マルフジ

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物語と空間

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 浜村淳さんの映画解説聞いていたので「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」を見に行ってきた。

 上映していた映画館で時間がちょうど合ったので大阪ステーションシネマに初めて行ってきた。ステーションと名がついているのでてっきり天王寺かと思ったら梅田のルクアの上にあった。ここの映画館12スクリーン2500席もあってでかくてビックリした!あとで調べると関西最大級らしい。ここで一日中楽しめそうである。

 入ったスクリーン10というところは160席ほどの小ぶりのホールだったけど傾斜がついていて前の人が背が高くても視界を遮らない素晴らしい設計である。だからストレス無く映画が見れた。

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 さて、この映画(2016/イギリス/スティーブン・フリアーズ監督)の内容は「好きこそ物の上手なれ」この言葉が相応しい物語だった。

 歌が下手だけど大好きな主人公のフローレンス、彼女は不治の病であるにも関わらず医者が驚くほど長く生きた。そして彼女の夢であるカーネギーホールでコンサートをして一ヶ月後に人生の幕を閉じる。

 その彼女を支え続けたのが音楽に対する情熱と仲間であった。


 またこれが実話ということで余計に驚いた。
彼女はカーネギーホールのコンサートのアーカイブのリクエスト一番に選ばれたり、デビット・ボウイやジャズピアニストのチャールズ・ミンガスも彼女に影響されたというからビックリする。

 この物語を見て自分の夢に対して情熱を持ち続けることの大事さを教えられた。

 やっぱり、音楽は情熱である。
ギター弾いてボロカス言われても、
カラオケ歌っていて途中で曲止められても、
私もこれからはフローレンスのようにへこたれない(笑)!

オチがついたのでこれにて失礼!






映画「嵐が丘」を見て

 故この映画(1939/アメリカ)を見る気になったかというと、監督がウイリアム・ワイラーだったから、あの「ローマの休日」創った監督である。

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「嵐が丘」の原作も読んだことなく、悲劇だということも解らず何の先入観もなく見た。そんなに期待してなかったからだろうか意外に面白かった。

 主人公の娘キャッシーと拾われた子のヒースクリフ、キャッシーの父が亡くなるまでは仲良く育ち、二人は相思相愛の仲であった。ところが父が亡くなり家督をキャッシーの兄が継いだ時からこの家族の悲劇が始まる。

 兄は毛嫌いしていたヒースクリフを馬小屋の馬世話係の下人にしてしまう。このギャンブル好きの兄のおかげで家計みるみる没落していきお嬢さんであったキャッシーはお金持ちの世界に憧れ、ヒースクリフの存在が見えないようになる。

 しかしこのキャッシーを見ていると優柔不断でイライラする。ヒースクリフが好きといったり、お金持ちの伯爵子息が好きだといったり煮え切らない!!そして、とうとうキャッシーは伯爵子息の彼と結婚してしまう。

 ここからが面白くなる。失恋したヒースクリフはアメリカで一旗揚げて凱旋帰国、何とキャッシーの実家の兄の借金を肩代わりして家を乗っ取ってしまう。昔と立場が逆になる。

 そしてヒースクリフがキャッシーに近づきたいためにキャッシーの旦那の妹と好きでもないのに結婚してしまう。

 この妹は一番悲劇の主人公であるように思うのだが・・・
何となくハムレットオフィーリアのキャラとダブってしまう。

 しかし今ならヒースクリフは筋金入りのストーカーである(笑)
彼女の実家を占領し、義理の妹が実家に帰るのにかこつけてキャッシーに会うのである。

 優柔不断の女キャシーとストーカーのヒースクリフ、
「お前らええ加減にせいよ!」と言いたくなるドラマであった。
しかしこの「嵐が丘」日本で松田優作主演のものがあることを調べていて知った。こちらは是非見てみたいと思う。

