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本件に関し、まだ誤解をされている皆さま方へ

何度かご説明してきたつもりですが、
今もなお「同じ場所を後から撮っちゃいけないのか」「偶然似た画を撮っても訴えられるのか」
「それから自由に写真が撮れなくなるのでは?」といった流言に惑っている方がおられましたら、

ぜひ、切通理作さんのブログ http://d.hatena.ne.jp/PaPeRo/20100326
や、以下の私の拙文をぜひお読みくださいますよう、お願い申し上げます

×××

今回の件、被告側の情報操作で一番困らされたものは、
「同じ場所を後から撮っちゃいけないのか」という仰り方です。
この意見に惑って、当初こちらに厳しい調子で文句を言って来られる方がかなり多く、
本当に苦しい思いをさせられたものでした。

ですが、今まで、小説や絵の盗作が問題になった際、
「同じ文を書いちゃいけないのか」とか「似た絵を描いちゃいけないのか」
などということは、問題にすらなったことはないのです。

なぜなら、同じ文字は誰でも書けますし、似た絵も(ある程度器用であれば)描けます。
そして書くことも描くことも、個人のまったくの自由であり、
何人もそれに規制を掛ける資格などないからです。

ただ問題なのは一点、
プロがそれをやって、自作といって発表し続けるのは如何でしょうか?
という点だけです。
〈たとえばアマチュアなら、個人の楽しみや技術を磨くため、模倣から始めるのは無論、
自由です。が、しかしその模倣作を自作としてコンテストに応募してしまえば、おそらくは
厳しい批判に晒されてしまうでしょう・・・、これは、つまりはそういうことなのです〉

「自作がオリジナルであることを保証する」。
それがプロの表現者にとっては大前提であり、
コンテスト等でしたら、アマチュアであってもそこが真剣に問われます。
そういった時、その前提を勝手に踏みにじる行いをする者がいれば、それは見過ごしては
ならないことです。
(ましてや、K氏の本には私の本から誤記ごと引き写した箇所が複数ございます。つまり私の作品
を事前に見て、その上で類似作を後発した、きわめて非常識なケースだと原告側は考えております)

写真は他の表現と異なり、偶然似たものを撮り、知らずに発表してしまう率は高い、ということで、
ご心配される向きもあろうかと思います。ですが、今回この訴訟は、偶然似たものを
撮った人のことを突如訴えた、などということでは無いのです。

私と原告弁護団が、K氏に対し、問題にしているのは、
「(いわゆる)類書に、類似した写真を載せ続け、文を写し…、
批判を受けても一向にあらためず、まともにご返答もされない、そのような(K氏の)姿勢は、
ベテランのプロ写真家としては、いかがなものでしょうか?」
というところから発しているものです。
【※“同じ場所”を、ではなく、あくまで“類似した写真”を、という点を、問題にしているのです※】

それも約十年掛かりの慇懃な異議申し立ての末、
あまりに先方が、それを頭から無視され、確信犯的に盗用、無断引用を続けられたため、
やむにやまれず起こしたものなのです。
その点を(※まず一般には起き得ない、非常に尋常じゃない状況だったことを)ご理解頂きたく
思います。


(学校のなかで、カンニングや宿題丸写しの自由を認めろ、と誰かが叫べば、
それに快哉を贈る子どもも、クラスに何人かは、一時的には出てくるでしょう。
しかしそんな紛いものの自由を認めてしまったら、“本当の自由“の方が、
おかしくなってしまう、ということに、すぐ皆、気づくと思います)一旦こちら
を疑い、文句を仰ってこられた方々も、こういった説明で例外なく、皆さん
最後には分かって下さいました。
まだ、もし、誤解していらっしゃる方が居らっしゃったとしても、このブログ
をご覧頂けましたら、きっとご承知頂けるものと思っております。

私の方は今後も被告側に、そういったずるい論点のすり替えは、ぜったいに止めて
頂きたい、とこれからも訴え続けたいと思っております。
被告側の思惑通り、いつまでもその点をごっちゃにした、自由の意味を履き違えた
印象操作が流布され続けると、本当の表現の自由にとって、むしろ由々しき事態に
陥ってしまう惧れがあるからです。どうか皆さまのご理解、ご協力のほど、よろしく
お願い致します。



(※以下、余録を少しだけ)
原告弁護団の野間 啓弁護士はカメラにたいへん詳しく、技量、センス共に、ほとんど
玄人以上のレベルの方ですし、同じく原告弁護団の小倉秀夫弁護士は一貫して知的財産
を守るお仕事をなさってきた方です。
原告弁護団は長年、創作表現を愛し、表現を守るため身を尽くして来られた方々です。
その一方で、
私やその原告弁護団を、表現の敵呼ばわりし、悪評を流される、
被告に近しい(とおぼしき)若干名の関係者たちは、
時に私に向かって、平然と、「写真家としてやって行けなくしてやる、潰してやる」と
いった旨のお言葉を浴びせて来られます。まったく矛盾も甚だしいことで、それこそが
表現行為に敵対する行いであると思われます。そういった方々も、今後はどうか表現世界
の住人として、恥ずかしくない態度をおとり下さいますよう、切にお願い申上げます。


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