La vita e bella

前のことを、たらり・たらりと書いています。ニューイヤー・コンサートのことすら書いていなかったこの怠慢さ…。

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ナッシュマルクトのすぐ近くにある2ケ所を紹介します。


一つは「金のキャベツ」と言われるオブジェを戴いた分離派会館(セセッシオン)
です。これは19世紀末、クリムトに代表される一部の新進芸術家たちが当時の
芸術権威団体「芸術家協会」に対してあまりに保守的すぎると反旗を翻して作った
分離派の牙城です。クリムトによる正面の扉には「時代にはその芸術を、芸術には
その自由を」と書かれています。今でもこの建物では様々な展覧会が開かれます。


もう一つはアン・デア・ウィーン劇場、ウィーン最古の劇場と言われています。
「魔笛」の台本の作者で、初演ではパパゲーノを歌ったシカネーダーが開いた
客席数1200規模のこの小さな劇場は、第二次世界大戦中の空爆で破壊された
国立歌劇場が「仮住まい」としていた劇場です。今でも一部のオペラがここで上演
されています(1991年のモーツアルトイヤーにはアッバードがダ・ポンテ三部作
を上演しましたし、近年もムーティがこの劇場で三部作を上演しています)。通常は
ミュージカル上演が多いようですが、2006年からはウィーン交響楽団を座付き
の楽団として月1演目のスタジオーネシステムでオペラの上演を再開したそうです。


1801年に開場したこの劇場には、1803年から04年にかけてベートーヴェン
が住み込み、「フィデリオ」の作曲・初演を行いました。クロイツェル
ソナタもここで作曲されました。劇場正面にはパパゲーノの像があしらわれて
います。今回はこの劇場でのオペラはありませんでしたが、ぜひ一度ここでもオペラを観て
みたいものです。




<写真>
1.分離派会館・セセッシオン
2.アン・デア・ウィーン劇場。ベートーヴェンが住み作曲をした旨が書かれている。
3.劇場正面にあるパパゲーノ像。

閉じる コメント(2)

セセッシオンはまだ行ったことがありません。クリムトは好きなので、次回ウィーンに行く時には必ず行ってみたい場所です。

2007/5/9(水) 午後 11:07 JinK

ここは所蔵作品が多いところではありませんが、「第九」をイメージした壁画は四方一面に描かれていて壮観です。次回ぜひご覧になってください。

2007/5/10(木) 午前 7:50 [ mar*in*bba*o ]


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