La vita e bella

前のことを、たらり・たらりと書いています。ニューイヤー・コンサートのことすら書いていなかったこの怠慢さ…。

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ウィーンの大晦日

ミュンヘンに二泊し、ウィーンに移動です。朝の便だったのでウィーンまでのフライトは短時間
ですが食事をしたあと爆睡でした。





ウィーンには10時過ぎに着きました。ホテルに荷物を預けて外に出ます。街はとても賑やかです。
日本のようにおせち料理を作るなどということはないようですが、食料品のデパートやスーパーは
かなり繁盛しています。



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買い物客で賑わう王宮前の通り





街の中心部にはイルミネーションのシャンデリアが飾られ、シュテファン広場にある案内所では
街のあちこちで行なわれる年越しイベントのパンフレットが配られています。



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イルミネーションのシャンデリア





道のあちこちにある三角屋根はスタンドで、名物のオレンジパンチ(オレンジリキュールベースの
暖かいお酒)やグリューヴァイン(暖かいワイン)、プレッツェルソーセージなどを売っています。



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スタンドで酒を飲んだり軽食を食べたり。





夜は国立歌劇場で恒例の「こうもり」です。
今年最初のコンサートとなったのは新日本フィルの名曲シリーズ。指揮はマエストロ飯守泰次郎。
なんと正月に左肩を脱臼骨折してしまったそうで会場ロビーには医師の許可を得て左腕を固定し
右手のみで指揮する旨の掲示が。





いざ本人が登場すると会場からはどよめきが。燕尾服の上から白い大きなバンドルを身体に巻き
つけるようにして左腕を固定しているのだ。痛々しい姿…。しかし、指揮をはじめるといつもの
アクロバティック(?)な情熱溢れる指揮ぶり。片手しか効かない分、むしろいつもよりも右腕が
動き脚が動き、声が出ていたような気がする。





前半にはベートーヴェンの「コリオラン」序曲と稲垣路子を迎えてハイドンのトランペット協奏曲。
伸びやかな音であると同時に高音から低音までむらがなく安定し、心地よい響きのトランペットだ。





後半はブラームスの交響曲第1番。ゆったりとしたテンポ、ずんずんと響く低音で出だしから重厚
な響きにホールが満たされる。左腕の分も右腕が頑張っているとはいえやはり片腕だけには変わり
ない。事情が事情なだけにオーケストラの集中力はいやでも高まりそれが聴衆にも伝わってきた。
木管の緊張感あるしっかりとした響きも見事ならば弦も朗々とよく歌う。第二楽章でのコンマス
崔氏のソロ、それはもう素晴らしいこと。ドラマティックにたっぷりと聴かせるあのソロ、忘れ
がたいものがある。





第四楽章冒頭の緊張感とホルン以降の暖かさの対比も素晴らしかったし、クライマックスにおける
推進力も見事なもの。聴き終わったあと妙に充実感が残ったのだった。







<新日本フィルハーモニー交響楽団 新・クラシックへの扉第11回>


ベートーヴェン:序曲「コリオラン」Op.62
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.Vlle-1
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68



トランペット:稲垣路子


管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団




指揮:飯守泰次郎




2011年1月22日 すみだトリフォニーホール

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