Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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矢来町が発起人で始まったと聞く“二つ目勉強会”です。かなり久しぶりでした。
十年ぶりくらいかもしれません、2010年より前だと思います。小せん師匠がわか馬の頃だもん。
この会にするか?鈴本の歌奴師匠の芝居にするか?これで悩んだ末に、こちらにしました。
コスパは最高の“二つ目勉強会”。六人二つ目が出て木戸銭は千円。朝日いつかは名人会から、
月島経由で、有楽町線で池袋へ。16時半くらいに着いて、富士そばでミニカレーセットを頂く。
16時45分ぐらいにテケツでチケット買って並ぶと、1番でした。ただし、昼席から居残りのファンがいる!
そりゃそうだよね、三千円で一日中、池袋に居られるんだもんチケット買うのが真の落語ファン。

そんな精鋭六人が登場した「第322回二つ目勉強会」、このような内容でした。

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1.桃太郎/与いち
『桃太郎』の本筋を、如何にも江戸っ子の職人口調で、超高速で啖呵のように捲くし立てる与いちさん。
『大工調べ』に生かせるぐらいのキレッ切れの啖呵でした。
きいちさんもですが、与いちさんも、自分が喋り易い喋り方、自身の口調で落語を語ります。
伝わりやすく内容は聴き取り易くはなりますが、落語じゃない感じの違和感は残ります。


2.黄金の大黒/つる子
待ってました!!と、声が掛かる。追っかけのファンなのか?人気者ですつる子さん。挨拶も早々に本編へ。
なぜ、大家さんが長屋全員を呼び出しのか?この詮索が始まる。普通は、店賃じゃないか?と、
『長屋の花見』同様に、いつ以来か?みたいな展開になるが、
あの大家が今更、店賃は催促はしないと推理して、大家に何か叱られる原因を作っていないか?と、『船徳』みたいな展開に。
そして、長屋の連中が思い当たったのが、大家の飼い猫・タマを食べた件!!
目が光って夜よく見えるように成った!などと、タマの効能を語り始める。
そんな話をしていると、大家の坊ちゃんが黄金の大黒を土ん中から掘り起した、
その祝いの宴を催すので、羽織と口上が必要だという情報がもたらされる。

ここからは、羽織の回しっこしての珍口上が始まる。大家がこの口上を聞いていて、
番頭が長屋の連中に何やら指図したに違いないと気付き、今日は無礼講だからと、長屋連中を座敷に上げて宴会が始まる。
前半をたっぷりやったので、寿司のくだりだけで、鯛の塩焼のくだりは無く、
サゲの大黒様が床の間から歩き出して、恵比寿様を呼びに行く。たっぷり20分やり切りました。
羽織を着ての口上までで、切るのかと思ったら、最後のサゲまでやりました。
結構、物語に色んな展開が含まれているのに、終始、忙しない感じの演出なんですよね。
もう少し場面の切替に合わせた、トーンの強弱と喋る速さの加減ができると、劇的に良くなると思いました。

3.短命/朝之助
一朝一門って、何でこんなにそつなく、ポンコツが居ない一門なんでしょうか?不思議です。
朝之助さんが一番、一朝師匠のエッセンスを吸収して、上手くあの粋を表現できていますよねぇ。
この『短命』をやると、下ネタで笑わせる方に行きがちなんだけど、そこを堪えて八五郎の鈍感を強調して演じておりました。
持ち時間の20分というのを考えると、良い根多選びだとも思います。


4.湯屋番/市楽
真打間近の市楽さんです。『湯屋番』は市楽さんで聴くのは初めてでした。20分という尺で全部はやれないので、
部分的にカットして、番台の妄想する場面を中心にタップリやる構成でした。悪くないんだけどねぇ。
まず、若旦那を若旦那らしく印象付けられていません。商人らしくはあるけど、手代みたいですよね。
演じなければならないポイントは理解されているようですが、若旦那のキャラクターが確立できてないので、
大きな笑いに繋がりません。市楽さんの『粗忽の使者』は凄くいいのに、この『湯屋番』はまだまだでした。


5.おすわどん/小太郎
『おすわどん』は、亡くなった歌丸師匠でしか聴いた事が無かったのですが、小太郎さんのはやや筋書きが違いました。
小太郎さんがこの噺をやるのは知っていたんですが、聞くのは初めてで、噂の“郡山竹蔵”を見る事ができて嬉しいです。
幽霊の正体を見極める役の、お店の主人が所有する長屋に住んでいる浪人者が、“郡山竹蔵”なのです。
これも持ち時間の尺にぴったりの噺を選んで、小太郎さんのきびきびした喋りで、怪談噺っぽくはないのですが、
彼なりの味わいがあって、良かったと思います。冒頭で、お金を取って勉強するんかい!と、毒吐くのも小太郎さんらしかったです。


6.棒鱈/伊織
歌武蔵師匠のお弟子さんで、連雀亭にて何度か高座を拝見している咄家さんです。
この噺は、チャキチャキの江戸っ子で完全に酔ってしまっている熊さんと、隣の部屋で飲み始めたばかりの田舎侍。
この二人のキャラクターが同じくらいの強さに見えないと、どうも塩梅が悪い。そいう観点でみると、
熊五郎の方がかなり勝っていて、田舎侍の影がやや薄い気がします。難しい話ですよね。表現、特に田舎侍の喋りは、
ちゃんとできているんですが、「百舌鳥の嘴」「十二ヶ月」そして「利休」の三つの唄が、もうすこし個性的になるといい。
ほんのちょっとの所なんだと思います。熊さんの酔った感じは、上手にできているのでねぇ。


7.書家政談/文吾
この日、唯一の新作落語でした。勿論、文吾さんの自作の作品です。師匠文蔵さんとの二つ目昇進の会でも掛けていたヤツですね。
聞きたいと思っていて、思ったより早く聞けて、嬉しかったし、なかなかいい噺です。
あるお店の主人が、趣味の骨董収集が高じて、骨董の仕入れを商売にしようと、長屋の連中に「骨董品があれば、値良く買い取る!」
と、触れ回ったので、連日、店には掛軸や茶碗を持った連中が行列を作るようになっている。
この噂を聞いた辰五郎と源太の二人、兄貴分の辰公が店の隅で、旦那の買取交渉の様子を見ていると、どうも怪しいのだ。

と、言うのも、旦那はその場で持ち込まれた品を値踏みせず、一旦預って値は明日までに決めると言って預っているのだ。
このやり方に疑いを持った辰公、預った骨董品を抱えて夜中に外出する旦那の後をつけてみると、旦那は岩田の隠居の家に入る。
更に中の様子に聞き耳を立てていた辰五郎、旦那は自身には鑑定する能力がないので、岩田の隠居に値踏みさせていたのだった。
このカラクリを知った辰公、悪い企みを思い付き、自分で書いたいい加減な書を持参して、旦那の店に現れた。

これ以上詳しく書くと根多バレするので、ここまでにしますが、よくできた噺です。旦那を騙す辰五郎ですが、
騙して十両手にした以上に、ピンチを背負い込んでしまう意外な展開から、オチへとなるのですが、惜しい!!
もう一捻りすると、いい落ちになると思います。ちょっとストレート過ぎます。




二つ目勉強会は、池袋演芸場で毎月下席中に開催されています。千円です、皆さんもお越し下さい。

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