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 あと映画の見所として各シーンごとのカットが明確で解りやすく時代を感じた。
この辺り「ローマの休日」に通ずるものがある。
 先日ラジオで、あまり聞きたくないのだけれど浜村淳さんの映画解説を聞いてしまった。何故聞きたくないかと言うと、解説が丁寧でその映画みないでも見た気になってしまうから(笑)。

 その映画は来月から上映する。メリル・ストリーブ主演「マダムフローレンス、夢見るふたり」(2016/イギリス/スティーブン・フリアーズ)であった。
 幸いにも解説後半を打合せで聞かなかったので助かった。

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 その浜村さんの解説でメリル・ストリーブつながりで「クレイマー、クレイマー」(1980/アメリカ/ロバート・ベントン監督)の話もでてきた、しかしこの映画見てなかったのでいい機会と見ることにした。

 ある日突然、嫁が7歳の息子を残して出ていく、その残された夫と息子のドタバタ劇がここから始まる。

 この最初の朝食シーンで、親父が息子とフレンチトーストを作る。
しかしまともにそれが出来ない。

 ラストシーン手前で裁判で親権が移って息子と親父の最後の食事となる。
その朝食時にフレンチトーストを作る。これがさりげないけど父と息子の慣れた手つきで、ボールにミルクと卵を混ぜ合わせる、そこに食パンを浸す、浸したパンを熱したフライパンで焼くと見事な連携で作られる。

 この2つのシーン見るだけで二人の関係がどれほど密接になっていたか一目で感じさせる素晴らしいカットである。映画の内容よりこの表現がとても気に入ってしまった。

 フレンチトーストと言えば、昔、香港のレストランでフレンチトースト注文したら、油で揚げた焦げ茶色のフレンチトーストが出てきてビックリしたことがある。
一緒にいたカナダの同僚が「キツネ・フレンチトースト!!」と上手いことを言っていた。

 そうこのフレンチトーストきつねうどんのキツネ(油揚げ)とまったく同じ色をしていたのである。(かくゆうこのカナダの同僚もこれより以前日本のうどん屋で「ねずみうどん、クダサイ!」と言ってみんなで大笑いされた伝説がある。彼曰く「キツネ」「タヌキ」があるなら「ネズミ」もあるはずと思ってたそうである。)

 食べて見ると見た目と違い、意外に美味しかったことを記憶する。
(最近どこかの雑誌で見たけど、この香港のフレンチトーストけっこう人気らしい)そういえばフランスにいたけどフレンチトーストなるもの見たことが無い。フランスの朝食は質素でいつもフランスパンとカフェオレボールだった。しらべて見ると図星であった。

 私は昔ロイヤルホストにあったフレンチトーストが好きだった。
フレンチトーストにあま〜いハチミツとベーコンがついていたやつ。
(めちゃくちゃカロリー高いけど)

閑暇休題、この映画最後が何となく宙ぶらりんでアメリカ映画らしからぬ考えさせる終わりであった。

因みにうちもいつ、主人公のクレイマー状態になってもおかしくない(笑)
フレンチ・トーストぐらい上手に作れるようにしておこうと思った。

オチがついたので、これにて失礼!

映画「ダカタ」を見て

 20年程前のSF映画である。

 この物語の世界ではいい職につくために勉強は必要無い。
いい世界だなぁ思ったら大間違いで、この物語の世界では持って生まれた遺伝子の優劣で就職先が決まってしまう社会だった。

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 そこに夢を持つ青年が目標に向かって挑戦していく物語である。
しかし彼の遺伝子は完全に、この世界で評価が最も低いレベルであった。

 気になったのが彼が就職したあこがれの宇宙センター(NASAのような存在)の建物。その背景にみえるのは、フランクロイド・ライトの「マリンカウンティ・シビックセンター」1962築)だったこれって未来的にみえるのか・・・?
近くで見ると古い感じがするのだろうか遠景でしかこの建物のシーンは見せてない。(下記の出典サイトに近景も沢山載ってます)

