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作:村上 康成 ¥1600 講談社(1994年) 地球のベッドは きもちいいよ。 地面のごつごつは すこしいたいかもしれないけれど。 少女は、 この星の上で みんないっしょだってことを、 背中ですこし知りました。 〜〜〜作者のことば 村上康成 湖のほとりにキャンプして、1週間がたちます。 月曜日、ここへきた日。 ミナとお母さんは、水のきれいさに 息をのみました。 お父さんは、大きなマスに、もっと息をのみました。 火曜日。ガンの家族が、テントのそばにやってきました。 ミナは、テーブルの上にのぼってしまいました。 「もうすこし ここにいてもいいですか?」 と、お父さんはガンに きいてみました。 しばらく いっしょにひなたぼっこして、ガンの家族は水面をはばたきました。 水曜日。 「ちょっと遠くまで、でかけてみようか」 小さな湖がひとつだけ、風も音も、何もありません。 3人は、ふしぎなきもちになりました。 木曜日は、ハンモックでうとうと。 きのうの日やけで、きょうはすこしけだるくて、ここちよく。 金曜日は キイチゴつみ。 「はらっぱの味がするね、お母さん」 チクン!おいしいものにもトゲがある。 いっぱいになったら、ジャムづくり。 土曜日、ともだちができました。 そして、きょうの日曜日。 お父さんが、とうとうマスをつりました。 ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、しんぞうがさおを つたっていきます。 45センチの いいマスでした。 魚のつめたさ、水のつめたさが、ゆめじゃないっておしえてくれました。 お父さんは、シュラフにあおむけになって、ミナを見ました。 「あっというまの1週間だ。・・・・・・うれしいね、ミナ。 あのね、シカやクマや、鳥や魚、いろんないきものが、同じ空気をすって、 いま、いっしょにだってこと」 「じゃあ、キイチゴも、イトトンボも、ともだちも、わたしも」 「そうね、みんなみんないっしょ、この星の上でね」 と、お母さんも にっこりしました。 地面のごつごつが すこしいたいけど、なんだか地球のベッドはきもちがいい、とミナは思いました。 そして、すっぱくておいしいキイチゴの味を、思い出していました。 おやすみ☆ この夏、キャンプに参加したお子さんや ご家族で、星空のきれいな所にお出かけした方も いるんでしょうね〜♪ こんな経験はなかなか出来ないけれど、 自然の音 きれいな水 つめたい水 気持ちいい風 身近な生き物に触れる機会を 共に経験できたら、どんなにいいだろう〜 な〜んて 思っちゃいました^^☆ |
学校での読み聞かせ
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ずっとむかし、いろというものは ありませんでした。 ほとんどが はいいろで、 さもなければ、くろか しろでした。 そのころを はいいろのときと いいました。 まほうつかいが いました。 まほうつかいは、まいあさ まどをあけて そとを みわたしながら、こう いいました。 「よのなか なにか まちがっとる。 これでは、あめがやんで ひがてっても、 さっぱり わからんじゃないか。」 まほうつかいは かいだんを おりて、 うすぐらい はいいろの ちかしつへ いきました。 まほうつかいは そこで、かわりばえのしない はいいろの せかいを わすれようと、 まほうの くすりを つくったり、 じゅもんを となえて たのしみました。 あるひのこと、まほうつかいは これを ちょっぴり、 あれを ちょっぴり かきまぜました。 すると、みょうなものが できました。 「うん、これは おもしろそうだ。 もっと たくさん つくってみよう。」 まほうつかいが いえを ぬっていると、 「それは いったい なんというものですか。」 「いろじゃ。わしは あおいろと よぶことにした。」 「おねがいです。わたしたちにも わけてください。」 「もちろん あげるとも。」 こういうわけで、あおいろのときが はじまりました。 たちまち、せかいじゅうが あおいろに なりました。 もりも あおいろ。 とりも あおいろ。 いわも くるまのわもあおいろでした。 