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佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁が上告棄却

7月1日17時16分配信 産経新聞
 外務省関連の国際機関「支援委員会」に対する背任などの罪に問われた同省元主任分析官、佐藤優被告(49)=起訴休職中=の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は、佐藤被告側の上告を棄却する決定をした。懲役2年6月、執行猶予4年とした1、2審の有罪判決が確定する。決定は6月30日付。

 佐藤被告側は一貫して無罪を主張。鈴木宗男衆院議員(61)=あっせん収賄罪などで1、2審実刑、上告中=を立件するための国策捜査だったなどとしてきた。

 1、2審判決によると、佐藤被告は平成12年、日本人の学者らを国際学会に参加させる費用など計約3300万円を支援委から不正に支出させ、同委に損害を与えた。また同年3月にあった、支援委発注の国後島のディーゼル発電施設工事の入札で、予定価格の元となった情報を三井物産側に漏らし、支援委の業務を妨害した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000594-san-soci

 植草一秀氏だけではない。またもやえん罪が確定してしまった。

 今年になって「国策捜査」 という言葉がだいぶ使われるようになったが、この言葉が有名になったのは、佐藤優氏の「国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて」が出版されてからであった。
イメージ 1

 佐藤優氏が罪にとわれたのは2つの事件である。その内容を佐藤優氏の「国家を斬る」より要約したい。

’愬せ件のでっち上げ


 2000年の4月にイスラエルのテルアビブで国際学会が行われた。

 そこに青山学院大学の袴田茂樹氏、東京大学大学院の田中昭彦氏、末次一郎(右派の大物、陸軍中野学校出身)氏らを、そこへ送り出すのが、佐藤氏の仕事であった。

 その資金を、佐藤氏の上司である東郷和彦氏(当時外務省欧州局長)が、外務省関係の支援委員会という組織から出すようにとの指示があった。

 その書類を部下に作らせて、決裁書を作って、川島裕外交事務次官(当時)、加藤良三駐米大使(当時、現日本プロ野球コミッショナー)から、会計課長までのサインを全部取った。

 このことが背任事件にされてしまった。

 しかもその決裁書の原本が、外務省からなくなっている。

 裁判所の論理は、佐藤氏の背後には、鈴木宗男氏がいる。だから外務省の幹部たちは、怖いからサインをしたということだ。

 

威計業務妨害


 北方領土はロシアが実効支配している。しかし、日本としては日本のものである。

 ロシアの法律に従って、小さな発電機を送ってしまうと、ロシアの管轄を認めているということになり、国際法的な日本の立場が弱くなってしまう。

 そのためには、絶対に事故が無いように実施しなくてはならない。

 その能力があったのが、三井物産であった。そのために、三井物産に対して北方領土の危険情報を与えた。

 入札価格については、聞かれたこともなければ、教えたこともない。

 だから、金を受け取ってもいないし、接待も受けていない。そういう何の見返りもないことをして、公務員生命を失うようなことをしなければならないんでしょうか。

 それをやったとしたら、不条理犯罪ですよね。

 しかし、「入札価格はわからないけど、積算価格なら分かるわ」と佐藤氏に話したことがあると言った女性は、裁判所では、「教えた記憶はないんです。しかし教えなかったという記憶もありません」と証言した。

 積算価格を外部に漏えいするよな悪事を忘れることがあるでしょうか。

 佐藤氏はやってはいないのだけども、やってはいないと言い続けると、何をやられるかわからないということで、怖くなって、やったかやらないか覚えていないという供述をしたと見ております。


    ◇

 大まかな事件の内容からは、とても佐藤氏が罪になるようなことは考えられなかった。

 これらの事件は、佐藤氏の部下による供述によって作られた事件である。

 佐藤氏によれば、

国策捜査は仲間を切り崩してシナリオをつくる

という。
 
 人間には誰しも弱点がある。佐藤氏の部下にも弱点があった。その人には小さな子供がいたにもかかわらず、愛人が二人もいたのであった。

 部下の妻も外務省の人間であった。妻が外務省に残れるようにする。妻と共に外国に赴任することもできる。愛人のことを「外」には出さない。生涯給与は外務省で保証する。

 こういう取引があり、自分で罪をかぶって、佐藤氏にも罪をかぶせてしまったという。

 「彼らは、でっち上げているという意識すらないという。彼らの曲がった目、特殊な眼鏡からすると、確かにそういう犯罪があるように見えるのだ」という。

 「いったんあると決めて、それを毎日念じていると、自ずから紙の上から、犯罪が浮かび上がってくるのが、国策捜査の構造なのである。」

 だから、政治裁判で公正な判決があるということは、最初から全く期待できないのです。

      ◇

 この本を読んで、もっともオカシイと思ったのは、「文藝春秋」の記事のことである。
 「宗男の運転手をしている外務省幹部の正体」
 とJR各線、その他の列車の中吊りに出たことだ。

 この記事を書いたのは、佐藤氏の大学の後輩にあたる人物だ。

 実は、佐藤氏は、自動車の運転免許を持っていないのだ。

 こんなおかしな話はない。ある当局筋のリークで記事を書いたと、本人から告白があったのだ。

 以前の記事でも載せた言葉であるが、
http://blogs.yahoo.co.jp/maruimarui21/59908992.html

 ナチスドイツのゲッベルス宣伝大臣の言葉で表現されている。

「嘘も100ぺん言えば、本当になる」

 ということだ。事実ではない報道も繰り返しているうちに、事実になってしまうのだ。

 また、逆に、犯罪があったとしても、報道しないという不作為によって、犯罪が犯罪ではなくなってしまうこともあると思った。

 検察だけでなく、それをとりまく、マスメディア、裁判所、警察、政治家、財界・・・ それらの権力の陰にうごめく者たちの最後の悪あがきであることを祈るばかりである。

 佐藤氏は「国家を斬る」予定であったが、どうやら、今回は国家に斬られてしまった。

 えん罪という国家の暴力に屈服しないで、闘って欲しい。


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