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おれて みじかくなった きいろいくれよんが、くずかごのなかに すてられました。 「ぼく、まだ かけますよ。まだ、きれいに ぬれますよ」 おおきなこえで よんだけれど、だれも ひろいに きてくれません。 「そうだ。あの ひろい そとへ、でてみよう。なにか ぼくの やくにたつことが、 あるかもしれない」 しばふのうえに ぼうやのくつが あらって ほしてありました。 くつに ついている ひよこが、なきそうな かおをしています。 「どうしたの?」 「ぼくたち、いつもどろんこで、いつもごしごし あらわれて、もう きえそうなの」 「じゃ、ぼくが きれいに ぬって あげるよ」 くれよんは、ひよこを せっせとぬってあげました。 ひよこは、とても きれいに なりました。 でも くれよんは もっと みじかくなりました。 もんのそばに、おもちゃの きいろい じどうしゃが、ぽつんと とまっていました。 「どうしたの」 「ぼくが ふるくなって きたないって、ぼうやが あそんでくれないの」 じどうしゃは、さびしそうに いいました。 「じゃ、ぼくが きれいに ぬって あげるよ」 じどうしゃは、とてもきれいに なりました。 でも、くれよんは、もっと もっと、みじかくなりました。 「ありがとう くれよんちゃん」 「よかったね。じゃ、さよなら」 くれよんは、とことこ あるいて いきました。 「どこかで やすもう」 くれよんは みちばたの きのかげで やすみました。 そこへ おとこのこが、きました。 「あ、くれよんが おちている」 と、ひろいましたが 「なんだ、こんな ちびか」 おとこのこは、くれよんを ぽんと なげすてました。 くれよんは しくしく なきだしました。 ひがくれて、そらに おほしさまが ひかりはじめました。 「おほしさまって きれいだなあ。 ぼうやは おほしさまを かくとき、いつも ぼくを つかってくれたっけ」 くれよんは ひとつの おほしさまの ひかりが とってもよわいことに きがつきました。 「ああ、ぼく おほしさまを ぬってあげたい。 こんなに ちいさくなったけれど、ぼくのからだ ぜんぶ つかってぬったら、 きっと あの おほしさま あかるくなって、げんきに ひかると おもうよ」 そのとき、くれよんの ちいさな ちいさな からだに、 おおきな おおきな ちからが わいてきました。 そして、きえそうな おほしさまに むかって、はじけるように とんで いきました☆ 使い捨ての世の中。 きたなくても、小さくても まだまだ使えるものが たくさんあるって 子どもたちに気づいて欲しい・・・☆ この絵本のように、物にも気持ちがあるって言う考え方も ひとつかなって思います。 「素朴」というのが、ぴったりの挿絵が 優しい気持ちにしてくれます☆ |
*こころの絵本*
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「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」 うさぎの バニーぼうやが たずねました。 「ぜったい なかないのが いいこなの? ぼく、なかないようにしたほうが いい?」 おかあさんは こたえました。 「ないたって いいのよ。でもね、バニーがないてると、なんだか おかあさんまでかなしくなるわ」 「じゃあ、いいこって つよいこのこと? なんにも こわがらない つよいこになってほしい?」 「まあ、バニーったら。こわいものが ないひとなんて いるかしら」 「おこりんぼは いいこじゃ ないよね。ぷんぷん おこっている ぼくなんか、おかあさん きらいでしょ?」 「とんでもない。ぷんぷん おこっているときも にこにこ わらっているときも おかあさんは バニーがだいすきよ」 ちいさな バニーは、だまって しばらく かんがえました。 「じゃあ、おかあさんは ぼくが どんなこ だったら いちばん うれしい?」 おかあさんは にっこり わらって こたえました。 「バニーは バニーらしく していてくれるのが いちばんよ。 だって おかあさんは、いまのバニーが だいすきなんですもの」 いいこって、どんなこ なんでしょうね〜♪ 都合のいいこ? それは 大人にとっての都合だったりしますよね。。。 だから、絵本を読みながら 本当は子どもが 聞きたかったかもしれない 『おかあさんは、ぼくが どんなこだったら いちばんうれしい?』 って聞いてくるかも^^☆ なんて 答えるんでしょうね〜♪ 大人だって 気になる・・・ ぷんぷん怒ってる お母さんは きらい? って聞きたくなるでしょうね〜♪
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「あなたをずっとずっとあいしてる」 |
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「ソメコとオニ」 |
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「わすれられないおくりもの」 スーザン・バーレイ(著) 小川 仁央 (翻訳) 評論社 定価:¥1050 4歳ぐらい〜 ブログ開設一ヶ月! なので、今日はとっても良いお話☆☆☆ 子どもだけでなく、大人にとっても「生と死」は理解し難いもの。 説明で分かる、納得できるものではないですよね。 子どもに「生き物の老い」と「死」について考えるチャンクを与えてくれ、 大人にとっても静かに深い感動を与えてくれる一冊です。 “賢くて、いつもみんなに頼りにされているアナグマだが、 冬が来る前に「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより」 という手紙を残して死んでしまった。 悲しみにくれる森の動物たちは、それぞれがアナグマとの思い出を語り合ううちに、 彼が宝物となるような知恵や工夫を残してくれたことに気付いていく。 そして、春が来る頃には、アナグマのことは楽しい思い出へと変わっていった。 ”〜絵本紹介より〜 イラストのアナグマはテレビやポスターなどでも見たことがあるのでは? 水彩とペンのほんわかした優しいタッチの絵です。 お話も4歳から、と紹介しましたが、3歳ごろからパラパラ見てみるのも 森の動物がたくさん出てきて楽しめると思いますよ♪ 大人の人が大切な人に贈るのもステキだと思います☆ |



