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物語と空間

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「孫子」を読んで

 先日アメリカから来日した、マティス国防長官も読んでいたという、この兵法書を読んでみた。

 目から鱗でとっても新鮮な内容であっと言う間に読んでいた。

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 あの武田信玄「風林火山」のソースもここからきていたのか!と解っただけでも大収穫だった。

 その抜粋を下記に記すと、

 「・・・故に其の速きことは風の如く、其の静かなるなることは林の如く、侵掠することは火の如く、知り難きことは陰の如く、動かざること山の如く、動くことは雷の震うが如くにして・・・・」

 この目次見るだけで軍事マニュアル大系的に分析されていることに今もって(紀元前5c)新鮮な書物である。

 兵法書であるがエコノミック(経済)ポリティック(政治)などあらゆる方面に精通する話だと思った。

 さすが中国四千年の歴史である!
 いつも行くdvdのレンタルショップでマリリン・モンロー「ナイアガラ」(1953/アメリカ/ヘンリー・ハサウェイ監督)が安売りで売られていた、これがきっかけで買って見た。

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 子供の頃の昔に淀川長治さんの洋画劇場で見た記憶はある。
記憶しているのはナイアガラの滝にボートが流され危機一髪のシーンだけ。

 さすがに子供の頃にマリリン・モンローの「モンローウォーク」は記憶してなかったようである。

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 おっさんになった今あらためて見るとマリリン・モンローの仕草の一つ一つが色っぽくてたまらない。

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 ただ歩くだけの「モンローウォーク」後ろ姿だけでこれだけ見せられる女優は後にも先にもいないと思う。
 お尻が左右に揺さぶられる歩き方見たら男なら誰でも見入ってしまう。

「モンローウォーク」は芸術である。

 当時のスーパースターのメジャーリーガー大統領も皆骨抜きにされてしまうわけがわかる。

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 しかしモンローが何故死んだのか?未だにミステリーである。
この映画「ナイアガラ」のように彼女に関わった人間が暗殺したとの説がある。

 因みに彼女が亡くなる前日大統領の弟が彼女と面会している。

 彼女が亡くなった翌年彼女と関係のあった大統領が暗殺される。
そしてまた大統領の弟も暗殺される。

 彼女に関わった人間が死んでいく
まさに映画「ナイアガラ」はそれを暗示しているような結末である。

 閑暇休題、夫を裏切る悪女役のマリリン・モンローはとても当たり役である。




 昨年末に見た映画「王女メーディア」があまりにもつまらなかったので、
そのにになったギリシャ神話(呉 茂一著/新潮文庫)中にある「アルゴー遠征の物語」(アルゴーノーツ)を読んで見た。

 紀元前3世紀の物語であるが面白くて一気にに読んでいた。
イアソンに誘われた50人ほどの個性豊かな勇者の冒険談がバラエティに富んでいた。

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 女だけの島では隊長のイアソンを筆頭に島の女性とのアバンチュールを見かねたヘラクレスがアルゴー勇者一同を今回の目的が果たせないと諫めようやく女だけの島を出発する。

 しかし次の島ではアルゴー勇者一同の女性関係を諫めたヘラクレス彼の愛していた少年が行方不明になり、その少年を失い嘆き捜し廻るヘラクレスを取り残しアルゴー一同は出発する。

 ヘラクレスというとギリシャ神話最強の勇者であるが、女性でなく少年愛でこの冒険談から脱落するとは予想外の展開が一段とこの物語を面白くしている。

 次は女面鳥身の怪鳥と翼を持つ双子の勇者の戦い、そして最大の難所である大波が荒れ狂う大岩の海峡を切り抜けようやく、目的地であるコルキスに到着する。

 彼らの目的は「黄金の羊毛」しかしそれを阻止するコルキス王、ようやく黄金の羊毛のありかにたどり着くがその宝を守護する竜がいた。ここでエロース(性愛の神/キューピット)が登場コルキス王女メディアに恋の矢を放ち、イアソンに恋をしたメディアはイアソンにギリシャに戻った曉には妻にすることを約束され(これが後のメディア悲劇の始まり)竜を眠らし黄金の羊毛をようやく手にする。

 これも物語ではエロースという神の力になっているが、いわゆるイケメンであるイアソンの調略である。このあと黄金の羊毛を奪還しに追いかけてきたコルキス王の息子(メディアの弟)もメディアを利用して惨殺する。

 ギリシャへの帰還も音楽対決があったりしながらギリシアに無事到着する。この後「王女メディアの悲劇」が続く。

 この本には載っていなかったけど拳闘(ボクシング)対決もあったり本当に個性豊かな勇者達の逸話が沢山出てきて読ませられる。

 漫画「ワンピース」と同じ感覚で読んでいた。
「ルフィ」「イアソン」「ゾロ」「ヘラクレス」「ウソップ」「楽人オルペウス」「ナミ」「メディア」「サンジ」はいない???とキャラクターをあてはめると楽しい。

