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ティアラこうとう主催で「真夏の第九」というコンサートが開かれた。合唱は公募オーディション
で募った合唱団、飯守泰次郎先生指揮の東京シティ・フィルとの共演だ。
飯守先生は現在「マルケヴィッチ版」によるベートーヴェン交響全曲演奏会を行なっている最中で、
自分もその中の「第九」に乗る予定になっているし、今回はどんな演奏をするのだろうかと思って
楽しみにしていた。
今回の演奏は第一ヴァイオリンが6プルトという小さい編成で、配置は典型的な対向配置になって
いた。いざ演奏が始まると弦はビブラートを極度に抑えたピリオド奏法に近い演奏だった。後から
聞いた話ではやはり今回はベーレンライター版を使い、しかしホールの音響などを考慮して完全な
ピリオド奏法やベーレンライター版の指定通りの演奏にはしないという形だったようだ。
というわけでベーレンライター版使用ながら全体的には現代のスタンダードな第九のように豊潤で
スケールの大きな演奏となった。合唱は飯守先生、そして合唱指導者の指導の成果だろう、歌詞
がずいぶんとしっかりしていたように思う。流石にソプラノは高音域がかなり難しい感じでは
あったが全体のバランスも良く、熱意を、歌う喜びを感じさせる真摯な合唱だった。
<こうとう2010「真夏の第九」>
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱つき」
ソプラノ:増田のり子
アルト:小山由美
テノール:福井敬
バリトン:福島明也
合唱:ティアラこうとう真夏の第九合唱団
合唱指揮:四野見和敏
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:飯守泰次郎
2010年8月7日 ティアラこうとう
ロビーに飾られた団員からのメッセージ。中央「Freude」の上には飯守先生も。
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