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レバー比とバネレート

 うんちくのコーナーです。

 ちょいと人様から、「MAS2000、バネレート18キロって固すぎない!?」とご質問を頂きました。
 ぱっと聞き、固いですよねぇ〜。MASも最初はそう思ってました。。。

 と言うワケで、今日は小学校レベルの、サスペンションとバネレートとレバー比のお話。
 いい機会を頂きましたので、ちょっと僕なりの考えを書き連ねてみます。

※よ〜〜〜くご存知の方は、ボロが出るから見ないでね♪
※ウソ800ですので、突っ込みや細かい事言っちゃいけません。
※解りやすくする為に、リンクの回転モーメント、ブッシュのたわみ、梁のたわみ等、機構学に関わる複雑な部分は割愛です。


 さて、レバー比って聞いたことあります?「レバー比」。

 「焼肉屋に言って、カルビを食った量に対するレバーを食った量」…まぁ確かにそれもレバー比かもしれませんが(爆)・・・そういうこと言ってんじゃないんです。

 順を追って行きましょう。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/8f/1c/mas_3396/folder/1266255/img_1266255_37954848_22?1212174079
 ↑バネです。
 バネの上に、1kgの重しを乗っけました。すなわち、バネに1kgfの力を加えました。
 すると、もとの全長から1mm縮みました。さて、バネレートはいくらでしょう?

 F(力)=k(バネレート) ・ x(縮み量)
  
 k = F / x = 1(kgf)/1(mm) = 1(kgf/mm)

 つまり、「1キロの重さで1mm縮むバネ」これがバネレート1キロのバネと言うことですね。
 みなさんのスプリング、何キロでしょう?
 MAS2000に付いているハイパコは18キロですので、18キロの重さで1mm縮むワケです。

 次に、これ↓
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/8f/1c/mas_3396/folder/1266255/img_1266255_37954848_23?1212174079
 ストラット式サスペンションの略図を描いたつもりですw
 適当〜?・・・いいんです。略図ですから(^^ゞ
 テコの原理、やりましたよね? 小学3年生くらい??
 支点・力点・作用点なんての。

 ホイールのセンターが1mmストロークして上昇すると、バネが1mm縮みました。当たり前ですよね。ナックルとショックアブソーバーは、ボルトで直結されているワケですから。
 これを、仮にロアアームがバネを縮めるテコだとして考えると、車体側の取り付け軸が「支点」、ナックルへの取り付け軸が「力点」、ショックのロアシートが「作用点」となります。
 力のかかる方向で見ると、力点と作用点が限りなく同一線上にありますので、実際には作用点も力点(ロアアームの右端)と同じトコロにあると考えられます。

 すなわち、
 支点〜作用点の長さ:支点〜力点の長さ=1:1
 こいつがその「レバー比」1:1のサスペンションっちゅー訳です。
 スプリング単体のバネレートが8kgf/mmなら、ホイールセンターでのバネレートも8kgf/mmになります。

 では、S2000↓
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/8f/1c/mas_3396/folder/1266255/img_1266255_37954848_24?1212174079

 MAS2000のフロントサスペンションの略図を描いたつもりです。
 すげー。だぶるうぃっしゅぼ〜ん♪
 拙い?・・・いいんです。略図ですから!!

 S2000のレバー比は、F,Rともにおよそ1:1.5程度と言われています。
 すると、上図の様になるのですが、、、実際そんな感じで付いていますよねw まぁ、ちょっとそう思って覗いて見て下さい。

 今、18kgf/mmのスプリングがセットされています。このスプリングが、1mm縮んだ状態を考えてみましょう。
 ↓その図。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/8f/1c/mas_3396/folder/1266255/img_1266255_37954848_26?1212181211

 バネレート18kgf/mmのバネが1mm縮むワケですから、作用点(ショック取り付け部)に掛かっている力F18kgfです。
 この時、レバー比が a : b = 1 : 1.5 ですから、力点(ロアアーム右端)は1.5mmストロークする事になります。

 では、実際に力点に掛けた力F´はいくらでしょう?

 支点から力点までの距離×力点に掛ける力=支点から作用点までの距離×作用点に働く力ですので、

 1.5 ・ F´ = 1 ・ F
 F´ = F / 1.5 = 12(kgf)

 という事で、12kgfの力が加わっていた事が解りました。

 もう一息!じゃぁ、実質ホイールセンターでのバネレートはいくつなの?と言うと、12kgfの力で、1.5mm縮むワケですから、

 k´ = F´/ x´ = 12 / 1.5 = 8(kgf/mm)

 出ましたw。
 とどのつまり、
「S2000の場合、18キロのバネを付けても、実質ストラットで言う8キロのバネを付けているのと同程度」
 っちゅう事なんです。

 なるほどー。
 そう考えると、まだまだ18キロでも柔コイ気がしてきますね〜。

 車って、おもしろいですなぁ〜♪ 

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