La vita e bella

前のことを、たらり・たらりと書いています。ニューイヤー・コンサートのことすら書いていなかったこの怠慢さ…。

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今日は「第九」のオーケストラ合わせがありました。今年は既に二人の指揮者、二つの楽団で
依頼演奏で「第九」を歌う機会があり、今回が我々の「本来の」第九ということになります。





舞台上には16型の大きな編成のオーケストラが並びます。すぐ右前にはバス・トロンボーン、
正面にファゴット・セクション、やや左に総勢18名の低弦。オーケストラの中でもとりわけ
好きな楽器のすぐそばで歌えるとは、なんて幸せでしょう。





第四楽章冒頭のオーケストラの部分から始まります。今回使用されるマルケヴィチ版の楽譜は
合唱では強弱の指示がいわゆる一般的なブライトコプフ版などと違った指示となっていて音が
違う、音の長さが違うということはありませんがオーケストラは微妙に音や音の長さが違う
箇所があり、興味深く聴きました。





チェロとコントラバスによるレチタティーヴには聴き慣れた演奏ではつながっている音のタイが
取れていたり、逆に分かれている音がつながって長さが変わっていたりする箇所がありました。
また―個人的にとても好きな箇所なのですが―ヴィオラが奏でる歓喜の主題に乗ってくるファゴット
のソロは数音がオクターブになっているようで、面白い音形になっていました。きっと、スコアが
頭に入って聴いていれば他にも新しい発見があるのかもしれません。





さて、美しいオーケストラの箇所が終わると自分が歌う番です。飯守先生の指揮はいつになく
熱く情熱的です。しかしその顔の表情から求められる音楽は温かく柔らかい音楽なのです。
大編成のオーケストラとの演奏になり、飯守先生の熱い指揮を追っているとついつい力が入って
しまい冷静さを保つことが大変です。ところどころで冷静さを取り戻しつつ、先生がレッスンで
示された箇所を注意し、まさに「冷静と情熱のあいだ」です。





体力はもちろん、非常に頭も使ったオケ合わせでした。反省点も多々あり、あしたはそれらを
しっかり頭に入れて歌えるよう、肝に銘じます。

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