マルフジ

マルフジ建築研究所のブログです。SALVE !訪問頂きまして有り難うございます。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 前回の投稿した「プールの観察」人を見た目で判断して白髭海賊団さんに怒られた。彼の意見は至極当然である。
このツッコミは自分も考えさせられて本当に感謝している。

 そんなタイミングで読んでいたのがこの物語!

イメージ 1
「影をなくした男」(シャミッソー著・1814出版)

 主人公に影がないことで周囲の人間から迫害される。
ストレートに「人を見た目で判断される」物語だったのである。
「すんごいタイミングでこれ読んでるな〜これも縁やな〜」と思った。

 この「影」は作者のアナロジーであり「影」と言うことで面白おかしくされているが、例えば影を「人種」「ハンディキャップのある人」に置き換えればフィクションがたちまちノンフィクションに早変わりする。

 悪魔とは知らずに何気に金持になることと引き換えに影を悪魔に譲ってしまう。影をなくしたということで迫害され見た目を気にする主人公はまた悪魔から取引を提案される。それは彼のを交換ということであった。

 喉から手が出るほど影が欲しい、影がないことで互いに引かれあっている女性の両親も(最初は金持ちであることで両親自体が彼に擦り寄ったにも関わらず)手のひら返したように婚礼に反対する。

 その悪魔との最後の取引で彼がとった行動は・・・
人に平等はないと思っている。誰だって少なかずも人よりハンディはある。
ネタバレするのでここまでとするがそのハンディを乗り越えるものは・・・

 そう言う人の行動を面白おかしくしているがアイロニーとして表現された作品だと思う。

 因みに作者はこれを少年童話として書いたようである。

その節は確かにある例えば、悪魔は人が欲しいどんなもの(どんに大きいものも)もポケットから出てくる、これってドラえもんの4次元ポケットである。150年も前だからこちらがオリジナルでは?主人公が手にした古靴はひとまたぎ世界を横断できる(これもどこでもドアに近いのでは?)

 そんな夢のある少年童話というより自分にはむしろ怪奇で「裏面」(アルフレッド・クビーン著)や「アルゴールの城にて」(ジュリアン・グラック著)等と同じくの幻想小説、日本人で言うなら江戸川乱歩のように思えた。

イメージ 2

[もうヤフーブログ終わるので過去の記事の一大セール!!(笑)]

 因みに「影」というテーマでは確か星新一の物語だったと思うけど、少年が影から影に飛びながら影踏み遊びをしている。そんな少年がある影を踏んだら影の中に子供が吸い込まれ居なくなったストーリーがある、それ読んだ時に影に戦慄を覚えた記憶がある。

また「去年マリエンバードで」(アラン・レネ監督/1961/フランス・イタリア)の「影」のカットはコントラストをつけるために影が長く加工された映像である。これも影の印象的な物語であった。

イメージ 3
「去年マリエンバードで」→https://blogs.yahoo.co.jp/marufujikentiku/45536941.html

あとは「赤影」しか知らな〜い(古いか〜)
オチがついたのでこれにて失礼!

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事