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仲入り。この日は、志の輔師匠が時間調整を、よりし易くする為に後半は三人!はだか先生と晴の輔師匠と言う、まさか?!が起こらない布陣が敷かれておりました。
7.スタンダップコメディー/寒空はだか
Queenの「ボヘミアンラプソディー」が太鼓と三味線で始まると、会場がそれに合わせた手拍子に包まれました。ドンドン、パッ!ドンドン、パッ!
流石に、お客さんは立ち上がり、こそしませんでしたが、喰い付に出て瞬時に仲入り前の興奮に会場を戻しました。ドンドン、パッ!ドンドン、パッ!
F・Mercuryのように現れて、サンパチマイクの前に立つはだか先生!カッコイイ。しかし、歌は「バナナボート」。会場からも、歌声が返り、掴みはok!!です。
また、最初のギャグと言うか、小咄が良かった。皆さん!年末年始は、冬将軍がやって来ますよ!冬将軍、カッコイイ響きです。私も寒空はだかから、寒空冬将軍に昇進したい。
「こんばんは?!」
「誰れ?」
「私は、徳川冷えヤス、冬将軍です。」
「何しに来たの?」
「お金、ちょうだい?!恵んで下さい。」
「お金?なぜ?」
「寒波(カンパ)だから。」
トレンドの高輪ゲートウエイを弄り、最後は、勿論「東京タワーの歌」からの、横浜マリンタワー、横浜ランドマークタワーのタワーづくしで〆ました。
8.町内の若衆/晴の輔
マクラは、高輪ゲイトウェイの由来が、南アルプス市にあるのでは?と、振って、南アルプス中学はいけない。なぜなら、略すとアル中になるから!と、受けた所で本編『町内の若衆』へ。
うーん、熊さんが棟梁のお宅に普請を褒めに行くと、棟梁は留守で、女将さんが応対に現れるのだが、熊さんが「こんち、旦那は、お留守ですかい?!」と、言う。
熊さんは幇間じゃないんだから、そんな言葉使いじゃないだろう?!と、思ってしまう。声も悪くないし、笑いのセンスもそれなりにあるのだが、如何せん落語の世界を理解していない。
基本的なところが分からないから、昔からそうなのだが、自分の客前でしか、落語をやりたがらない。アウエーで落語するのは、このカウントダウン寄席だけ、ぐらいである。
また、落語のルールというのか、最低限の決まりを覚えるつもりがない。なのに古典落語をやります。「寄席で修行しないから立川流はダメなんだ!」と言われる代表である。
反面、この晴の輔師匠ですら、落語一本で飯が食える!そんな凄さも秘めている立川流。なまじ、ちゃんと古典落語ができても、落語一本では食えない真打が、落協・芸協には数多存在します。
そう考えたら、晴の輔らくごも、それが好きだと受け入れるファンが居るんだから、外野の小生がとやかく言う次元では無いと思います。
9.抜け雀/志の輔
この日の志の輔師匠は、3つ高座務めました。まず、昼にスタジオフォーにて巣鴨のファンへの感謝祭。続いて、横浜にぎわい座の一回目・リハーサルのクライマックス寄席のトリ。
そして、本当に最後の高座が、このカウントダウン寄席の『抜け雀』でした。時間は45分残っていました。それでも、過去にカウントダウンをオーバーしてしまった経験が二回!!
また、オーバーしないけど、残り1分30秒で、カウントダウンの作業がグダグダになった事も。だから、マクラも慎重にスイッチが入らないアイドリングなマクラでした。最近よくやる人種小咄を振って、即、本編へ。
15年ぐらい前でしょうか?マイブームで、覚え立ての頃に、やたら『抜け雀』をやり捲る志の輔を観た経験からすると、だいぶん落ち付いて枯れた『抜け雀』になりました。
相変わらずなのは、抜け雀を初めてみた、相模屋の主人が、言葉を失って雀が絵から抜け出す様子を語る場面ですね。実に志の輔師匠らしい表現だと思います。一年の最後を締め括るのに相応しい一席でした。
10.カウントダウン
恒例のくす玉割りから、乾杯、そして新年の抱負を全員が語り、にぎわい座からのご挨拶、そして最後に三本〆!!
