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久しぶりに読書の話を書いてみようかな。 大沢在昌の「新宿鮫シリーズ」、逢坂剛の「禿鷹シリーズ」、 そして森詠「横浜狼犬シリーズ」。 彼らの作品以来、久しぶりにハマッた警察小説になります。 上記シリーズのような一匹狼ではありませんが、 それぞれのキャラクターが立っていてカッコいい。 今秋、映画化されるらしいですね。 さて、この作品は「北海道道警シリーズ3部作」といわれるシリーズの1作目になります。 当初のタイトルは「うたう警官」。文庫化にあたり改題したそうです。 ちなみに「うたう」とは、警察用語で、 「組織の不正を外部にリークし、組織を売ることを示す隠語」で、 簡単に言えば「内部告発」をすること。 北海道警察の腐敗、裏金問題の隠蔽を図るため ある警官に全て罪を被せて口塞ぎをしようと試みる警察組織の圧力と、 そんな不穏な警察組織の動きに異を唱え、 内密に自らチームを作って、警官の無実と真犯人探しを行う 警部補と骨太な刑事の面々。 タイムリミットがある中で、それぞれの思惑が絡んだストーリー展開は、 読んでいて痛快でした。 この話は、北海道警察で実際に起こった不祥事をベースに描かれていて、 実際の札幌の地名も使われているので、土地勘のある人ならとてもイメージしやすく、 ノンフィクションとフィクションの区別がつきにくいくらいリアルに 感情移入できる作品になっています。 それにしても、文庫化にあたって改題された「笑う警官」ってタイトル!? 有名な警察小説の古典・マルティンベック・シリーズと同じ題名をつける ってのもどうかと思いますが・・・。
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2009年01月26日
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