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私の名は丸井鉄道。 と言っても山手線のような環状線ではない。 私はどうしても東京に行かねばならなかった。 (あかりんに会いに) しかし、東京までの旅費は私にはない。 途方に暮れて駅前に座り込んでいた私に 一人の美しい女性が声をかけて来た。 「私の名はスウィ。時の流れの中を旅してきた女。 私は青春の幻影・・・・・・」 電波系だろうか? 言っている事が良く分からない。 「あなた東京へ行きたいんでしょ?」 「ああ」 「だったら私のパスをあげる」 そう言って彼女は青春18切符と書かれたパスを 私に差し出した。 「えっ、いいのか? こんな高価なもの」 「ええ。東京まで私のボディーガードを引き受けてくれるならね。 女の一人旅って危ないでしょ」 私は喜んでスウィの提案に乗った。 (お前といっしょの方が危険だとつっこまれそうだがww) そうして私とメー、いやスウィとの旅は始まった。 汽車の旅は意外と快適である。 特に食堂車の料理は美味かった。 ウェイトレスのタナカナは体がクリスタルガラスでできていて 光線兵器が通用しないらしいが、とても親切だ。 途中、某伯爵のオヤジ狩りに遭遇したが、 大盗賊サンゴデスの加勢もありなんとか窮地を脱する事ができた。 さて、そろそろ東京に着く頃だな。 ・・・・・・あれ? なんで山陽本線を走ってるんだろう? 「ねぇ、スウィ。列車を乗り間違えてない?」 「そんな事はないわ。こっちの方が近いのよ」 「へー、そうなんだ」 あっ、車掌のカミーエが来た。 制服の下は誰も見たことがないそうだが、 怪しげな同人誌を隠しているだろうという話である。 「え〜次の停車駅は〜・・・・・・終点、マミりん王国」 ずり落ちた腕章を直しながら車掌が告げた。 「えっ、東京じゃない? ・・・・・・スウィ、マミりん王国ってどういう事?」 私の問いかけにつらそうな顔でうつむくスウィ。 「・・・・・・あなたは一生、マミりん王国で奴隷として働くの」 「だ、騙したのかっ!」 「・・・・・・そうよ」 スウィはなぜか泣いていた。 女王の命令に逆らえず、 愛する男を裏切ったのが辛いのだろうか? 列車が駅に着くと私は兵士に取り押さえられ 牢獄へ連れて行かれた。 薄暗い牢獄の中で私は思った。 早く隻眼の宇宙海賊が救出に来てくれないだろうか? ↓画像はイメージです。
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2009年06月22日
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