 冒険ものは、いつの時代も夢があって面白い。

「刺青」を読んで

 銭湯に行くとよく刺青に出会う。
貧相な刺青もあれば、見事な刺青もあり思わず見入ってしまう彫り物もある。
圧倒的に多いのは「龍」あとは「登り鯉」「般若」なども見かける。

「刺青」というと健さんの「唐獅子牡丹」が思い浮かぶけど、銭湯で見飽きているためか男の刺青にには興味が無い。

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 しかし女体刺青となると途端に興味の針が大きく振れる。
何故だろう?「女体」と書いたけど男と違って柔らかい曲線なめらかな肌という生身に描かれ、その絵の陰影が動きなまめく。

 その女体の刺青をこの物語した谷崎潤一郎「刺青」は私の想像を超えたエロティシズムに読んで完敗した。こんなパンチのある色っぽい物語は久々であった。 マンディアルグ、川端康成を読んで以来であるが彼らのティストとも違う!

 江戸で名の知れた彫りの主人公、長年彼は理想のキャンパスを探していた。
 彼の理想のキャンパスとは若い女体、しかも美しい顔や肌だけで無く、肉の付きやその曲線までこだわったフェチズム、とうとう彼の探し求めた娘に出会う。

 その娘に彼が生涯一世一代掘りたい絵を見せる。
その絵は「八本の足を持つ女郎蜘蛛」ここで私の想像の限界を超えていた。
マンディアルグもそうだったけどこのド変態!さに感服してしまった。
そこで彼がとった行動とは!(ネタバレするのでここまでとする)

「蛇」か「蝶々」かそんなものかと予想していたが
読んだ時「八本の足を持つ女郎蜘蛛を彫られた女体を見てみたい!」と興奮してしまう。

 とにかく読んでいて、そのがムンムンと伝わってくる。
私がこの娘のキャストを今するならAKB指原さんかなと思う。
ある健康的な「娘」が刺青することで「女」豹変する。

 古来、日本では魏志倭人伝倭人が刺青をしていたことから、近代に入ってヤクザ人の専売特許みたいになっているけどそうではない。江戸時代は刺青天国のようだったがその前の日本の刺青史空白である。

 この当たり調べると面白そうである。
これだけ谷崎が面白いので「春琴抄」を次回読んで見ようと買った!

本日はこれにて失礼!
 前回紹介した映画「マダム・フローレンス夢見る2人」の実在した主人公フローレンスは音痴だけどマリア・カラスも出すのに苦労する高音が出せたらしい。

 そのマリア・カラスが主演する映画(1969/イタリア・フランス・ドイツ/パオロ・パゾリーニ監督)のDVDをある人からもらってたが、億劫でずっとパッケージのフィルムも開けられず5年程放置されているのをようやく見ることにした。

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 のっけの生け贄の儀式シーンが強烈でかなりショッキングだったけど、その後は話の筋がわからないまま終わりまで迎えた。
正直な感想何のこっちゃよくわからない!

 マリア・カラスが歌うのかというとそれも無い。
しかも彼女の演技・・・?

 映画自体もギリシャ悲劇「メディア」をベースにしたもののようであるが、
かなり脚色されていて、脚色して何を求めたかったのか理解できなかったというか、まったく面白く無かった。

 一ついいところを言うとメディアの国という設定のローケーションでトルコのギョレメ奇岩群の風景を使ったところだけは見るに値した。

 しかしロケーションにこだわったはずなのにコリントスの設定はギリシャ建築でなくピサの広場(ローマ時代でもなくルネッサンス時代!!)になっていたのはお粗末では?

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(左二本がドリス式柱、真ん中二本がイオニア式柱、右二本がコリント式柱)

 ギリシアの柱オーダー(様式)でコリント式てあるぐらいコリントス独特の有名なモーチーフが一切出てこない。こういうデティールからしても作者の我流でやっととしか感じない。

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(コリント式柱頭)

 この映画、面白くないのは私が原案を理解してないからだと思ってベースになった「メディア」を少し勉強して見ると、こちらの方は話題が豊富で読めば読むほど面白い!


 映画でも登場する主人公の夫イアソン黄金の羊毛を求めメデイアの国に向かう舟はちゃっちかったけど、その舟はアルゴー号だった(私もちょっとだけ知っている)イアソンと舟に乗っていたのはアルゴーノーツという英雄達(ヘラクレス等ギリシャのスーパースター彼らの英雄談が別にある)であったにも関わらず映画ではただの兄ちゃん達と言う感じの設定であった。

 しかもメディアの故郷でメディアの父である王からイアソンは捕らえられたのを加勢するためアフロディテキューピットに命じてメディアに恋の矢を打ちイアソンに惚れさせるようにしたり、映画で出てこない楽しい逸話が盛り沢山ではないか!

 本当は夫イアソンがメディアを捨てコリントスの王女と結婚したいのに逆上して王も王女だけでなく自分達の二人の子供も殺してしまう女の情の怖さがメデイア物語の心髄であるのにどうもそうには見えなかった。

 おかげでギリシャ悲劇「メディア」について勉強なった。
私は家にメディアより怖いのがいてるのでこの教訓は必要無い・・
私の方が悲劇である。

 その逸話を話すとページが足らないのでここまでとします(笑)









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