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今年のペンション・ファンド・コンサートもあったし、確か2年前のシーズンもあったし、
3年くらい前に正月の特別演奏会でもあったけれど、ブルッフのヴァイオリン協奏曲は
新日本フィルで結構、取り上げられているように思う。
今日は韓国のヴァイオリニスト、ペク・ジュヤンによる演奏。結論から言うとあまり
印象に残らない演奏だったというのが正直なところ。確かに、このヴァイオリニストは
巧い。巧いけれど、音が弱く、抜けてこない。音量が無いわけではない。音圧というか、
音の存在感が感じられないと言ったらいいのだろうか。去年レコーディングもしている
というから流石に弾き込んでいる感はあるが、この曲にしてあの高揚感の無さは、一体
何だったんだろうか。
後半にはブラームスの交響曲第3番。4曲の中では割と地味な存在のような気が勝手に
するけれど、こうして実演で聴いてみるとこの曲もいいな、と。今日は木管の鳴りが
とても良かったように思う。割と大きめの編成でしっかりとした音楽だが、指揮者の
梅田俊明の印象は、これと言って強いものはなかった。予定調和と言うと言い方が悪い
かもしれないが順等に、安全運転でといったところだろうか。
<新日本フィルハーモニー交響楽団 新・クラシックへの扉第7回>
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
ヴァイオリン:ペク・ジュヤン
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:梅田俊明
2010年6月19日 すみだトリフォニーホール
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