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裏社会で、最悪のトラブルをひきうける通称「ジョーカー」。
着手金は100万円、仕事は「殺し」以外の全て。
この作家久しぶりの短篇集シリーズものの2作目です。
ボリュームのある長編と違って読みやすさはあるのですが、
バリバリのハードボイルドなので、酒で表現すると
「ウイスキーのロック」か、「日本酒の淡麗辛口」ってところかな。
今作では「ジョーカー」の過去が明らかになっていきます。
初仕事の依頼人や、15年前、20年前の依頼人が現れ、
解決されていなかった過去のトラブルにケリをつけるなど、
ちょっと変わった切り口で話が展開します。
登場人物が極めて少ないので、感情移入しやすいのも
このシリーズの特徴かな。
そして、お気に入りがこの本の「装丁」。
書店で見かけたら是非、手にとってみて下さい。
ちなみに「ジョーカー」とはトランプの七ならべに使う「それ」で、
依頼人のトラブルを解決するということです。
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