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 日米共同声明発表の「報道」を受けて、怒りと失望に満ち満ちている気持ちを察します。

 「最低でも県外」といっていたのが、鳩山首相の裏切りであるという「報道だけ」からの情報では、誰でも、そう思うことでしょう。

 「辺野古」の文字が、日米安全保障協議委員会(SCC)共同声明に、記載されているがために、福島瑞穂氏は、署名できなかったという。

 ぜひ、その共同声明全文を読んでみて欲しい。↓※外務省のホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/joint_1005.html
 
 辺野古の文字が記載された部分は、次の一文だけである。

 両政府は,オーバーランを含み,護岸を除いて1800mの長さの滑走路を持つ代替の施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域に設置する意図を確認した。

 語尾を良くよんでみると、辺野古に「設置する意図を確認した」だけなのだ。

 どこにも、辺野古に、「基地を移設する」とは書かれていなかった。そういう「意図を確認」しただけなのである。

 閣僚らは,『このSCC発表によって補完された,2006年5月1日のSCC文書「再編の実施のための日米ロードマップ」に記された再編案を着実に実施する決意を確認した』だけなのである。

 このロードマップに従い、昨年2月に「在沖縄海兵隊のグアム移転に係る協定」が結ばれていた。

 その協定の第1条において、グアム移転費用の一部として、日本は、28億ドルを限度として、アメリカへ資金提供を行うことを約束していた。

 第2条では、「アメリカ合衆国政府は、第9条2の規定に従い、グアムにおける施設及び基盤を整備する同政府の事業への資金の拠出を含む移転のために必要な措置をとる。」

 アメリカは、移転のために必要な措置をとると約束していた。

 ほとんど、報道されなかったが、先日下記のニュースがあった。


 アメリカでは、着々とグアム移転にむけて進んでいるようだ。鳩山首相への攻撃はあっても、このことが、ほとんど報道されないのはどうしてなのか?

 鳩山首相が5月末といっていたのは、この米議会を考えてのことだったのではないか。

 アメリカが移転をすすめるに当たっては、第3条、第9条の2が条件となる。

第3条
 普天間飛行場の代替施設の完成に向けての日本国政府による具体的な進展にかかっている。

第9条の2
 第2条に規定する合衆国の措置は、
(1)移転のための資金が利用可能であること、
(2)ロードマップに記載された普天間飛行場の代替施設の完成に向けての日本国政府による具体的な進展があること
(3)及びロードマップに記載された日本国の資金面での貢献があることを条件とする。

 資金面はともかくとして、グアム移設には、「普天間飛行場の代替え施設の具体的な進展」が必要だったのだ。

 このことを深く理解した沖縄県民はどれくらいいるのであろうか? 本土でも一般庶民の多くは、知らないことであろう。

 鳩山首相は、米議会における期限を考えて、そして、グアム移転に向けて、どうしても、「具体的な進展」を、5月末までにしなければならなかったではないでしょうか。

 沖縄県知事も、名護市長も、記事にもあるように、到底受け入れるとは考えられない。まさに、「実現性ゼロ」なのだ。

 しかし、それども「具体的な進展」を、アメリカに示すためには、具体的な地名を必要としたのであろう。だから、あえて、可能性がゼロだとわかっていても、沖縄を訪問して、具体的に行動している姿を、アメリカに見せなければならなかったと思う。

 鳩山首相が、本気で、説得できるとは思っていなかったと考えられる。

 確かに、「最低でも県外」と公言し、期待を裏切ってしまったところはある。鳩山首相をかばうわけではないが、「一歩下がって、二歩進む」とは考えることができはしまいか。

      ☆    ☆    ☆

 かいざ〜さんのコメントで大事なことを忘れていたのを思い出しました。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161680-storytopic-53.html

 ※英語が得意な方はCFRの記事を↓
 http://blogs.cfr.org/asia/2010/04/27/reality-check-on-futenma-relocation/

 CFRのスミス研究員も、
「日米両政府は先の県民大会で示された「沖縄県内に新たな米軍基地はいらない」という県民の意思を組み入れ、米軍普天間飛行場の代替地を県内に求める姿勢から脱却し、県外移設の協議を本格化させるべきだ

