La vita e bella

前のことを、たらり・たらりと書いています。ニューイヤー・コンサートのことすら書いていなかったこの怠慢さ…。

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新日本フィルの新シーズン、本拠地トリフォニーホールでの開幕はヴェルディ「レクイエム」
昨シーズンあたりからスケール感がさらに増し重厚になってきているアルミンクと新日本フィル
だが、今回の演奏でもヴェルディらしい激しさ――特に終曲の「リベラ・メ」における情熱の
炎――が見事だった。しかし最後の理性は失わずしっかりとまとまった演奏、このバランス感覚
がたいしたものだ。





ソリスト陣はソプラノのノルマ・ファンティーニがとにかく素晴らしい。透明感ある美しい声、
情熱に乗ってドラマティックに伸びる見事なヴェルディ歌いだ。彼女の素晴らしい歌唱が3人の
ソリスト、さらに合唱をさらに良く聴かせたように思う。メゾ・ソプラノのプルデンスカヤ
やや存在が薄れてしまった感はあったがテノールのマカリスター、ずっしりとした響きを聴かせた
バスのルーカスと、最高の功労者ファンティーニと共に良い歌手が揃った公演だった。7月にも
見事な歌唱を聴かせてくれた栗友会も素晴らしいハーモニーを聴かせてくれた。





余談ながら隣の席には小さな男の子。開演前、その向こうが2席空いていたので親御さんが来る
のかと思いきや別の席なのかとうとう開演まで現れず。「ちゃんと聴いてられるのかな?」と
ちょっと心配していたのだが、これが途中で若干飽きてきた風でもあったが最後まで大人しく
聴いていて感心。聞けば小学校2年生。音楽が好きだという。彼が未来の定期会員にでもなって
くれたら、それは嬉しいことだ。







<新日本フィルハーモニー交響楽団 第467回定期演奏会>


ヴェルディ:レクイエム


ソプラノ:ノルマ・ファンティーニ
メゾ・ソプラノ:マリーナ・プルデンスカヤ
テノール:スコット・マカリスター
バス:ラルフ・ルーカス


合唱:栗友会合唱団


管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団



指揮:クリスティアン・アルミンク





2010年9月11日 すみだトリフォニーホール

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