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クラナド第09話「夢の最後まで」を見て、また泣いてしまいました。 |

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クラナド第09話「夢の最後まで」を見て、また泣いてしまいました。 |
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翌朝、彼女は酷い頭痛で目が覚めた。 「う、うーん・・・・・・」 頭をおさえながら、ベッドから身体を起こす。 「おはよう。やっと起きたね。ミエ」 (ミエ? それが私の名前・・・・・・?) この後の展開は昨日の朝とほとんど同じだった。 もっとも、ミエはその事実に気付きもしなかったのだが・・・・・・。 祐司の外出後、ミエはこれからどうするかを考えた。 とりあえずカナリアにエサをやる。 与えられた仕事をこなす事で安心感を得るためだった。 「あなたいい声で鳴くわね。 早く名前をつけてあげないと・・・・・・」 なにげなく部屋を見渡す。 部屋の隅にある机の上にバインダー型のノートが置かれている。 「あっ、これに色々と候補を書き上げたらいいわね」 ノートを手にし、パラパラとページをめくると、 どのページも真っ白で、何も書かれていない。 新品のようだった。 「あれっ?」 彼女はちょっとした違和感を感じ、ページをめくる手を止める。 わずかだが最初の数枚と、残りのページの紙の色が違っているのだった。 その違いはほんの些細なもので、彼女がそれに気付いたのは、 全くの偶然といって良かった。 ルーズリーフ自体は全く同じものだったが、 最初の数枚だけが若干白く、新しく付け足されたものだと物語っている。 ミエはその事にひどい違和感を感じていた。 新しい数枚と残りのページを入念に調べる。 ・・・・・・そして彼女は見つけた。 新しい用紙と古いものの境のページに、うっすらとした文字の跡を。 おそらく、なにものかが一番上のなんらかの情報が書かれたページを破り、 新しく用紙を追加したのだろう。 彼女は机の奥に置かれたペン立てから鉛筆を取り出し、 芯の側面でそのページ全体を擦った。 黒く塗りつぶされていくノートの表面から 凹みのため塗りつぶされない文字列が次々と浮かび上がってくる。 そう、それは前日に彼女によって書かれた彼女自身の行動の記録であった。 「いったい誰が・・・・・・まさか祐司さん?」 彼女は意図的に自分の記憶と記録を消し去った者の存在を確信した。 そしてそれは、この家では祐司以外にはありえない。 彼女は自らを両手で抱きしめ、恐怖に震えた。 あの優しい夫の仮面の裏側にどんな素顔が隠されているのか 想像もつかない、いや想像したくもなかった。 (私はこれからどうすればいいの? ・・・・・・私はいったい誰なの?) つづく
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