 といっているのだ。アメリカ議会よりに強い影響力のあるところがである。

 しかし、自民党政権が結んでしまったグアム協定が、鳩山首相の足かせとなってしまったのであろう。

 鳩山首相だけが、報道上、裏切り者扱いされているが、雁屋哲氏は、下記のように言っている。

 沖縄を米軍の基地にしたのは誰なのか。

 それは、昭和天皇である。

 昭和天皇が「沖縄にずっとアメリカ軍に存在して貰いたい」といったのが始まりではないのか。
http://kariyatetsu.com/nikki/1228.php
http://alternativereport1.seesaa.net/article/140162728.html

阿修羅の掲示板では、下記のようなコメントがあった。
46. 2010年5月30日 15:02:19: hAF0COaI9A
 日本国内の米軍がもつ抑止力と言うのは、実際には日本が再軍備し、戦争を始めないようにするためのものではないか。
 少なくとも、日本を外的から守るためのものではないだろう。

 鳩山首相は、クリントン国務長官に、厳しい一言を聞かされて、狂ったんでしょうね。そういう殺し文句が言える政治家がアメリカにはいるんですよね。その点に関しては、鳩山さんは勉強不足だったのでしょう。

 この数日の鳩山首相の目つきは異常ですね。残念ながら、もう鳩山さんには何も期待できないでしょう。

 日本国民は、これからも市場原理主義の人たちと選挙を通して戦わなければならないでしょう。民主党に政治を任せておけば良いという問題ではないですよ。
 小沢さんの政治力を監視しつつ、支援することが必要でしょうね。
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/273.html#c46

 これらのことから、昭和天皇は、日本が再軍備をせず、戦争を始めないようにするために、沖縄に米軍が存在していてもらいたいといったとも考えられると思った。

 思いやり予算という、世界的のも例を見ない制度がまかり通るのも、そのためではないか。

 「武力による平和は、武力でしか保てない」と思う。基地のない、本当の平和を私は願うのだが。

      ☆    ☆    ☆

 鳩山首相がいかにも敵であるかのような報道ばかりが目立つが、雁屋氏は、敵を間違えるなと云う。
http://kariyatetsu.com/nikki/1240.php

 本当の敵は、鳩山首相ではない。アメリカだ。

 アメリカは、自民党、官僚、マスメディアなどを背後から、金や力を利用して、日本を属国扱いしてきた。

 日本は、アメリカの属国なのだ。

日本は民主主義の国ではないのだ。

 その証拠の一つが、「年次改革要望書」である。在日アメリカ大使館のホームページからそれをみることができる。


 これらに従い、アメリカの言う通りに、日本は政治を進めてきたのである。

 ところが、昨年の政権交代以降のものは、見つけることができない。


 亀井大臣は、この会見の3分以降のところで、年次改革要望書を確認していないという。

 しかし、閣議決定したものまでも変更するように、アメリカの権益を守るために、口出ししてきているという。それに、対抗しているのが鳩山政権なのだ。

 政権交代した意味は、属国からの脱却への第一歩であろう。

 アメリカの指示によって日本の政治が行われないためにも、自民党政権時代に逆戻りさせることはできない。

 最初の記事の表題に「民主主義はないのか」とあったが、日本には、いまだに民主主義というものはないのである。

 これから、真の民主主義の日本がつくるれるかどうかの話なのである。

 その決戦が、今度の参院選であろう。

閉じる コメント(17)

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さすがに読み応えがありますね。

米国でグアム移転計画が着々と進んでいるのに
日本で報道しないのはなぜでしょうか。

とても重要なニュースなのに。
国民はニュースを選択する自由はありますが、マスコミがニュースを選択することで国民の知る権利を奪うのはちょっと違うでしょう。
その違った報道の積み重ねの上に、世論調査をされてもどうなのかなあ。と思いますね。

日本が属国であることは認めたないことです。

朝鮮戦争時も米国の補給基地に使われただけ
あんなに激しかった安保闘争も
「抑止力で日本を守る」という印籠で今までみんな疑問を持たなかったわけですからね。
エジソンじゃないけど
疑問がいっぱい湧いてきます。

2010/5/31(月) 午後 6:48 [ ろまや ]

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素晴らしい文ですね。ポチ!
成る程ね。
7月頃にどんでん返しをするのですかね?