まほうつかいは、あおいろの じてんしゃにのって、 あおいろの せかいを、すみずみまで みてまわりました。 「うん、なかなか よい ながめじゃ。」 でも、あおいろは そんなに よくなかったのです。 やがて あおいろのために、 みんな、なんだか かなしいきもちになりました。 いちばん しょんぼりしていたのは、まほうつかいでした。 「だれも わらわなくなってしまった。 そういえば わしも、なんにちも わらっとらんわい。」 「なんとか しなくちゃ。」 まほうつかいは そう おもって、かいだんを おりて、ちかしつへ いきました。 まほうつかいは これをちょっぴり、あれを ちょっぴり かきまぜました。 つぼのそこに みたこともないものが みえました。 「うん、これはいける。 もっと たくさん つくってみよう。」 「それは いったい なんというものですか。」 「わしは これを きいろと よぶことにしている。」 「わたしたちにも ぜひ わけてくださいな。」 「いいとも いいとも。」 こういうわけで、きいろのとき が はじまりました。 たちまち なんでもかんでも きいろに なりました。 でも、きいろも そんなに よくなかったのです。 やがて きいろのために、みんなの めが チカチカしてきました。 まほうつかいは かべにぶつかりながら、かいだんをおりて うすぐらい きいろの ちかしつへ いきました。 まほうつかいは これをちょっぴり、あれを ちょっぴり かきまぜました。 つぼのそこに みたこともないものが みえました。 「うん、これはいける。 もっと たくさん つくってみよう。」 「これは なんというものですか。」 まほうつかいが はなを ぬっていると、きんじょのひとが ききにきました。 「あかいろじゃ。」 「わたしたちにも すこし わけてくださいよ。」 「あげるとも。あげるとも。」 こういうわけで、あかいろのとき が はじまりました。 たちまち なんでもかんでも あかいろになりました。 でも あかいろも、そんなに よくなかったのです。 やがて あかいろのおかげで みんな おこりっぽく なりました。 「こんな とんでもない いろを つくったのは、だれだ。」 みんなは まほうつかいに いしをなげつけました。 まほうつかいは だだだっと かいだんを おりて、 うすぐらい あかいろの ちかしつへ いきました。 まほうつかいは まいにち まいにち かきまぜました。 なんとか あたらしい いろを つくろうと、いろんな まほうも つかってみました。 でも、でてくるのは あお、きいろ、あか ばかり。 つぼという つぼが いっぱいになってしまいました。 あんまり いっぱいに なったので、 とうとう つぼから いろが あふれて ながれだしました。 たいへん! たいへん! 「これじゃ! これじゃ!」 まほうつかいは きんじょのひとたちを よびました。 「わしの けっさくを みてくれ。」 「こんな きれいな いろなら、めのいたいのが なおりそうですね。」 みんなは そこにあったいろを ぜんぶ もってかえりました。 たちまち どのいろを なににぬるか じょうずに きめました。 きんじょのひとたちが おくりものを もってきました。 あかい りんごに、 あおい はな、 きいろい バナナに、 むらさきの ぶどう、 みどりの はっぱも ありました。 どこも かしこも、とってもきれいに なりました。 それで、もう だれも、いろを かえてくれとは いわなくなりました、とさ☆ おヒゲを はやした 太っちょの 魔法使いさん^^♪ 灰色の世界から 始まり みんなの為に あお、きいろ、あか・・・ いろんな色を作ってくれました。 長く感じるかもしれませんが、読んでしまうと あっと言う間ですよ☆ 学校での「読み聞かせ」にも、いいかも! 他の作品も、どこか ほんわかしていて オススメですよ♪ ※かんがさんのHPの「子どもの本棚」にももっと紹介されていますよ♪