詳しい様子は、MARSのTwitterに動画を上げました。見て下さい。カウントダウンまで10分弱も有ったから、リハーサルする様子から撮影しています。
クライマックス・カウントダウンに出た、殆どの演者と、何故か?その場に来ていた、五代三木助師匠も抱負を述べています。
今年も、行けたらカウントダウン寄席は、また、行きたいです。
御慶
本年も宜しくお願い致します。
mars拝
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文菊さんの会が、16時半過ぎに跳ねて、17時に鍋が食える居酒屋を、何故か?神保町で探り、31日も、夜11時半までやっているミライザカで、先に載せたモツ鍋を頂きながら、繋ぎをしました。
そして、20時45分ぐらいに、桜木町駅に着くと矢来町寄席でも一緒だったOさんから声を掛けらる。80人から400人の会なのに、三人も同じコースで年越しするなんて!!
そんな、2018年の私の落語会の締めは、この横浜にぎわい座恒例のカウントダウン寄席で、こんな内容でした。
1.つる/志の麿
芸名に、「麿」が付く咄家・講釈師が、増えております。きく麿、志の麿、そして松麿。ただし、公家は居ないようです。
志の麿さん、2018年春から二つ目で紅白ファンらしい。録画した紅白を、正月厚いカーテンで部屋を暗くして観ると言っていましたが、雨戸閉めたら?と、思いました。
さて、『つる』。上手い間合いで、笑いを取っていました。兄弟子の志の彦、志の太郎、志のぽんを、既に抜いているかもしれません。
2.お花半七(宮戸川・上)/志の彦
独演会の仕事納めは、クリスマスの学校公演だったと話す志の彦さん。それなりに受けていました。志の輔一門は、晴の輔さんを筆頭に個人で廻る学校公演がお家芸です。
さて、本編は『お花半七』。最近は本が破れて続きが読めません!のサゲは流行りませんね。持ち時間が有りませんが主流です。志の彦さんもそれでした。型は立川流のパターンでした。
3.かつぎや/志のぽん
『かつぎや』めでたい正月の噺ですね。私は小金馬の金馬師匠で、えらく昔に正月の寄席で聴いて以来聴いていないと思います。
それにしても、相変わらず早口で、滑舌が悪く聴き取りにくい、志のぽんさん。更に、人物が変わっても喋りのパターン、リズムが同じ。
飯炊の権助、小金馬さんは作蔵だか清蔵だったような?この田舎者の飯炊のイントネーションが主人公・呉服屋の五兵衛さんと殆ど変わらない。訛って聴こえない。
4.アコーディオン民謡漫談/遠峰あこ
いきなり、待ってました!!の声が飛ぶ。分かります。開口一番『つる』の麿が一番ましで、彦、ぽんと、クウォリティがどんどん低下していたから、待ってました!と言いたくなる気持ち。
さて、あこちゃん、野毛の山からおーえ!のご当地ソング・野毛山節から始まり横浜ご当地ソングメドレーでした。最後は崎陽軒の歌。そうそう、相鉄線の歌も歌いましたが、私は東海道線がこの日動いてなくて、相鉄線で帰りました。
横浜を午前一時四十分に出て、小田原到着が四時。腹が減ってしまい、松屋で牛すき焼鍋を食べてしまいました。
5.スタンダップコメディー/松元ヒロ
横浜でしか受けないギャグから始まりました。ヒロさんは、鹿児島実業から法政大学へと進学しています。
陸上部に所属していて、高校駅伝で区間賞を取りスポーツ特待で法政大学陸上部へ。その学舎が元住吉に有ったそうで、
横浜から東急東横線に乗り、先輩に連れられて元住吉へと向かう車窓で、ヒロさんが先輩に尋ねます。
ヒロ「次は、何て駅で乗り換えるんですか?」
先輩「聞くな!!」
ヒロさんは、思ったそうです。都会って何て恐い所なんだ!と。乗り換え駅を尋ねただけで、俺にそんな質問するな!と、突き放すなんて…
しかし、15分後にヒロさんは、理解します。聞くな!ではなく、先輩が菊名と言った事に。
そんな掴みから、お得意の安倍自民党攻撃が続きました。間違いなくあこさん、ヒロさんと最高潮に盛り上がり、仲入り前の生志師匠へとバトンタッチしました。流石!元駅伝の選手です。
6.紺屋高尾/生志
真打十周年の節目に2018は、師匠談志に挑む!と、題して六席の談志十八番をネタ卸しで、にぎわい座の「ひとりブタ」の独演会でやった生志師匠。その中から、会心の『紺屋高尾』でした。
後半の場面の繋ぎが、荒い感じではありますが、尺の関係もあったと思います。ただ、面白いと思ったのは、高尾が久蔵が、流山のお大尽の若旦那では無いと知った上で、最上のもてなしをしたと告白し、
それを聴いた久蔵が、高尾に題して激怒しますが、高尾の本当の気持ちを聴いて、更に高尾が好きになってしまう。この機微が実に良くて、まず、カウントダウンに来て良かったと思いました。
それにしても、最初の三人は一人で良くて、あこちゃんと、ヒロさん、そして、生志師匠の持ち時間を長くすべきだと思う。カウントダウンだから、頭数増やして芸を薄めるのは、良くない!!
