マルフジ

マルフジ建築研究所のブログです。SALVE !訪問頂きまして有り難うございます。

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今回から書庫の「映画と空間」を小説など枠を拡げたいので「物語と空間」と変更します。
(物語と空間はアルゴン先生の論文タイトルから拝借しましたすいません!)

とっても奇妙な小説である( アルフレート・クビーン Alfred Kubin1877〜1959)。

少年時代の友人から突然彼が作った国(都市?)に移住の誘いが来る。
生活が保障されるということで主人公は妻と一緒にそこに移住する。ただし周囲の人間にこの国に移住する事は内緒にしなければならない。この国では晴れた空がなくいつも空は曇っている。また時代錯誤な服装に住居、そこで仕事をしている風に装うことが暗黙のルールでその装った仕事先からお金が廻ってくる。

読んでいると何となくマリー・アントワネットが田舎風に装ったプチ・トリアノン宮で、そこに居る人々は田舎の人の出立ちで過ごした事が思い浮かぶ。こういうイメージなのだろうか?(そんなかわいいものではなかった!)

ここまでは淡々と進むのであるが主人公の妻がこの土地に合わなく病んでいき亡くなった後ぐらいからまるで悪夢のような出来事が一気に次から次へとこの都市を襲う。

急に増殖する虫や動物の大群が都市を襲う、そこから発生する疫病がまた都市を襲う。
このタイトルの「Die andere Seite」は日本語タイトルは「裏面」ですが「反対側」という意味である。今の都市でも表裏一体で一歩間違えば「反対側」になってしまう事を暗示しいるような物語でしたが後半の悪夢は自分の想像域を超えていてついていかなかった。

この「裏面」は本来、画家でもある作者の挿絵が52枚ついていたらしいが作者がどういうイメージだったのか是非見てみたい。因にこの都市地図と都市全景のスケッチは挿絵についていまし

イメージ 1


ここまで想像上の街を作るなんてなかなか出来ない。

イメージ 2


最近ちょうど仕事で中国での街づくりのお手伝いしたのでよけいにそう思う。
いろいろな施設を包込むために敷地に道路や橋、川や池を配置するところから始めたのですが何処から手を付けていいのか難しかった。(こちらは風水の故郷であるので京都のように四神相応地で
対応して何とかかっこつきました。)

なおユーチューブでクビーンの描いた作品があったので興味が有る方はこちらをどうぞ!


これ見ると何となく「裏面」の世界が垣間見れます。
とっても刺激的な世界です。

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