丸いウォンバットの観察日記@

月末は忙しいのでなかなか更新できません orz

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ダイイングメッセージ

「丸井さんの浮気モノッ!」

開口一番、彼女はそう叫んだ。
ボロボロと大粒の涙を流している。

「ごめん」

私はうつむいて彼女から目を逸らした。

「ずっと私のこと愛してくれるって言ったじゃない。
 なのにあかりんのアイドルオンエアに参加するなんて・・・・・・」

「だってあかりんが可愛いから・・・・・・」

「私とあかりんとどっちが大事なの?」

「・・・・・・あかりん」

目を見開き信じられないといった表情を浮かべる彼女。

「・・・・・・許せない」

彼女はそうつぶやくとバッグから包丁を取り出した。

「えっ、もしかして手料理を作ってくれるってそんな訳ないよね?
 ・・・・・・じょ、冗談だろ?」

彼女は無言で包丁を構えたまま私に体当たりしてきた。
視線を下に落とすと私の腹に深く包丁が刺さっている。

「あれっ? ・・・・・・なんで?」

「丸井さんが悪いのよ」

彼女はそう言い残すと私の部屋を飛び出していった。
私はゆっくりとその場に座り込んだ。

「・・・・・・ったく。
 そそっかしいんだから指紋ぐらい消していけよ」

そう一人つぶやきながらシャツの袖で包丁の柄を拭き取る。
やばい。意識が遠くなってきた。
このままじゃ彼女が犯人だって事がばれてしまう。

まだ若い彼女を・・・殺人犯にする訳には・・・いけない。

・・・・・・わ、私は自分の血で床にメッセージを残す事にした。

はんにんはスウィじゃない


これで彼女が疑われる事はないだろう。
・・・・・・多分。






↓画像は本文とは関係ありません。

イメージ 1

アイドルオンエア

お久しぶりです。
生きています。丸井です。
また更新がストップしてみなさんにご心配をおかけしましたが
体調は無問題です。
(えっ誰も心配していないって?)

風の噂で聞いたのですが、
私がいなくてスウィさんが寂しがって
激痩せしたそうです。大丈夫でしょうか?
(絶対にないwwwww)

こうして更新をストップしていても
誰も「彼女ができて忙しいんだな」
と思ってくれないのがちょっと寂しいです。

最近すっかり放置ぐせがついてしまいました orz
また徐々にリハビリしていきたいと思ってます。



さて、本題ですが、
先日、あかりんのアイドルオンエア(アイオン)がありました☆

アイオンっていうのは有料のサービスで
出演したアイドルとチャットで
コミニュケーションがとれるというものです。
(以前きゃんちの時に参加したあれです)

あかりんとは初めてだったので
最初の挨拶はどうしようと色々と考えていました。

「初めましてダンディ丸井です」

うーん。あの人は今の芸人みたいでちょっと・・・・・・。

「こんばんは。丸井です」

ちょっとインパクトに欠けるなぁ。

などと悩んでいたら予約していた時間になり
ぶっつけ本番で接続しました。

画面は左半分にあかりんの顔が写って
右がチャット画面(文字)になります。

私が接続するとチャット画面に

「丸いウォンバットさんが入室しました」

と表示されました。
するとそれを見たあかりんが

「あー。丸いウォンバットさんだぁ
 えー、丸いウォンバットさんってあの丸いウォンバットさん?」

とおっしゃるじゃないですか。
・・・・・・えっ、あかりんが私の事を知っていてくれた。

私がもーれつに感動して目のはば涙を流したのは当然の事です。
ううっ、なみだでモニターがみえないよぉ。

結局、私の第一声(カキコ)は挨拶もなにもなく

「はい。あの丸井です」

でしたwwwww

時間は25分と短かったですが、
すごく楽しくて充実していました。
これでなにも思い残す事もなく涅槃に旅立てますwwwww

あかりんサイコー!!!


ある日、私は往人に夢の話をした。
彼はその話にすごく興味を持ち、
事件の詳しい日時、場所を聞いてきたの。

「それは運命なのかも知れないね」

「どういう意味?」

「君を救ったのはきっと俺なんだろう」

往人は訳の分からない発言に私は言葉を失った。
黙ったままの私に彼は説明を始めた。

「偶然、いやこの場合必然なのだろう。
 昨日、俺は時間逆行装置、
 いわゆるタイムマシンを作ったんだ」

「えっ・・・・・・ホントなの?」

「ああ。でも俺の発明は役にたたないモノばかりだって
 君も知ってるよね。今回もそうだ。
 遡れる時間も一定だし、未来に行く事はできない。
 つまり一方通行なんだよ」

往人はそう言ってポケットから時計のようなものを出した。

「これは僕が作った100年間時間が計れるタイマーだ。
 これを昨日タイムマシンで過去に飛ばし、昨日回収した。
 12年と32日と8時間18分。
 これがこのタイマーが過去へ遡った時間だ」

「それが私の過去とどう関係するの?」

「今夜タイムマシンを使うとちょうど君が襲われた日に着く。
 これって偶然と思うかい?
 ・・・・・・そうじゃないだろう。
 これは君を救うのが俺だっていう確かな証だよ」

