだギリまんま演じてますが、
大学生、社会人になられても、この噺が演じ続けられるのか?大変興味があります。また、同じ事が『秘密の花園』にも言える。
6.おたのしみ抽選会
手拭が6本と、全員の寄せ書きサイン色紙が1枚の計7本の当たりがあるお年玉抽選会が行われ、
私はみごとに、一蔵さんの手拭をゲットしました。偶然、抽選番号が4番から5番に変わった事による当選!!
こいつは、春から縁起が良いのか?それとも、ZOZOの前田社長の百万円が当たるはずだったのに、ここで運を使ったのか?
今年も、月に1回くらいのペースで、黒門亭にも顔を出したい。
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1月/76席
小満ん師匠の『御慶』を日本橋亭の定例会で聴く。正月らしく八五郎の江戸っ子職人気質が実に師匠らしくていい。
更に、去年は馬石師匠が通しで『お富與三郎』をやるというので、師匠雲助譲りのその芸を楽しみに通いました。
まだ、芸半ばの部分はありますが、馬石さんらしいお富、與三郎が確立されつつあるのを感じました。
また、数年後に聴きたい一席です。
2月/60席
二月に印象に残ったのは、小里ん師匠の『一人酒盛』。上方落語で聴くものだと思っていたが、江戸前も悪くない。
難しい根多をサラっと演じ切る小里ん師匠、若い人は学んで欲しい。
3月/77席
南海先生の『会津の小鉄』が始まる。エンターテーメントの講釈を存分に満喫する。脱線が実にたまらない。
らくごカフェの9周年トークライブで、談春節さく裂!! 十周年は武道館と後に発表される。
4月/63席
谷津公民館で三三師匠の独演会。ゲストはひまわり先生。この会場は本当にいい。小田原の時代が付いた建物で、
三三らくごが四席も聴ける贅沢!!近所に住んでいることに感謝である。
5月/70席
5月と言えば、「大日本橋亭落語祭」です。2018年も「南湖ラララクイズ」で爆笑させて貰いました。
今年は10連休なので2日とも行く予定です。また、小せん師匠の「汲沢寄席」、この5月が私は最後になりました。
6月/63席
落語芸術協会の新真打の披露目に行きました。夏丸師匠が歌丸直伝の『毬栗』、蘭先生は『鼓ヶ滝』。
また、なかの小劇場での雲助師匠の『中村仲蔵』が印象に残っております。
7月/38席
極端に少なかった7月。“雲一里”の三人会が実に良い番組でした。雲助/一朝/小里んはバランスが良い。
8月/46席
貞鏡さんが半年ぶりに産休明けで高座復帰された。また、上方落語の桂紋四郎さんを初めて聴く。
9月/74席
白鳥師匠の「落語の仮面祭」が2018年が最後と聞いて二回行った。美内先生ファンと落語ファンの融合が面白い。
二年ぶりくらいにア・クール・ジョア寄席に参加して、石神シェフの料理を堪能しました。
10月/61席
らくごカフェで福太郎を偲ぶ会に参加、ここで、太福さんの『中村仲蔵』を初めて聴く。痺れる。
11月/62席
国本はる乃さんと、神田春陽先生で次郎長傳の「荒神山」を俥読みで聴く。朝練講談会らしい即興コラボだった。
12月/85席
6年続いた日本橋亭名物の朝練講談会が終焉を迎えた。実に残念!ここで聴くようになった若手も多い。
年末の池袋、白鳥師匠の『富Q』の会が凄く盛り上がる。今年も池袋で『富Q』やるそうです。
にぎわい座のカウントダウン寄席、相変わらず、志の輔一門の二つ目は、実にポンコツだと思った。
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初日、二日、三日ぐらいまでは、超満員御礼となるから、四日?五日?と悩んだ末に、五日目の楽日に行きました。
・三方ヶ原軍記「五色備え」…伊織
・水戸黄門漫遊記「湊川顕碑」…こなぎ
・講談古事記「國生み」…銀冶
・五貫裁き…山緑
・次郎長と伯山…貞寿
・芥川龍之介作「杜子春」…鶴女
お仲入り
・於竹大日如来…梅福
・亀甲縞大売出し…貞心
1.五色備え/伊織
五日目、何度も読んでいるのか?かなり良い調子の修羅場。されども、暮れに聴いた、あられさんの『道灌』には、流石にかなわない。
2.湊川顕碑/こなぎ
マクラでは、暮れの講談協会の行事「張り扇供養」、小腹がすいたこなぎさんが、屋台のたこ焼屋さんで、たこ焼を頂いていたら、
某先生から「共喰い」みたいな小言を食らった!と、振り、同じ神田でも、鯉栄先生が読んでいる水戸黄門とは、
180°反対の楽しいはずの『漫遊記』を読むこなぎさん。しかし、ちっとも面白くないのは、何故?折角の自虐ネタのマクラが台無しです。
一番の楽しさが伝わらない所以は、調子が常に一本調子なんですよね。やや後輩の紅純さんのように、噺に強弱早遅が付けられません。
紅純さんの場合は、とにかく楽しい表現が秀逸です。あれを真似ろとは言いませんが、噺の中で場面転換する技がもう少し欲しいです。
この『水戸黄門漫遊記』は、修羅場や道中付けが殆どないので、せめて朗読には負けないぐらいの、感情移入をして欲しいです。
講談古事記「國生み」/銀冶
トイレに立ってしまい、よく聴けておりません。
3.五貫裁き/山緑
久しぶりに聴いた山緑先生。名前を「山録」と間違えられるそうで、ひどいご贔屓が年賀状に、「緑山」と間違えたと言っておられました。
うーん、そんな事もあるだろうと思うぐらい、『五貫裁き』なのにつまらない。とにかく間が長い。所謂、大間である。
