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作:A.クリングス 訳:奥本 大三郎 ¥1000 岩波書店 むかし むかし、小さなはえがおりました。 なまえは、パトゥーシュといいました。 パトゥーシュは、ひどくよごれた あばらやにすんでいました。 そうじなんか ちっともしていないに ちがいありません。 パトゥーシュは、かおも からだも、けっしてあらいません。 まいあさ、きんじょのごみばこをあさるのが しごとです。 しごとが かたづくと、しょくじをするために、 大きなパテのやまのうえにすわります。 そのパテは、すごいにおいがして、きみがうっかりふんだりしたら、たいへんです。 (パテのことは、よその人に口にだしていってはいけません。ウ○コとかね…) それからパトゥーシュは、きたないベッドでねむります。 かおも 手も、あらったかどうかなんてきにしません。 でも、もんだいは パトゥーシュのおとなりさんたちです。 みつばちのミレイユは、パトゥーシュはきたなすぎて おうちにはよべないとおもっていました。 それである日、パトゥーシュは せいかつをかえよう、ともいました。 まず おふろにはいり、あたまのてっぺんから足の先まであらいました。 はをみがき、しあげにあたまにリボンをつけました。 もう、きたないハエには みえません。 みつばちのミレイユが さいしょにパトーゥシュをおちゃにさそいました。 パトゥーシュは、はちみつをいっぱいたべ、 お茶をぜんぶのんで、べたべたの手を テーブルクロスでふきました。 つぎによんでくれたのは、ちょうちょうのシメオンでした。 作ってくれたおかしを、じぶんのぶんも、シメオンのぶんも、のこりもぜんぶたいらげてしまいました。 ミレイユが次にシメオンにあったとき、もちろんパトゥーシュのうわさになりました。 「あの ハエったら、おぎょうぎがわるいし、食事のしかたもさいてい」 「だから、なんどもいっただろ。いくらきれいにしたって、はえは、はえさ」 それで ふたりは、もう二度とパトゥーシュをうちに まねかないことにしました。 ある日、パトゥーシュは しらないハエにあいました。 町から来た、ハエのニトゥーシュです。 「あたし、こんなにおかしなかっこうをして、こんなにいいにおいのするハエなんか、みたことないわ」 ニトゥーシュはげらげら大声でわらいました。 それから、パトゥーシュは、ニトゥーシュといっしょに町にすんで むかしどおりの、たのしいくらしかたを するようになりました。 とっても、色鮮やかな挿絵。 キャラクターが、ハエなのに とってもかわいい☆(ウ○コの上にいてもね) いつもと違う図書館に行ったお陰で、この絵本を見つけちゃいました! 《にわの小さななかまたち》 【第2集】 ・しらみのルールー ・てんとうむしのベル ・はえのパトゥーシュ ・まるはなばちのレオン ・のみのリュース このキャラクター達に 会いたくなりません??? フランスの絵本、作者はウンガロの元デザイナーだそうです! 悪役になりがちなムシたちだからこそ、オススメしちゃいます〜☆☆☆
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外国のお話
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文:サリー・グリンドリー 絵:スーザン・バーレイ 訳:角野栄子 ¥1400 ほるぷ出版 うさぎと ろばは おなじはらっぱにすんでいました。 ろばは いちにちじゅう はらっぱのすみで、 かんがえごとをしたり、くさをたべたりしていました。 うさぎははらっぱじゅうを あちこちとびはねて、 ほうぼうにある じぶんのすあなを、でたり、はいったり。 ろばは いつも いっていました。 「わしは としよりだが、いろいろなことを しっている」 「ぼくは もっともっと いろんなこと、しりたいんだ」 うさぎは いつも いっていました。 「じゃあ、わしのしってることを なんでも おしえてあげるよ。どんなことが しりたいのかい」 「わーい、よかった。じゃ、おしえてね」 うさぎは うれしそうに はらっぱを あっちへむこうへ はしったり、ころがったり、 ぴょんぴょんとびを したりして、もどってきました。 ろばは はなしはじめました。 「それでは、どうして 空はあおいのか おしえてあげよう」 「うれしいなあ。