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いしかわは女主人の忠告を無視して、
スウィさんのいるツンデレ喫茶に向かった。
今日の彼女はどんな格好をしているだろうか?
少しワクワクしながら店への階段を登る。
先週はエヴァのアスカのコスプレをしていた。
今週はらき☆すたのかがみの格好だといいな。
そう願っていた。
「き、きみがいしかわくんでつか?」
踊り場で怪しげなオッサンが声をかけてきた。
「はい。そうですが・・・・・・」
「あ、あなたでつね。
スウィたんに付きまとうストーカーは」
「えっ?」
考える暇を与えず、男はいしかわにぶつかってきた。
両手にしっかりとナイフを握りしめて。
「スウィたんはぼくのモノでつ。
月にかわっておしおきでつ」
「あれっ?」
いしかわの身体から力が抜けていく。
床に溢れる自分の血液で足が滑り、
ゆっくりと踊り場に倒れる。
彼が最後に見たものは、
血のしたたるナイフを手にした男の狂気に満ちた瞳だった。
そう、彼が彷徨っている森は死後の世界であった。
そこが天国なのか地獄なのか彼はまだ知らない。
バッドエンド
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