La vita e bella

前のことを、たらり・たらりと書いています。ニューイヤー・コンサートのことすら書いていなかったこの怠慢さ…。

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久しぶりのみなとみらいホール。小泉和裕ブラームス・プログラムということで初めて
神奈川フィルを聴きにやってきた。前半に矢野玲子を迎えてヴァイオリン協奏曲と、後半に
交響曲第1番





矢野玲子は3年ほど前から新日本フィルなどでブルッフやチャイコフスキーの協奏曲で強い
印象を残しているヴァイオリニストだが、今回のブラームスでもテクニックの素晴らしさは
もちろんのこと、堂々としたスケール感を見せつけてくれた。第一楽章での威風堂々とした
音楽づくり、第二楽章では繊細ながら朗々と歌うフレージングの美しさを感じさせ、第三楽章
では弾けるような活き活きとした音楽。プログラムのインタビューでも「子どもの頃から夢
にみる程弾きたかった」と語っているブラームスだけに、入魂の演奏だった。





後半の交響曲第1番は「集中と燃焼」と表せばいいのだろうか、密度の濃い素晴らしい演奏
だった。奇をてらわない重厚長大なブラームスで、特に弦がとても良く鳴っていたように思う。
第一楽章で炸裂するホルンとティンパニはひとつひとつの音の粒がしっかりとしていたし
木管も特に緩楽章の美しさが印象に残る。弦楽器は第二楽章の朗々とした歌心と、それとは
打って変わって熱く燃えた第四楽章が聴かせどころだった。小泉の棒のもとに見事な集中力
で燃え、聴いていて力を抜くところのない、そんな素晴らしい演奏だった。







<神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第264回定期演奏会>


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
      交響曲第1番 ハ短調 Op.68



ヴァイオリン:矢野玲子


管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団



指揮:小泉和裕




2010年6月26日 みなとみらいホール

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