鮪なら大間は最高なのだろうが、講釈はどうなんだろう?私は苦手だ。特に若い人の大間は、若年寄にイライラしてしまう。
松鯉先生の小山陽時代でも、私は得意ではなかったのだ。勿論、70代後半、松鯉先生の今の大間は否定しません。
調子が変わったのに気付かないくらい間が長目です、山緑先生。
4.次郎長と伯山/貞寿
この日は、本来なら南北先生も出る予定でした。それが当日お休みとなり、真打は全員、少しずつ持ち時間が長くなっておりました。
そんな関係もあり、貞寿先生も師匠・貞心先生からの伝承芸『次郎長と伯山』でした。なんでも、年末のとある会で、
この噺のサゲ・3分前に、最前列のお客様が、「ちょっと、おトイレ!」と言って席を立たれて、それに全ての笑いと拍手を攫われた。
そんな事もあり、この日はリベンジの一席でした。この噺、貞心先生とは異なるベクトルの世話噺ですが、完全に貞寿さんの噺になっています。
5.杜子春/鶴女
協会の寄席でしか、私は観た事のない“たらちね”先生ではなく、鶴女先生。個人的には、あの『たらちね』の鶴女口調の講釈が聴きたい。
『三方ヶ原』とかできそうですよね?意味不明の軍記物、鶴女口調で一節読んで、解説を入れるみたいな講釈。楽しいと思うのだが…
そいうのをやらないから、松之丞さんが「多くの講釈師は既存の客のご機嫌とりしかしない」と言うのだろうが、云われた方は大きなお世話だろう。
結構、圓丈じゃなく炎上していますSNS。松之丞さんの今に始まった事ではありませんが、他の講釈師批判。かなり上からです。
まぁ、「講談とは」なんてhow-to本を、30そこそこの鼻タレで書くような性格なんだから、そりゃ生意気を云います。それが良くも悪くも松之丞。
大いに、既成勢力と戦って講釈界に革命を起こして、早く、講釈の常置小屋を作って下さい。連雀亭を買って常置小屋にするのか?
と、思ったのですが、なかなか買いませんよね。お金は十分あると思うのだが、真打の御祝儀に貰う算段なのかな?
さて、久しぶりに『杜子春』という物語に触れました。朗読とは違って、俯瞰と杜子春の目線を使い分けして語ってくれますね。プロの芸だと思います。
6.於竹大日如来/梅福
去年の貞寿先生の披露目も、『於竹大日如来』でした。梅福先生も協会の寄席でしか観ないのですが、違う噺も聴いてみたいです。
7.亀甲縞大売出し/貞心
マクラでは、干支のお話しでした。今年の「干支」は“亥”ではなく“己”だ!と、十干十二支について解説する貞心先生、実に生き生きしています。
こいう事の道理のようなものを、解説させると、上手いというか、しっくり来るというか、嵌り役だと思いますし、私は大好きです。
さて、『亀甲縞』。やっぱり、貞心先生の方が歴史として物語が伝わって来ます。俯瞰で展開されてより講釈らしいです、貞寿さんよりも。
貞寿さんのも悪くないんですよ、主人公の杉立治平目線で、彼女らしい講釈なんだけど、貞心先生の方が格調が高い!!是非、聴いて欲しい一席です。
次回、講談協会の寄席に来るとしたら、特選会かな?
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講談協会の初席の後、そのままゆっくり歩いて神田へと移動。中央線で四ツ谷へ。そこから歩いて美舟さんへ。
すると、美舟さんのすぐ近くの公園が、なぜか?周囲のフェンスにLEDのイルミネーションが施されていました。
色は金色一色で、物凄く明るい!!横目で驚きつつ、美舟さんへ。今年一回目のつばなれ特選会!こんな内容でした。
・安政三組盃「羽子板娘」 … いちか
・茶金 … 歌扇
お仲入り
・二番煎じ … 歌扇
1.羽子板娘/いちか
実に四回目の「羽子板娘」です。三月に二つ目になったら続きを読みたいと言っています。
さて、講談協会の前座さんについて書きたいと思います。かなり悲惨だと思います。いちかさんもやっと見習いの子が入ったから、
何とか二つ目にして貰えた感じです。講談協会は、なぜか?事務員さんを置きません。協会の事務仕事は全て前座さんがやります。
だから、下が入って来ないと前座さんは、なかなか二つ目にしてもらえないのです。こんな時代です。
当然、雑用の少ない日本講談協会に入りますよね。日本講談協会は、殆どの協会員が落語芸術協会にも所属するので、
前座修行は芸協さんでやってもらえるから、事務員は居なくても、何とか廻って行きます。
だからなのか?皆さん、前座から二つ目に上がると講談協会の講釈師は皆さん必ず一時的に太ります。
いちかさんも、太るのか?
2.茶金/歌扇
2年半前に連雀亭でも聴いた歌扇さんの『茶金』。尾道生れで関西でお笑い芸人だった歌扇さん。前回も書きましたが、関西弁は流暢です。
本人もお気に入りの根多なんでしょうね。よどみなく流れるように展開されて、気持ちいいくらいサゲまで進んで行きます。
もう、少しで真打になります。
3.二番煎じ/歌扇
もっと、5人のキャラクターをしっかり立てた方がいいです。3人でいいような演じ分けでした。
十二支が亥なので、「猪」が出る噺をよく聴きます。『二番煎じ』『弥次郎』、そして『猪買い』。
次回、つばなれ特選会は、2月3日の日曜日です。あえて節分なのか?出演は梅湯さんと遊かりさんだったかな?うろ覚えだ。
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