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ブダベスト出身のアンドレア・ロストはフランツ・リスト音楽院を卒業しハンガリー国立歌劇場
の奨学生だった1989年、同劇場でグノーの「ロミオとジュリエット」のジュリエット役を
歌ってデビューし注目を浴びた。この成功で同劇場で専属歌手として数多くの役を歌い研鑽を
積んだ。
1991年にはウィーン国立歌劇場にデビュー、アンサンブル歌手として「ドン・ジョヴァンニ」
のツェルリーナ、「愛の妙薬」のアディーナ、「フィガロの結婚」のスザンナから「ルチア」
のタイトルロールや「椿姫」のヴィオレッタなど数々の役を演じウィーンの聴衆から大きな支持
を得る。
1994年、ロストはリッカルド・ムーティに招かれスカラ座で「リゴレット」のジルダを歌う。
レナート・ブルゾン、ロベルト・アラーニャと共演しCDにもなったこの上演によってロストは
世界的な名声を得ることになり、スカラ座では以後もこの役の他「魔笛」のパミーナ、スザンナ、
ヴィオレッタなどを歌い成功している。
このスカラ座での成功を機にコヴェントガーデン王立歌劇場、パリ・オペラ座、マドリード・
レアル劇場、バイエルン国立歌劇場、ケルン歌劇場、ザルツブルク音楽祭、さらにはアメリカ
でもメトロポリタン・オペラ、シカゴ・リリック・オペラ、ワシントン・オペラ、ロサンジェルス・
オペラとあらゆる主要歌劇場に招かれる。日本でもヴィオレッタ、ジルダ、ロザリンデいった
最も重要なレパートリーを歌っている。
2009年は地元ブダペストでジルダ、ルチア、「セヴィリアの理髪師」のロジーナを立て続け
に歌いデビュー20周年を祝っている。さらにハンガリーやイタリアでのリサイタル・ツアーに
続いて11月25日には東京でも日本で初となるソロ・リサイタルが予定されている。
<主なレパートリー>
ヴィオレッタ (ヴェルディ:椿姫)
デズデモナ (ヴェルディ:オテロ)
アントニア (オッフェンバック:ホフマン物語)
ジュリエット (グノー:ロミオとジュリエット)
ロザリンデ (J.シュトラウス:こうもり)
アディーナ (ドニゼッティ:愛の妙薬)
ルチア (ドニゼッティ:ランメルモールのルチア)
ミカエラ (ビゼー:カルメン)
ミミ (プッチーニ:ラ・ボエーム)
リュー (プッチーニ:トゥーランドット)
ブランシュ (プーランク:カルメル派修道女の会話)
ジュリエッタ (ベッリーニ:カプレッティ家とモンテッキ家)
伯爵夫人 (モーツアルト:フィガロの結婚)
スザンナ (モーツアルト:フィガロの結婚)
ドンナ・アンナ (モーツアルト:ドン・ジョヴァンニ)
ツェルリーナ (モーツアルト:ドン・ジョヴァンニ)
パミーナ (モーツアルト:魔笛)
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