ぼく そのこと、とてもしりたかったの」 うさぎは いいました。 ろばは はなしつづけようとします。 すると うさぎは、はらっぱじゅうを はしりまわって、黄色い花や、赤いいちごや、 白いちょうちょうをさがしにいってしまいました。 次の日、ろばはまた、どうして空はあおいのか、うさぎに おしえてあげようとしました。 でも、はなしはじめると、うさぎはすぐ おひさまや、おつきさまや、おほしさまのことを、ききたくなってしまうのです。 うさぎは はらっぱじゅうを はしりはじめました。 ろばは くさを かみかみ まっていました。 やっと もどってきたうさぎは すごくうれしそうに いいました。 「おひさまがでてるのに、おつきさまがみえることがあるんだね」 「そのことなら わしもしってるよ。 きょうの べんきょうは もう おわりにしようね」 「えーっ、どうして 空があおいのか、また べんきょうできないの。じゃ、あしたおしえてくれる?」 「もう、いちどだけだよ。でも、ちゃんとすわってきかないと、おしえてあげないよ」 「ぼく、ちゃんとすわるよ、ちゃんときくよ」 「なら、おしえてあげよう」 「わぁーい」 うさぎは うれしくって、とびあがって、それから はしって、それから ころがって…おうちへかえりました。 つぎのひ、ろばはまた、どうして空はあおいのか、うさぎにおしえてあげようとしました。 でも ろばが はなしはじめると、うさぎは すぐ どうして じぶんはとべないのとききたくなってしまうのです。 うさぎは とりのまねをして てをばたばたさせて おかをのぼったり、おりたりしはじめました。 ろばは くさをかみかみ まっていました。 でも うさぎは かえってきませんでした。 ろばは くさをたべながら、はらっぱをながめました。 「あのこは まだちいさい。なにか めんどうに まきこまれたのかもしれない」 ろばは ゆっくり あるきはじめました。 ろばは さっきより ちょっとはやあしで あるきはじめました。 ろばは うさぎがとびおりていった おかのうえに やってきました。 それから そっと だれもみていないのを たしかめると、はしりはじめました。 風が からだに ぴゅんぴゅん あたります。 「こんないいきもち、ひさしぶりだなあ」 ふもとについたろばは わらいながら、いいました。 とうとう ろばは しげみのなかに じっとすわっている うさぎをみつけました。 「しずかにして」 うさぎは ろばをみると いいました。 「しんぱいして さがしてたんだよ。なにをしてるんだい?」 「てんとうむしの せなかのてんてんを かぞえてるの」 うさぎはいいました。 「ねえ、しってる?いっぴき、いっぴき、てんてんのかず ちがうんだよ」 「ほー、しらなかったな。わしは、いろんなこと しってたつもりだったけど、そのことはしらなかった」 ろばは いいました。 「うちまで おくってってあげよう。 きょう、きみは わしに あたらしいことを おしえてくれたね。 あしたは わしが、どうして そらはあおいのか おしえてあげようね」 「でも、ぼく、もう しっているよ」 「ほーっ、しってたのかい?」 「うん、どうしてかっていうとね、ペンキが青しか なかったからさ」 うさぎは いいました。 ろばは わらいだしました。だんだん おおきなこえで。 「こんな おかしなことを きいたのは、ほんとに ひさしぶりだ」 ろばは いいました。 「さあ、わしの せなかに おのり。うちにかえろう」 「なら、ほんとは、どうして そらはあおいの?」 うさぎは ききました。 「それはね、おひさまのひかりが、くうきのなかのほこりにあたってね……」 ろばが はなしはじめると、うさぎは ねてしまいました。 「まあ、いいさ。つづきは あしたにしよう」 ろばは わらいながら いいました。 スーザン・バーレイの ほんわかした絵がピッタリなお話^^♪ このうさぎが やんちゃなチビッコにみえて 可愛くて愛しくて・・・☆ このお話のろばさんみたいに いつでも柔軟な大人でいたいな〜 やった事がないことでも 知らない事でも 素直に受け止めていたいな〜と思って オススメしちゃいます^^☆☆☆