「ちょっと待って!
 そんな事をしたらあなたはあの男に殴られて
 海に落ちてしまうのよ。
 それにあなたは過去に行ったきり
 もう戻って来れないじゃないのよ」

「・・・・・・心配いらない。ちょっとは俺を信じてよ。
 俺は意外と運動神経はいい方なんだ。
 泳ぎだって得意だよ」

「でも・・・・・・」

「仕方がないよ。
 だって俺が君を救わないと
 君はあの男に殺されて
 ここにはもういないかもしれないんだよ」

往人はそう言って私を優しく抱きしめた。

「そうなる事の方が俺には耐えられない」

私を抱きしめた手に力がこもる。
温かく力強い腕だった。

「過去に行って、君を救ったら
 すぐに未来に行けるタイムマシンを作って
 君の元に帰ってくる」

「お願い。絶対に帰って来てね。
 約束よ」

「ああ。絶対に。
 ・・・・・・約束する」

最後にそう言い残し、
彼は過去へと旅立った。
幼い私を救うために。






再び丸井目線。


スウィは泣いていた。
目の前に運ばれた大量の料理に箸もつけずに。

「で、彼は帰ってこなかったの?」

私の問いかけに首を激しく横に振るスウィ。

「まだ帰って来てないだけだモン。
 きっと帰ってくるモン
 ・・・・・・だから丸井さんとは結婚できないの」

そう言われると私は何も言うことができなかった。



彼が頭を殴られたせいで長い間記憶を失っていた事。
そして彼が天才じゃなくなった事。



彼が20年の歳月を経てオッサンになってしまった事。
そして私の頭部に今もあの時の傷が残っている事。




・・・・・・そう何も言えない。



                                 完


注:この話はフィクションです。
  実在のスウィさんの年齢と矛盾がありますが、
  気にしないで下さい。
  (書き終わってから気付いたww)

http://blogs.yahoo.co.jp/marui_wombat/37936476.html
↑のつづきです。



以下スウィの独白。


あれは私が二十歳の時。
彼は突然、私の前に現れた。

「お姉さん。キレイだね」

それが彼が私に投げかけた最初の言葉だった。
声の主は、可愛らしい感じの男の子だったわ。

「よく言われるわ」

ドキッとしたけど、
それを悟られまいと平静を装いながら答えたの。

「ねぇ、一緒に飲みに行かない?」

「残念ね。私、お酒は飲まないの」

不思議と彼には初めて会った気がしなかったわ。
その時は理由は分からなかったけど凄く親しみが持てたの。

「奇遇だね。俺も飲まないんだ。
 未成年だから」

爽やかな笑顔をふりまく少年。
彼は名を往人(ゆきと)と言い、
私より二歳年下の18歳だった。

「18歳ってまだガキじゃない。学生?」

「今はMITに留学してるからそうともいえるけど
 本業は違う」

「うそでしょ? えっ、ホントなの? へぇ〜頭いいのね。
 ・・・・・・じゃぁ本業は何なの?」

「魔法使いさ」

「ブッwwwwwバッカじゃなぃwwwww」

彼の発言の突飛さに思わず吹き出してしまった。
でも、彼の言う事はあながちウソとは言えなかったの。

彼はすごい天才だった。
その若さで数々の発明をしている科学者だったのよ。

彼の発明品を見せてもらった事があるけど、
それはどれも凄かった。
けど、それらのものには一つの共通点があったわ。

それは「どの発明も役に立たない」という事。

「なぜ役に立たない発明ばかりするの?」

私は当たり前の疑問を彼に投げかけた。

「それはね。使える発明というのはやっかいなんだ。
 いい方に使えば素晴らしいけど、
 悪用すれば人を傷つける道具になってしまうからね。
 軍事利用とか・・・・・・」

彼は少し悲しげな表情で答えた。

人を愛しているが信用していない。
そんな複雑な想いが心の底に横たわっていたんじゃないかな。

彼の発明で特に私が感心したのは
物質のテレポート装置だった。

テレポートといっても、
人ひとりが1mの距離を移動するのに2時間もかかり、
しかも間に障害物があったら移動できないという役に立たなさだった。



私たち二人が恋に落ちるのに時間はかからなかったわ。
それからしばらくの間、夢のような幸せが続いていた。
けど反面、私はどこか言い知れぬ不安を感じていたの。

その不安は夢の形を持って私を襲ってきたわ。
毎晩のように見る恐ろしい夢。
私が子供の頃のあの忌まわしい記憶。

あれは私が8歳の夏のある日、
私は家族で海に行っていたわ。
そこで私は丸井さんみたいな変質者に殺されそうになったのよ。
その男は鉄のパイプを振り回し私に向かってきたわ。
逃げようにも背後は崖。
飛び降りたら絶対に無事では済まないような高さだった。

ああっ、殺される。

恐怖で立ちつくした私はそう思った。

その時、一人の男の人が私を救ってくれたの。
彼は私をかばって変質者に立ち向かっていった。
鉄パイプで頭を殴られながらも必死で私を守ってくれた。

そして二人はもつれるように崖から落ちたわ。

私は慌てて母のもとに駆けて行ってそれを知らせたの。
でも、私以外だれも二人の姿を見てなくて誰も信じてくれなかった。

「ばかねぇ、きっと夢を見ていたのよ」

母は私の頭をなでながら優しくそう言ったわ。
私も成長するにつれ、それを夢だと思うようになった。

でも彼に出会ってあの夢を何度もみるようになって
あれは現実だったんじゃないかと思うようになったの。

なぜなら私を救ってくれた男性が往人にそっくりだったから。




                                   つづく


↓完結編はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/marui_wombat/37982904.html

みなさんの所では今日がエイプリルフールのようですが、
四国は時差の関係で明日が4月1日になります。
ですから明日、エイプリルフールらしい記事を書きますね。

お楽しみに!


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