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先週、偶然見た新聞で、お気に入り作家の「講演会」の記事を見つけ、
入場無料というのにも惹かれ(!?)行ってきた。
「活字を動かす表現者たち」という講座で、会場は札幌市内の高校。
高校の校舎に入ったのは10数年ぶり(!?)。
この高校では、「学校図書館講座」というものを企画していて、
昨年末から「活字をめぐる冒険者たち」と題し、
出版社や書店の方などの作る側の講演を開催。
出版社、編集者、書店の店主、という3回のシリーズを終え、
今回からは、「活字を動かす表現者たち」と題して、
道内で活躍する作家に講演してもらうことになったとのこと。
会場が高校内の図書館なので、大々的な告知が無かったためか参加者は少なめ。
しかしながら、「日本推理作家協会賞」を受賞している程の作家なので、
新聞社や雑誌社などが取材にきていた。
「活字とは?」という話から始まり、「ジャーナリズム」についての話、
そして、興味深かったのは「今の若者に言いたかった」という、こんな話。
「近年、嫌な事件やニュース(殺人や重大犯罪)が多くなったと思われがちだが、
それは間違いで、実は殺人事件等は昔から比べると減っている。
なぜ、そんな錯覚するのか? これは、興味本位で放送するTVのニュース番組に
問題があり、どのTV局も似たような映像を繰り返し流すことによって、よりリアルに
感じてしまうからだ。TVなどの情報メディアが発達していなかった時代にも
同様の事件はあったはずだが、映像などの情報が無かったので記憶に残っていないだけ。
だから、嫌な時代なんだと信じこんだり、ネガティブにならないでほしい。」
・・・確かにその通りだと思う。
TVの無い時代は、新聞やラジオでは地元のニュースが主で、
違う土地での凶悪犯罪なんて見聞きする機会は無かっただろう。
現在はTVの普及によって、全国のニュースをほぼ全国で同時に見ることができる。
映像で見るというのは、かなりリアルな情報を得るということ。
いろいろな情報を入手できるというメリットがある半面、
同じようなニュースを繰り返し見ることで、凶悪犯罪に限らず、
事件が増えていると錯覚しまう大きな危険があると言うことだろう。
作家という顔を持つだけではなく、TV・ラジオへの出演や、
講演も多くこなしているそうで、多岐に渡って興味深い話を聴くことができた。
次回の講師は、北海道を拠点にするフリーランス記者。
ルポライターの話というのは、いろんな「裏事情」が聴けそうだし
行ってみたいけど、平日の18:00に郊外の高校へ行くのは厳しいなあ。
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