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十年前のお話の続きです。


※前篇はこちらです
http://blogs.yahoo.co.jp/marumaru1964kikei/5462598.html


…結局、K氏から直接的なご返事は頂けませんでした。

しかし、その手紙をお出してから、一月ほど後、
(※以下はK氏との関係が疑われる出来事、ということでは決してございません。
直後に起きた事実をただありのまま書き記すだけです。今もってこれは誰の仕業
なのか、まったく謎のままです)

私の家に、宛名は印字で差出人不明の、大きな茶封筒が届きました。
中身を見ると、「棄景」の初版が入っておりました。
表紙も中身も剃刀のようなもので無数に切り刻まれ、
短冊のような酷い姿にされていました。
私は激しくショックを受け、その場に倒れてしまいました。(大変恥ずかしい話ですが)
涙が零れました。私にとって一作目の初版は大切で、本当に誇りに思っていたものです。
精神的にかなり打撃で、その後長らく鬱に苦しむこととなりました。
まことにお恥ずかしい話ですが、この時精神的に潰れてしまうかと思うほどでした。
今なおこの件をこうして綴っているだけで辛い気持ちです。

もちろんこれは本当に、誰がやったかは判りません。ただハッキリしているのは、
誰かがこの時期から、このような嫌がらせをはじめられた、ということです。
こういった切り刻んだ本の送りつけは、それから七年程の間に、七回続きました。
(中をしっかり確認したのは四回、他の三回は宛名のない封筒と中の本を一瞬見た
だけで、そのまま捨ててしまいました。またそれに同調するかのように無言電話の
類も数多ございました)期間は1999年頃から2006年頃までのことです。
等間隔ではありません。私の方が廃墟の本を出し、ささやかながら話題になった時
など、それに合わせたかのように、きまって何者かから、この「送りつけ」が行われ
たのです。

その間も、K氏が上梓される写真集には次々、私の作品を傍らに置いて撮った
と思えるような類似作が載ることが間々ございました。

以上、事実であったとしても、ここにこのようなことを書くことは相応しくないの
ではないか、と随分深く悩みました。が、同時期に確実にあった真実として、
書き記そうと思い至ったのは以下の理由によるものです。

三度目の茶封筒が送られてきた時です。
破損させられた本の間に、リボンレスペーパーの切れ端のようなものが入っている
のを見つけました。
そこには…

     自殺     しちゃおう  丸ちゃん   

と上記のその文字だけが、奇妙に不均等に刷られていたのです。
相手に恐怖を与え、自殺を促すものですから、確実に犯罪行為です。この時点で
警察か弁護士に相談すべきだったのでしょう。しかしまったく情けないことなの
ですが、この時私は精神的ダメージが相当に大きく、破損本ごとその用紙を捨て、
結局誰にも相談せぬまま、内に抱えこむことになってしまいました。
この時しっかり出来なかったのは、自分が弱かったからである、と今は心から反省
しております。
再三書きますが、これは、誰がやったという証拠を辿ることはもはや困難であると
思います。ただあの時期に私を追い詰め、(実際に自殺行為に及ばなくとも、精神面
で追いつめ)プロ写真家として潰してしまえば、自分にとってプラスだと考える誰か
が、為された行いだと思います。


そして2009年1月9日、原告側が東京地裁へ訴状を提出した日、
K氏側から、マスコミ向けに出された声明のなかに、
「(丸田氏の今回の抗議と訴えは)自殺行為である…」
という言葉を見つけた時、私は当時の恐怖がよみがえってふたたび精神的に大きく
ダメージを被ることとなりました。

他者に「自殺」、という重い言葉を投げつけることは、
人間の心のルールに反することだと私は考えております。十年前より「送りつけ」
を行った方も、十年後にこの声明を出された方も、そのルールに反する方である
ことには違いない、そのことだけは、申上げさせて頂きたいと思います。

以上の件はほとんど誰にも言わず、長らく私の心の内だけに封印してきたことです。
(取材などの折りにも、このことだけはどうしても口に出せずにおりました)

この十年、私が時おり元気のない状況になり、
仕事関係の方や友人・知人たちに、ご心配をお掛けてしまったことが、
多々あったかと思います。
そのすべては、この件が原因です。
今まで皆さまにその理由をご説明することも出来ず、
多大なご心配、ご迷惑をお掛けしてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。

この十年、新しい本を出す度、「(おそらくは)この本も切り刻まれて送りつけられる
に違いない」と思いつつ書籍づくりに臨むことは、正直私にとって精神力の限界であり、
そうとう苦しいことでした。

この件は、(繰り返し申上げます。本当に誰がやったことかは判然としないことです)
ものづくりに懸命に打ちこみ、自分にしか出来ない、良い仕事をして行きたい、と必至に
誠実に、懸命に頑張られたご経験のある方でしたら、ぜったいにやることのできない
ことです。本当に酷い行いだと今でも憤っております。


(※後日、K氏は、東京地裁と私宛に、陳述書を送付されましたが、
そこでも何故か、
K氏は再度、私の今回の訴えを、 “自殺行為に等しい” と繰り返し、
明記されていました。
普段、陳述書にこういった恫喝的な
文句が印字され、提出されることは、きわめて稀だ、とのことです)


…こういう思いをする写真家は私で最後であってほしい、と切に願うものです。


×××


しかしながら、K氏側が陳述書に記載された、(丸田の今回の抗議や訴えは)“自殺行為である”
という記述は、
「本当に奇妙だ」と、書面をご覧くださった方々は
皆さま口を揃え、そのように仰られます。

確かに民事執行法絡みなどではない、この種の知的財産関連のような訴訟で、
被告が原告に対し「(自分を訴えるのは)自殺行為だ」
と物騒な言葉を持ち出し威嚇する、ということは、普段ほとんど無いそうです。

地裁と原告に宛てた第一回の陳述書にも
その上、マスコミ取材時における声明にも、
なぜ「自殺」といった重い言葉を、くり返しお使いになられたか、

たとえ比喩的表現だったにしても、
被告と被告側弁護人お二方のうちの何方が、
“自殺”という文句を再三に渡って用いられたか、
(以前の怪文との関連を、けっしてお疑いしているわけではございません。
ただ本当に、奇妙なことに思われますので…)
被告が欠席を続けられる以上、
被告弁護団の先生方にぜひ、お伺いしたい気持ちでおります。


×××


審議開始後、K氏は直接尋問を受ける一回以外、一切審議の場に出てこられませんでした。
なぜ私と顔を合わせ、
話し合いをすることが出来ないのでしょうか?
率直に不思議です。



…そして「廃墟遊戯」をご担当された、メディアファクトリーの清水能子さまにお伺いいたします。
十年前の私からの抗議の書簡を、貴女は受け取ったとも、受け取っていないとも仰らず、沈黙を守られ
ていますが、それは何故なのでしょうか? (どう考えても、貴女の許には届いているはずなのですが)
清水さまはこの件、どこまで関知されているのでしょう?


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