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作:ジョン・バーニンガム 訳:長田 弘 ¥1680 ほるぷ出版 3,4歳〜 「あのベッドは もう ちいさすぎるわ ジョージ−。 パパといっしょに ショッピングセンターに行って あたらしいベッドを買ってきたほうがいいわ」 ショッピングセンターに行くとちゅうの 古物屋に 車を止めて、ふたりは 入っていった。 パパがたずねた。 「こちらに このこに ちょうどいいベッドがありますか?」 「ベッドねぇ・・・・・そうだ、どっかそのへんに、小さなふるいベッドがあったなあ」 そのベッドは すぐに 見つかった。 店のひとがいった。 「ベッドを運んできた 女の人がいってましたよ、このベッドは ふしぎなベッドなんだって。 どこへでも 自由に 旅のできるベッドなんだって」 パパとジョージ−は そのベッドを買った。 家に帰り、ジョージ−とパパは ベッドをすみからすみまで 洗ってきれいにした。 「ジョージ−みてごらん。 〜このベッドがあれば どこへでも 旅ができます。 まず 最初においのりの ことばをとなえる。そうして えーと…… 最後のことばが読めないな。Mではじまって、えーと… Yで終わることばなんだが」 「いったいぜんたい どうして そんなとんでもない古いベッドを買ったの?」 ジョージ−のおばあちゃんがいった。 「すごいんだ。このベッドでねると 旅ができるんだよ」 その日の夕方 ジョージ−は早くベッドにもぐりこんだ。 そして まほうのことばを いいあてようとした。 いいあてたに違いない。というのも・・・・・ ジョージ−はベッドにもぐりこんだまま、ふわり 町の上を 旅していた。 ジョージ−のベッドは 野原にちゃくりく。 ジョージ−は 地の精と妖精に おやすみまえのおはなしを よんであげた。 次の日の朝の食事のとき ジョージ−は何もいわなかった。 もう だれにもいわないと きめたのだ。 夕方がくると ジョージ−は すぐに部屋に引っ込んだ。 こんどは ジャングルの上を 旅していた。 ジョージ−は まいごのトラにであった。 お母さんトラと お父さんトラのところへ ジョージ−はまいごのトラをつれていった。 お母さんトラと お父さんトラはおおよろこび。 ときどき ジョージ−は 海に行って イルカとおよいだ。 その次のあさ、ベッドのまわりはびしょびしょになった。 夏休みがきた。 おばあちゃんに るすばんを頼んで 家族みんなで 海にでかけた。 夏休みのあいだは 旅するベッドのことは わすれていた。 夏休みがおわって 家にみんなでかえってきた。 「あなたに すてきなプレゼントがあるわ」 と おばあちゃんがいった。 部屋にあったのは りっぱな新しいベッドだった。 「ぼくの まほうのベッドはどうしたの」 「ああ、あのきたない 古いベッドは今日粗大ごみにだしたわ」 かいだんを かけおりると ジョージ−はそのまま 町の粗大ごみのおきばへいそいで走っていった。 ゴミ置場の門がしめられるところだったが まにあった。 がらくたをいれた かごのてっぺんに ジョージ−のベッドがあった。 ジョージ−はベッドにとびのった。 そして まほうのことばをとなえると べっどは ふわり空にうかんだ。 もし きみが いまもまだベッドにもぐりこんだままでいたければ 自分だけの まほうのことばを見つけるんだ。 そうすれば きみも きっとジョージ−のように ベッドにもぐりこんだまま 遠くまで旅することができるよ。 ほんわかした ジョン・バーニンガムの世界^^☆ 子どもの心を そのままお話にしたような そして、読者もいつのまにか世界に引き込まれているような 不思議な魅力をもっています。 お休み前には もちろんピッタリ♪ だって、今からベッドが お布団が こっそりどこかへ旅してくれたら…なんて 考えるだけでもドキドキ&わくわくしちゃうでしょう〜♪ お休み前でなくても もちろん楽しめますけどね☆☆☆
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チェコのわらべうた 絵:ヘレナ・ズマトリーコバー 訳:いで ひろこ ¥971 福音館書店 かあさんねずみが おかゆをつくった みどりのなべで おかゆをつくった このこにやった このこにやらない このこにすこし このこにたくさん このこはないた このこははねた ちびのこのこは ちょろちょろちょろ となりのへやで おかしをたべた おはなしするよ おはなしするよ わんわんわん いぬがすなやまとびこえた おはなしするよ おはなしするよ わんわんわん のはらにみずがながれてる おはなしするよ おはなしするよ わんわんわん だんろのうえでねているこ ぐっすりねむってめをさまし パンをぱくぱくたべたとさ ぱちぱちぱち