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初恋の運命的な出会いを延々と記事にしてますが、 |
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2008年07月12日
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最近、暑い日が続いていますが、 みなさん夏バテとかになってないですか? 先日、カルディで買ったハバネロサルサですが、 かなりいいです。 辛さはタバスコよりちょっと辛い程度で、期待していたほどではありませんが、 そんなに酸味が強くなくとても美味しいです☆ コッテリとした料理に良く合います。 ついついやみつきになってしまいます。 (もしかして中毒性があるのかもww) 私、かなりの頻度で使っているので、 もう半分以上使ってしまいました。 辛味の成分であるカプサイシンにはダイエットの効果もあるそうなので、 私、秋には脱メタボ宣言ができそうです♪ この心地よい辛さが食欲を刺激します☆
ああ、ゴハンが美味しいwwwww |
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カミーエはステージで踊っていた。 いつもと同じように、いつもと同じ客の前で。 店の酔っ払い客はステージ上のカミーエたちダンサーを 嫌らしい目でしか見てなかった。 彼女らがどんな凄いダンスを踊ろうとも、そんなものは期待していない。 ただ、踊り子のつけている衣装の生地の量だけが彼らの興味の対象だった。 (くだらない客だわ) カミーエは心の中でそう思いながら踊った。 彼女はただ自分の為に踊っていた。 踊りは彼女の生きる糧であり、かつ存在理由でもあった。 スウィは接客の合間、そんなカミーエの姿を潤んだ瞳で見つめている。 「いらっしゃいませ」 入口に客の気配を感じ、声を出すスウィ。 「きったない店ねぇ」 客は店に入って開口一番そう呟いた。 周囲に聞こえるような声で。 客は若く上品な女性だった。 いかにも三ツ星レストランの常連ですといった風情のその客は およそ場末のショーパブに似つかわしくなく、 誰がどうみてもここにいるのは場違いである。 それは美女の居並ぶ宝塚のステージ上に 中年のヲタクオヤジが紛れ込んだくらいの場違い加減であろう。 「店も店なら、客も最低ね」 これ見よがしに嫌味を言いながら、シルクのハンカチで鼻をおさえる。 言われた周囲の客が何も言い返さないのは、 彼女の背後にボディーガードらしき二人の屈強な男がいるからだった。 黒のスーツに身を包んだ彼らは、 冷徹なオーラを惜しみなく周囲に撒き散らかしている。 彼女の言葉に腹を立て、彼女に対し危害を加えようとするバカな輩がいれば、 容赦なく叩きのめされるであろう。 店の酔っ払い客たちはバカであったが、弱者である。 彼らは弱者なりの本能で自分より強い者を敏感に嗅ぎ分かられる。 だから誰も彼女の暴言に口を開こうとはしなかったのだ。 言いようのない重い空気が店内を包んだ。 不意に曲がやみ、カミーエのダンスが終わった。 静まりかえる店内。 誰も口を開こうとしない。 ダンスに没頭していたカミーエもさすがに店内の異様な雰囲気に気付いた。 カミーエの前にツカツカと歩み寄る女。 「お久しぶりね。カミーエ先輩」 その声を聞いて驚愕の表情を浮かべるカミーエ。 「なっ、なま子・・・・・・」 彼女の名前を口にしたまま言葉が出ない。 「落ちぶれたとは噂で聞いていたけど、まさかここまでとはね。 カミーエ先輩くらいの実力でも子供相手のバレエスクールの講師くらいなら 勤まったでしょうに何を好きこのんでこんな場末のダンサーなんかしてるの」 なま子と呼ばれた女の喋り方は丁寧な口調であったが、 そのセリフには嘲笑がたっぷりと含まれていた。 「人に教えるより、自分が踊る方が好きなのよ」 カミーエは唇をかみ締めながら答えた。 「そう。だったら私のバックで躍らせてあげてもいいわよ。 その他大勢ですけど・・・・・・ あっ、でもそれさえも無理ね。そんな素人みたいな踊りじゃあね」 なま子は腹を抱えて笑いだした。 悔しそうに目をそらすカミーエ。 「・・・・・・なにしに来たのよ。 国立劇場でプリマを張るようなバレリーナが こんな場末の酒場の素人ダンスを見に来たの訳じゃないんでしょ」 「あら? それじゃ悪い? 昔、目標としていた先輩がどんなに落ちぶれているか、 ちょっと気になっただけよ。 まさかここまで愉快なお遊戯を見せてもらえるとは思わなかったけど」 再び笑い出すなま子。 「ちょっと! さっきから聞いていたら好き勝手言ってくれるじゃない。 カミーエのダンスが素人だって? ふざけんじゃないわよっ! カミーエはすごい才能の持ち主なのよ。 私が今まで見てきた中では最高の踊り子よ」 我慢の限界を超えたスウィが、なま子の前に割って入った。 「あら、可哀想に。 こんな所にいるからあんな独りよがりの下手くそな踊りが良く見えるのね。 でもダメよ。 時にはお金を出して、ちゃんとした本物を見ないといけないわ。 カミーエ先輩が最高ってよっぽど酷いダンサーしか見た事がないんでしょ」 なま子は笑いすぎて涙を流している。 「この野郎っ!」 堪忍袋の緒が切れたスウィは 思いっきりなま子に平手打ちを食らわそうとした。 しかし、スウィの快心の一撃は完全に空をきった。 ビンタが当たろうとした瞬間、なま子はくるりとターンを決めたからだった。 それは寸分の隙もない優雅な動きだった。 そして、そのまま2回、3回と見事なターンをしてみせるなま子。 「これが本物の動きよ」 ピタリとポーズを決めて、なま子が言い放つ。 簡単なターンだったが、それだけで彼女の才能の非凡さを証明していた。 スウィはなま子の動きに見とれてしまい言葉を失った。 「愉快なお遊戯をみせてくれてありがとう。 これチップよ」 なま子はカミーエの足元に一枚の金貨を放って、 笑いながら店を出て行った。 すぐに店内は何事もなかったようにいつもの騒がしさを取り戻した。 心配そうにカミーエを見つめるスウィ。 しかし、カミーエにかける言葉が見つからない。 ステージに残されたカミーエはうつむいたままである。 やがて、糸の切れたマリオネットのように力なくその場にへたり込んだ。 彼女の焦点のあっていない瞳からはとめどなく大粒の涙が溢れている。 (私はいったい・・・・・・) 愉快なお遊戯。 自分のすべてだったダンス。 それを見事に否定されカミーエは自分の存在自体を 否定されたような気分だった。 つづく?
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