La vita e bella

前のことを、たらり・たらりと書いています。ニューイヤー・コンサートのことすら書いていなかったこの怠慢さ…。

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ヴァルトブルク城で一番の楽しみはこの場所です。そう、「タンホイザー」に出てくる歌合戦
の舞台「歌の殿堂」です。





9月に飯守泰次郎先生の指揮でこの「歌の殿堂」への入場の場面を歌う機会に恵まれたので、
実際にその場所を見てみたいと思いました。本当は、歌う前に見れれば良かったのですが。





「歌の間」と呼ばれる部屋から回廊を抜けると、そこにその広間はあります。いわゆる「歌の殿堂」
はガイドでは「祝宴の間」と呼ばれます。



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歌の間



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この「歌の間」での詩人たちの様子が描かれています。





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この回廊の階段を上がると…



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そこが美しい「歌の殿堂」です。ガイドでは「祝宴の間」と言われます。



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質素な雰囲気ながら美しいシャンデリアと木彫りの天井





ここがあの場面が繰り広げられた場所なんだと思うと、とても感慨深いものがありました。
しばらく無言で、ただひたすらこの広間を目に焼き付けました。
ヴァルトブルク城は1607年にテューリンゲン方伯ルートヴィヒ・デン・シュプリンガー
よって建てられ、その後に幾度となく増築が重ねられました。



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ヴァルトブルク城の回廊。建設当初は二階層でしたが、後に増築されました。





ヴァルトブルク城には密接に関係する人物が人います。まず聖女エリーザベト。1207年に
ハンガリーの王家に生まれ、ルートヴィヒ4世の許嫁としてわずか4歳にしてテューリンゲン
に渡ります。14歳の時にルートヴィヒ4世と結婚、二人は堅い夫婦愛で結ばれていました。
しかしルートヴィヒ4世が若くして従軍中に逝去すると城を追われます。その後、助けられた
伯母の元に身を寄せ、自らの寄進によって貧しいひとや病気のひとの救済に尽力しましたが
24歳の若さで亡くなりました。



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エリーザベトの居室



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城内の礼拝堂





死後にその墓において様々な奇蹟が起きたことを受け、エリーザベトは1235年に聖人に列せられ
ました。聖エリーザベトはチューリンゲンの守護神として自らの嫁いだ地を守っています。





もう一人の重要な人物は新約聖書のドイツ語訳を行なった人物として日本で世界史の教科書に
登場する神学者マルティン・ルターです。カトリック教会を追われたルターは消息不明になった
ことを装ってこのヴァルトブルク城に匿われ、一年ほど隠れるようにこの城で生活しながら
新約聖書のドイツ語訳を完成させました。その時ルターが使用していた書斎を、現在でも見学
することができます。



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ルターが新約聖書のドイツ語訳を行なった書斎
<イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団日本公演>


ストラヴィンスキー:春の祭典
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」



管弦楽:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団


指揮:ズービン・メータ




2010年11月6日 東京文化会館
今シーズン注目の客演指揮者インゴ・メッツマッハーが登場。聴きに行けなかったが先日の
「悲愴」が物凄いテンションだったという話をロビーで小耳にはさみ、余計な情報が入って
「そういうの」を予想してしまったせいか、ひときわ全体としての折り目正しさが印象に
残る。





大袈裟なテンポの揺らし方や極端にオケを煽って鳴らすこともなく、冷静かつ明晰で集中度
の高い演奏だった。全体にしっかり健闘していた中にあってホルンセクションに小さなもの
ではあるが瑕が散見されたのが残念だった。弦の朗々とした鳴り(低弦も非常にずっしりした
堂々とした響きで素晴らしい)や木管の美しいアンサンブル、ティンパニなど非常にレベルの
高い演奏だった。





客席の反応も非常に良く(余談だがフライング拍手もなくいい余韻が保たれた)メッツマッハー
は快く迎え入れられたようだ。







<新日本フィルハーモニー交響楽団 第470回定期演奏会>


マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」



管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団


指揮:インゴ・メッツマッハー





2010年11月6日 すみだトリフォニーホール
9月に飯守泰次郎先生の指揮で「巡礼の合唱」「歌の殿堂」を歌う機会に恵まれたので、その
舞台であるヴァルトブルク城を訪ねることにしました。





ライプツィヒから電車で約一時間半のアイゼナハからバスに15分ほど揺られます。バスを降りて
10分ほど清々しい山道を歩いて上るとヴァルトブルク城に辿り着きます。



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ヴァルトブルク城へ続く道





山道を抜け石畳の道を進むと視界が開け、堂々たるヴァルトブルク城の姿が目に入ります。



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ヴァルトブルク城の勇姿



城の塔が工事中でシートをかぶってしまっていたのが残念でしたが、堂々とした姿です。城の中は
もちろん見学ができます。







(続く)

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