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 「それやったらジョンソン・ワックス・ビルやろ!」(1939築)(フランクロイド・ライトの作品の中で未来的に見えるなら、因みにグッケンハイム美術館は映画でよく登場するので使わない)と思った。
(下記の出典サイトにジョンソン・ワックス・ビルの素晴らしい写真あります。)

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 これなら未来の設定でも耐えられる。キノコのような柱と円の屋根スラブ(マッシュルーム・コラム構造)が連立する。その円スラブの屋根以外はガラス膜が覆って天上から光が漏れる77年も過ぎた現代でも近未来を予感させられる空間である。

 因みに私がこの映画の未来の宇宙センターとして、アメリカ映画なのでアメリカにある建築で候補あげるなら!

文句なしこれ、ニューヨーク空港TWAターミナル(エーロ・サーリネン設計)。
 今度ホテルリノベーションされるらしい、これは宿泊したい!

(下記の出典サイトにTWA空港の素晴らしい写真ばかりあります。必見!)

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 それから「カナダやろ!」とつっこまれそうですが(笑)、モントリオール万博アメリカ館(バックミンスター・フラー設計)。
 彼(バックミンスター・フラー)は地球のことを[宇宙船地球号]と提唱するぐらいだからスケールがでかい!

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 でもやっぱりレスター工科大学(ジェームススターリング設計)かな!

「おもいきり離れてる、それイギリスや!!」といわれそう(笑)。
(もう未来の宇宙センターをアメリカ建築しばりで選ぶ事はむずかしいので降参しま〜す

 言い訳ですが、この建築が一番私の中で宇宙センターのイメージを興させる。

 しかもレスターといえば、あのサッカー日本代表FWの香川選手もいる!彼が在籍している間に是非見に行きたいものである。
(これも下記の出典元のサイトにレスター工科大学の素晴らしい写真が沢山あります)

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本当は未来派のサンテリア(イタリア)やロシアンアバンギャルドの建築の方が話は膨らむが・・・・あくまでも現実に建築されたもので選んでみた。

 閑暇休題、映画のセットのキャスティングはさしおいて物語自体はサスペンスチックで引き込まれ面白かった。

 特にラストに近いシーンで主人公最大の危機、遺伝子の抜き打ち検査がおこなわれる。主人公の彼のように宇宙パイロットに憧れる息子をもつ医師が検査をした結果は・・・最大の見せ場である。

「マクベス」を読んで

 読み終わった時、これは読むものでは無く、ビジュアル的に劇でしか面白さが解らないのか?と思った。
それぐらい読んだテキストはあっさりしていた。

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読む前の創造では主役マクベスの壮絶な生き様をこれでもか、これでもかと熱く人間臭く表現している。とかってに思っていたがダンカン暗殺(前の王様)、友人であり最大のライバルのバンクォー暗殺、そして主人公マクベスがダンカンの息子マルコム敵討ちされるシーンも淡々としていて、どのシーンも肩すかしにあったような気分であった。

因果応報、自分達が裏切って得た地位をまた自分達と同じように命を追うものの幻想に捕らわれるマクベス夫婦をサスペンスチックに描かれている。この彼らの苦悩が一番の見どころであろう。

実はこの物語はほぼ一定のリズムを持つ韻文で書かれているらしい。
英語もわからないけど韻文になると余計に苦手な世界である。
俳句や和歌などの心得も無く、唯一ラジオで馴染みある浜村淳の七五調
口調しか解らない。
その世界が解らないのが残念であるが仕方がない。

前回読んだ「十二夜」があまりにも面白かったのでシェイクスピア作品全部読んでしまおうともくろんでいる。(ロミオとジュリエットベニスの商人ぐらいしか読んでいない、あとハムレットは映画で見た程度)
とにかく次に期待しようと思う。




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