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日曜日の夜のこと。 おじいちゃんが おかしな話をしてくれたのです。 あんな すごい話、はじめてききました。 「海のむこう、おおきなでこぼこ山のそのまたむこう、 熱い砂漠を3つほどこえた またまたむこう、ちっちゃな もうひとつの海のむこう・・・・・・ ・・・・・・そんなところに、カミカミゴックンという ちっちゃな町があったんじゃ。 見た目は、そこいらの ちっちゃな町とかわりなかった。 ただ、カミカミゴックンの町には、食べものをうっている店が一軒もなかった。 カミカミゴックンのかわっていたところは 天気だったんじゃ。 一日に3回、朝ご飯と 昼ご飯と 夕ご飯の時、ふってきた。 そう、みんなの食べものは 全部、空からふってきたんじゃ。 何が いただけるかは、お天気しだいだった。 しかし、雨のふることは なかった。 http://C:\Documents and Settings\Administrator\My Documents0331_ミート_ed.jpg 雪もふらなかった。風だけが吹くという事もなかった。 雨かとおもえば、それはスープやジュースだった。 雪かとおもえば、マッシュド・ポテトやグリーンピースだった。 ときどき吹く強い風は、ハンバーガーの嵐だった。 外出する時は、お皿やコップや グラスやフォークや スプーンやナイフや ナプキンをもった。 そうやって、どんな天気になってもいいようにしとったんじゃ。 食べきれないときは、まあ、たいていはそうなんだが、 家に持って帰って 冷蔵庫にしまい、おやつにした。 そんな風に おいしい生活が続いとったんだが、ある日、天気がへんなことになった。 一日中、チーズばかりふった。それも、においのすごくつよいのが。 そして、次の日は、ブロッコリーだけがふった。それも、全部 ゆですぎのが。 そして、次の日は、芽キャベツとピーナッツバターとマヨネーズ。 食べものがどんどんでかくなり、量もどんどんふえた。 みんなこわくなってきた。しょっちゅう、強い嵐も吹くようになった。 ひどい事がおき始めた。 町の衛生局は、とうとうあきらめた。 手におえなくなったんじゃ。 みんな、生きていけるか、心配になってきた。 家の外にもほとんど出られないし、家はでっかいミートボールでつぶされそうだし、 店はしまっているし、学校は閉鎖だし。 それで、カミカミゴックンの町をすてようってことになった。 生きのびるためには、そうするしかなかったんじゃよ。 ・・・・・・必要なものだけをつんで、パンのいかだで新天地をめざした。 海の上に一週間はいたかな。そのうちようやく、ちいさな町について、 ようこそ いらっしゃいました、とむかえられたんじゃ。 パンはびっくりするほど、まだ かたかったから、それを使って、とりあえず住む家をたてた。 一番大変だったのは、スーパーマーケットに食べものを買いにいくことじゃった。 そんなこと、したことなかったんだから。 空からは、雨と雪しかふってこなかった。 ハンバーガーが頭にぶつかることもなかった。 カミカミゴックンがどうなったか、見にいこうというものはいなかったよ。 みんな、こわかったんじゃな。」 わたしとヘンリーは、おじいちゃんの話が終わるまで おきていました。 おじいちゃんが おやすみのキスをしてくれたのを、ちゃんとおぼえていますから。 以前、アテナさんブログで見かけて気になっていた絵本。 きっと、絵のタッチがあまり明るい感じがしないので 自分から、手に取ることはなかったでしょう。。。 手に取ってみたら、このお話と 絵の不思議に引き込まれ・・・ 即 購入! 『アメリカで100万部以上売れたロングセラー絵本』という帯も 納得! 他にも紹介されている方も多いですよね^^♪ 絵本に関してのTBは大歓迎ですので、お待ちしていまーす☆ 子どもが自分で読むよりも 読み聞かせにピッタリなのでは・・・ 小学校でも、楽しめるでしょうね♪♪♪
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目黒区美術館 「チェコ絵本とアニメーションの世界」 会場では、20世紀前半から今日に至るチェコの代表的な絵本作家28人の原画など 約200点の資料を展示。絵本の閲覧コーナーやアニメ映像の上映も交え、 多彩な創作世界を紹介する。(4月8日まで) チェコの国民的キャラクターだそうです^^☆ ちょうど、春休みですね〜♪ ご家族で美術展や博物館に 足を運んでみてはいかがでしょうか〜^^♪
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