2010/5/31(月) 午後 7:33 水無瀬より

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素晴らしい記事です。TBありがとうございます。転載させてください

2010/5/31(月) 午後 7:55 松本哲

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はじめまして。

とても解りやすいです。

転載させてくださいね。

2010/5/31(月) 午後 8:17 まる

>ゲンゴさん、ありがとうございます
メディアが「ニュースを選択することで国民の知る権利を奪う」のではなく、そもそも、アメリカの属国である日本人には、知る権利そのものが存在していないと思われます。
日本が認めなくなくとも、アメリカは属国扱いをしているのが現実ではないでしょうか。
こうやって、少しずつですが、真実が明らかになってきているだけ幸いなのかもしれません・

2010/5/31(月) 午後 8:50 まるい

>みなせさん、ありがとうございます
遅くとも、参院選挙前にそれがあれば起死回生となるように思います。

2010/5/31(月) 午後 8:56 まるい

>MDSさん、まるさん、ありがとうございます
大変幸栄に思います。

2010/5/31(月) 午後 8:57 まるい

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戦勝国の米軍基地が治外法権。

敗戦国のその指揮者の天皇、及び皇室家が治外法権。

問題はここですね。

2010/5/31(月) 午後 9:54 1082001(紫音)

>しをんさん、ありがとうございます
米軍基地では、安くお酒が飲めると聞いて、いってみたことがありますよ。その際感じたのは、日本なのに、日本ではないところにいくのだということです。パスポートはいりませんでしたが、免許証などの掲示を求められ、外国に行く気分でしたよ。
米軍基地は、大使館などと同じく、治外法権なんでしょうね。同じく、皇室も、名字がないなど、治外法権なんでしょう。
これをいかに、解決しているかが求められていると思います。

2010/5/31(月) 午後 11:51 まるい

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結局の処、我が国は、宗主国アメリカに、冊封去れた擬似民主国家と言う事です。だからこそ、参勤交代の様に、総理が変わる度、お目通りに伺ったのが、今までの日本です。無論、この様な隷属状態で良い訳は無いし、次の政権では公約に、隷属打破を打ち出して貰いたいものです。戴きます。

2010/5/31(月) 午後 11:56 [ 短足おじさん ]

>短足おじさん、ありがとうございます
そうなんです。日本は疑似民主国家だったのです。中国や北朝鮮のことをいっていられないと思います。かたちは違えど、同じような体制だったのでしょうね。
こういう状況から脱却できるかが、今度の参院選にかかっていると思います。

2010/6/1(火) 午前 0:00 まるい

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米国の対日姿勢も対北朝鮮姿勢と似ています。米国は米国の言う通りにしない国とは話し合わない主義です。普天間問題で辺野古案以外なら話し合わないという昨年からの姿勢は、まるで対北朝鮮姿勢ににています。

2010/6/1(火) 午前 11:11 [ nic*n*em* ]

>nickneemuさん、ありがとうございます
アメリカの対日姿勢が対北朝鮮姿勢と似ているのは、やむを得ないところもあると考えられます。覇権国と属国の朝貢関係が現在であっても続いているところがあると感じられるからです。
それが決していいとは思えませんが、アメリカにとっては、日本も北朝鮮も、同じ東アジア政策の一環として、同じ対応になってしまうんでしょうかね。

2010/6/1(火) 午後 10:12 まるい

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敵は残念ながら、アメリカとともに身近な「官邸」にいました・・・

シーラスミスさんは、リアリストか!?反米にならぬようガス抜きか、意見が分かれているようですね♪

鳩山総理も辞任前に、普天間の関係官僚と米国債5パーセントぐらい売っちゃえばよかったのに・・・

2010/6/3(木) 午前 1:55 かいざぁー

>かいざ〜さん、ありがとうございます
平野くんこそ、真っ先に辞任すべきでしょうね。
私も世界権力者辞典をみて、顔を見れば、なんとなく、悪人の顔つきをわかるような気がしてきました。
スミス氏の論文には驚きましたよ。どういう意図があって公表されているのか、よくわからないところもあるのですが、基地問題を解決する上で、日本にとっては、マイナスにはならないと思いました。
米国債を売るようなことを口走るだけでも、橋本龍太郎氏のように、抹殺されてしまうのではないでしょうか?そういう力も、衰えてきているとは思いますが。

2010/6/3(木) 午前 2:52 まるい

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官邸の歪みの元凶がようやくわかりました・・・

2010/6/3(木) 午後 8:57 かいざぁー

>かいざ〜さん、ありがとうございます
アメリカや官僚支配から脱却するためには、官僚の能力を超える力のある政治家がのぞまれるでしょう。
そういう政治家が現れてくることを望むしかありません。

2010/6/3(木) 午後 11:08 まるい

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