つづく
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この文菊師匠の会にするか?それとも、一之輔師匠の下北沢・一之輔えん!!にするか?で、かなり迷いました。先に予約が来たのは、文菊師匠のこちら。
既に、一之輔師匠の12/26のコラーゲンさんの会のチケットを買っていて、『文七元結』を掛ける事が分かっていました。下北沢も『文七元結』だと辛い!と、思ってこちらの文菊師匠の会を選びました。
また、前日一之輔えん!と同じシアター711での白酒一門会のトリの白酒師匠の演目が『芝濱』だったので、本日の一之輔師匠のトリ根多が『文七元結』の可能性が高い!と、推理して文菊師匠の方を選びました。
そんな思惑で選んだ、文菊師匠の矢来町独演会、こんな内容でした。
1.真田小僧/駒六
携帯電話の諸注意から、オーソドックスに「小児は白き糸の如し」と、振ってから『真田小僧』へ。六連銭から薩摩に落ちた!のサゲまで本寸法にやりました。二月から彼も二つ目です。
2.欠伸指南/文菊
今年で三回目になる、大晦日の独演会。初回が芝濱をネタ出しして、予約なしで入れたら百人近くが来て、入れない客が溢れて断る事態になり、二回目から予約80人限定になりました。
今回は、ネタ出し無く何をやるのか?と、思ったら、『二番煎じ』がセルクトされていました。そして、噺家の大晦日事情に付いて語りました。
文菊師匠は、この新潮社の開場へは歩いて来られる神楽坂の住人。大晦日の今日は近所の魚屋に正月用の刺身を買いに行くと言う文菊師匠。いつも行く魚屋以外を今年は探したそうです。
そんな話題から、来年の抱負を語り出して、元号も変わるから、何か自分にできる新しい事を始めたいと仰っていました。
そうそう、文菊師匠、2019年で40歳になるから新しい事を始めたいんだとか、お誕生日は、現皇太子・浩宮様と同じだから、来年からは、天皇誕生日になりますね。
そんな話題から、神楽坂はお稽古事をするなら、三味線・踊りと、稽古屋がたくさんある街であると、紹介しておいてから、本編の『欠伸指南』へと入りました。
友人を連れて欠伸を習いに行く八五郎が、なかなか威勢が良くて、職人気質のチャキチャキの江戸っ子です。舟で行く吉原の科白が、ツーっと中に入ると、女郎に膝をツネられる迄、脱線が止まらない。
常に下品にならずに、本寸法の笑いに変える文菊さんらしい『欠伸指南』でした。
3.二番煎じ/文菊
咄家は、乾燥に敏感で、この季節は喉のケアーが大変だと言う文菊師匠。そんな乾燥の話題から火事の話題へ。そして、江戸時代の火消の話題へと移りました。
更に、「暴れん坊将軍」の北島三郎の「め組の辰五郎」が、火消の親方といえば、一番最初に思い浮かぶそうです。ここから江戸時代の火の用心と消火作業を説明する文菊師匠。
ここで、「火の用心」と言えばと船舶振興会の笹川良一先生が、ノーベル平和賞欲しさにやっていた、「戸締り用心、火の用心」のテレビCMの話題に触れてから、『二番煎じ』へ。
文菊師匠の『二番煎じ』は、火の用心で夜回りする、月番さん、伊勢屋、黒川先生、辰っあん、そして宗助さんの五人のキャラクターと役回りがしっかりできているから、笑いになるんだと思います。また、音曲や食べる仕草も笑いを誘います。
食べる仕草で言うと、熱燗の酒が、喉を通ってお腹に入る感じが、見事に伝わりましたから、思わず、この会が跳ねた後、鍋と酒がやりたくなり、居酒屋で頂きました。
多分本年もやると思います。一之輔えんではなく、今年も文菊矢来町独演会に来ようと思います。
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