とうさんおくつをかいました かあさん ベルトをかいました ねずみのしっぽでかいました ばあちゃん ぼうしをかいました くろいめんどりでかいました じいちゃん うわぎをかいました こぶたじっぴきでかいました おじちゃん けがわをかいました どんぐりいっこでかいました うちがいっけん あったとさ うちのなかには テーブルひとつ テーブルのうえには はちひとつ はちのなかには みずいっぱい みずのなかには さかながいっぴき おやおや さかなはどこいった ねこがすっかりたべたとさ さて そのねこ どこいった もりのおくまで にげてった そのもり いまはどうなった ぼうぼうもえて はいばかり そのはい いったいどこいった あめが ながしてかわのなか そのかわのみず どこいった にひきのうしが のみほした さて そのうしは どこいった とのさま おくがた たいらげた とのさま おくがた どこいった おはかのなかに うめられた おしまい 写真が見にくくて スミマセン! 実際は、カラフルで縁取りがとってもかわいい挿絵がとっても魅力的です^^☆ “わらべうた”なので リズミカルな感じも 楽しめます♪♪♪ なのに、とってもリアル。。。 異文化な部分、どんぐり一個と毛皮が交換できたり、牛を食べたお金持ちはお墓の中に入ってしまったり ・・・でも、それも わらべうたの中での事。 子どもは、子どもなりに 受け止めるものです。 図書館で見かけて、一目惚れ〜☆ 絵の魅力と 不思議な世界に 引きつけられ、 購入したいと思ったのですが、入手困難のようで残念です。 ぜひぜひ、図書館で 見てみて下さいな^^☆
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ふるくて、くずれかかった いしのかべの なかに、 ふくろうの ふうふが すんでいました。 二羽のふくろうは、くるとしも くるとしも、 とても しあわせに くらしていました。 すぐ ちかくには、ひゃくしょうやが あって、いろいろなとりが、かわれていました。 このとりたちの かんがえるのは、たべることと のむことばかり。 にわとりたちに がちょうたち、くじゃくに あひるたちは、 たっぷり たべたり のんだりすると、 こんどは、とびかかって けんかをはじめます。 ねんがら ねんじゅう、おなじことでした。 よくはれた あるひのこと、くじゃくが いしのかべのほうを ながめていると、 かべの あなのなかにいる ふくろうたちが みえました。 くじゃくは、ふしぎに おもいました。 「どうして、あのふたりは、けんかをしないのだろう?」 くじゃくは、ふくろうのところへいって わけをききにいくやくめを ひきうけました。 「いいですとも、くじゃくさん。おともだちを つれていらっしゃい。おはなししましょう」 みんな あつまってきますと、ふくろうは、はなしを はじめました。 「はるがくるのを ながめていると、ほんとうに うれしくなってきます。 あらゆるものが、いっせいに ふゆのねむりから めを さますのです」 「なつになると、わたしたちは、よびよせられるように、みどりのもりに とんでいきます。 もりでは、どのきも どのくさも、あおあおと しげっているのです」 「やがて、あきになります。 くもたちが おちかけている きのはを もうしばらくのあいだ つなぎとめておくのです」 「じめんが ゆきに おおわれると、わたしたちは また このふるすに かえってきます。 そして、ながいながい ふゆのあいだを しずかに くらしているのです」 「なんてまあ、ばかばかしい!」 にわとりたちに あひるたち、くじゃくに がちょうたちは さわぎたてました。 このとりたちには、ふくろうのきもちは さっぱり わからなかったのです。 「そんなことで、しあわせになれるはずが あるもんか!」 そこで みんなは、ふくろうたちに くるりと せをむけ、もとどおりのくらしに もどっていきました。 けれども、二羽のふくろうは、そっと からだを よせあって、 おおきな めだまを ぱちぱちさせると、また もとのように あれこれと、たのしいおもいに ふけりました。 これを読んで、あなたは どう思うのでしょう? 読んでもらった 子どもは どう思うのでしょう? どっちがいいかは 感じたままで・・・ 1966年から 伝わる名作の一冊です☆
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